よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料8 第4期がん対策推進基本計画中間評価 委員意見一覧 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64289.html
出典情報 がん対策推進協議会(第92回 10/6)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

No.

各ブロック

評価される点

#(指標番号)

更なる取り組み、又は改善等が必要な点
○まだまだ増え方が足りないと思われる。
○通院・入院中のがん患者でリハビリテーションを受けた患者の割合が40%台というところは更なる取り組みが求められるのではないか。
○実際にリハビリテーションを受けた患者の割合は 43.5%にとどまっている。リハビリのニーズや必要性を踏まえると、この水準が適切かど
うかは検討が必要である。必要な患者が確実にリハビリを受けられる仕組みの整備や、患者自身がリハビリの重要性を理解しやすい説明・相
談体制の強化が求められる。
○アウトプット指標では、知識や技能を有する医師や療法士が配置されている割合は多いものの、中間アウトカムではリハビリを受けた患者
の割合が半数を切っている。退院後の通院となった場合、

58 中間アウトカム指標

215201

○ベースライン値42.4% 中間43.5%と

「病院でリハビリを受けるのではなく、民間で受ける人が増えたからなのか」「民間の受け入れ先が(とくに小児は)見つからず、リハビリ

増加していることは評価できる。

を受けられていないのか」は、検証が必要なのではないか。
○アウトプット指標が中間アウトカムに寄与するロジックは理解できるが、その結果、何がもたらされたのかを測る指標がない。

○分野別アウトカムの指標に、患者に生じた良い影響を置く必要がある。
○入院中=治療中の限定的な期間のQOL、通院中=生活全般におけるQOLであり、通院と入院中では、評価の基準や解釈が異なる。現状の
「最終アウトカム指標=自分らしい日常生活を送れている(判定A)」と結びつけるには不十分である。

59 分野別アウトカム指標

200001

○ベースライン値より測定値(中間)
が高い値を得た状況は評価できる。
○現在自分らしい生活が送れていると ○成長期にある小児がん患者においては、OT・PTなどの関わりが退院後の発達・学校生活・社会生活に大きな影響を与える。
感じるがん患者の割合は増加している

晩期合併症との関連もあるため、評価が必要と考える。
○「がんの死亡率の減少」と相関は認められるが、診断後のさまざまな治療が「がんの死亡率の減少」に寄与する要因として考えられ、第5期
に向けて、「リハビリテーション」との因果関係として妥当か検討が必要である。患者のQOLの向上など新たな指標の設定が必要である。
○「現在自分らしい日常生活を送れていると感じるがん患者の割合」は患者体験調査に基づく値である。令和3年9月3日の厚生労働省・第2回

60 最終アウトカム指標

がんの緩和ケアに係る部会で提示された資料2によると「約半数のがん患者はがん診療連携拠点病院以外で初回治療を開始しており、その前段

000010

にあたる診断については、さらに多くの割合はがん診療連携拠点病院以外でなされていることが推察」と指摘されていることから、患者体験
調査による評価では「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」との全体目標を十分に満たしているとは
言えず、がん診療連携拠点病院以外の患者体験の調査が必要である。

◆支持療法〔支持療法の推進〕
○専門資格を持つ医療従事者数や割合
61 アウトプット指標

全体

等、概ね上昇するか高い水準で推移し
ている。
○がん相談支援センターにおけるアピ ○アピアランスケアでうまくいった事例等の情報収集や横展開を行い、全体の対応力の向上が必要
アランスに関する相談が増加している

○科学的根拠に基づく標準的な化学療法を遂行することが、支持療法の最大の課題だと思う。例えば副作用を和らげる調剤の調整がどの程
度、行われたか、などが指標として必要ではないかと思う。

62 アウトプット指標

○アピアランスの重要性を否定するものではないが、アピアランス相談の件数が支持療法のアウトプット指標のコア指標なのかという疑問は

216101

ある。
○リンパ浮腫もよいが他にも支持療法を検討すべきではないか。
○アピアランスケアは医療というより共生ではないのか。

63 中間アウトカム指標

○多くのアウトプット指標の評価が向上しているにもかかわらず、拠点病院等において支持療法に関する標準診療を実施された患者の割合が

全体

減っているのは?
○「治療による副作用の見通しを持てた患者の割合」は患者体験調査に基づく値である。令和3年9月3日の厚生労働省・第2回がんの緩和ケア
に係る部会で提示された資料2によると「約半数のがん患者はがん診療連携拠点病院以外で初回治療を開始しており、その前段にあたる診断に

64 中間アウトカム指標

216201

ついては、さらに多くの割合はがん診療連携拠点病院以外でなされていることが推察」と指摘されていることから、患者体験調査による評価
では「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」との全体目標を十分に満たしているとは言えず、がん診
療連携拠点病院以外の患者体験の調査が必要である。

65 中間アウトカム指標

216201

○2点のデータでは改善したかの評価が難しいため、今後も推移を見ていくことが必要。
○身体的つらさの相談しやすさのアウ ○分野別アウトカムに直結する中間アウトカムと考えられ、改善の理由を検証し、さらなる推進を図ることが望ましいと考えられる。
トカムが大幅に改善している。

○「身体的なつらさがある時に、すぐに医療スタッフに相談ができると思う患者の割合」は患者体験調査に基づく値である。令和3年9月3日の

○「身体的なつらさがある時に、すぐ 第2回がんの緩和ケアに係る部会で提示された資料2によると「約半数のがん患者はがん診療連携拠点病院以外で初回治療を開始しており、そ
に医療スタッフに相談できると思う」 の前段にあたる診断については、さらに多くの割合はがん診療連携拠点病院以外でなされていることが推察」と指摘されていることから、患
66 中間アウトカム指標

216202

と回答した患者の割合が 46.5%から

者体験調査による評価では「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」との全体目標を十分に満たしてい

65.1%へと大きく増加しており、相談

るとは言えず、がん診療連携拠点病院以外の患者体験の調査が必要である。

環境の改善が進んでいる点は患者に

○2点のデータでは改善したかの評価が難しいため、今後も推移を見ていくことが必要。

とって心強く、評価できる。

○中間アウトカム指標について、「外 ○「外見の変化に関する悩みを医療スタッフに相談ができた若年患者の割合」は3割未満だが、母数に相談を必要としない若年患者が含まれ
見の変化に関する悩みを医療スタッフ ている可能性があり、評価は難しいが、相談を必要とする患者らに必要な支援が行き渡るよう、相談環境の改善に対する取組みは必要。
に相談ができたがん患者の割合」以外 ○各医療機関でアピアランスケアが実施されるためには、アピアランスケアについて十分な知識等を持つ医療従事者のさらなる養成及び医療

67 中間アウトカム指標

216203

は改善傾向であったことは評価でき

従事者に対するアピアランス研修会の効果的な周知や研修を受講しやすい環境の整備が必要。

る。

○アピアランスの相談件数が増えているのに中間アウトカムの#216203の割合でみると25.8%にまで減っているのはまだ届いていない患者が
多いのではないか。
○外見の変化に関する悩みを医療スタッフに相談できた患者の割合は減少している。この乖離は、アピアランスケアに関する アンメットニー
ズ(満たされていない支援ニーズ)が予想以上に大きいことを示唆しているのではないか。

○拠点病院等(QI研究参加施設)において支持療法に関する標準診療を実施された患者の割合が低下していることは懸念されるため、
支持療法の均てん化の促進が必要である。
68 中間アウトカム指標

216204

○なぜ測定値が10ポイントも低下しているのか分析が必要。薬物療法のスタッフ数は改善したのに、中間アウトカムが落ちるのはロジックに
問題があるのか、スタッフ以外の要因があるのか。
○支持療法の結果を把握する指標が必要。患者調査をもう少し詳細に取ることで指標にできるのではないか。

69 分野別アウトカム指標

全体

70 分野別アウトカム指標

200001

○多くのアウトプット指標の評価が向上しているにもかかわらず、身体的苦痛・精神的苦痛を抱える患者の割合に変化がない

○ベースライン値より測定値(中間)
が高い値を得た状況は評価できる。

○患者の総合評価を支持療法の分野別アウトカムの指標にするのは無理があり、とりあえず#200006と#200007があればよいと思う。