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参考資料8 第4期がん対策推進基本計画中間評価 委員意見一覧 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64289.html
出典情報 がん対策推進協議会(第92回 10/6)《厚生労働省》
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No.

各ブロック

評価される点

更なる取り組み、又は改善等が必要な点

○がんゲノム医療連携病院や人的資源

○治療経過の中でがんゲノム検査実施の機会が逸されることのないよう、専門的知識を持たない医師への教育・啓蒙の機会提供が重要と考え

#(指標番号)

◆ゲノム医療〔がんゲノム医療について〕
の数が増加傾向にあり、評価できる。 られる。
○がんゲノム医療中核拠点病院等を中
19 アウトプット指標

全体

心とした医療提供体制は7項目ある全
てのアウトプット指標において向上し
ており、評価できる。

20 アウトプット指標

○「がんゲノム医療中核拠点病院等の数」について#211101の均てん化・集約化を踏まえて今後さらに増えていくことが必要なのか指標のあ

211201

り方について検討が必要である。
○がんゲノム医療において、検査を受

○がん遺伝子パネル検査を受けた後、肝心の治療につながっている割合が減少している傾向について、例えば施策によってエキスパートパネ

けた患者数や遺伝カウンセリング件数 ルを受けた患者の数(母数)が大きく増えたなどの理由があるのか。
が増加していることは、患者が必要な ○患者数の増加に対して、アウトプット指標にある専門スタッフの増加が十分に連動しなければ、分野別アウトカム(安心・納得できる医療
医療や支援にアクセスできる機会が広 提供や治療選択)にはつながらない。患者にとって「人に相談できること」「待たされないこと」は大きな意味を持つため、スタッフ数との
21 中間アウトカム指標

全体

がっているという点で評価できる。

整合性が重要である。
また、遺伝子パネル検査の種類自体が増えていく中で、遺伝子検査の実施数(母数)が不明確なままでは、測定値の割合だけを見ても実態の
評価は難しい。患者にとって「どの検査が、どれくらい行われているのか」を知ることは、信頼感や選択の納得感につながるため、母数を含
めた丁寧なデータ提示が望まれる。

○約半数近くの症例に治療薬選択肢が ○#212204よりむしろこちらをコア指標とするべきではないか
22 中間アウトカム指標

212203

提示されていることは評価できる

○#212203の2%ポイントのインパクトと#212204の2%ポイントのインパクトは大きく異なる。このABC評価だと、違いがマスクされるの
ではないか。

○8%から2ポイント弱の低下は大き

○患者の体調以外の阻害要因を分析する必要がある。連携拠点病院で保険適用薬の目的外使用ができなかったのか、患者申し出療養ができな

く悪化した、と言うべき。アウトプッ かったのか、その手続きが難しいのか、治験施設へのアクセスの問題なのか、コンパショネットユース的な薬剤使用が必要なのか分析して項
ト指標の改善が候補薬の投与率引き上 目を立てることを検討してほしい。
げに寄与するというロジックには疑問 ○既に投与されており、推奨薬剤がなかったのか?#212203も含めて理由を慎重に検討する必要がある。また、#212205も大きな問題なので
があり、投与率低下は背景の分析が必 取り上げて欲しい。
要。

○患者の体調以外の阻害要因を分析する必要がある。連携拠点病院で保険適用薬の目的外使用ができなかったのか、患者申し出療養ができな

○がん遺伝子パネル検査を実施した患 かったのか、その手続きが難しいのか、治験施設へのアクセスの問題なのか、コンパショネットユース的な薬剤使用が必要なのか分析して項
23 中間アウトカム指標

212204

者のうち、エキスパートパネルの結果 目を立てることを検討してほしい。
治療薬の選択肢が提示された割合が

○薬剤への到達が低いことから、Precision medicineを実現するためのがん遺伝子パネル検査を適正に使用できるよう実施タイミングに制限の

40%を超えている点は評価できる。

撤廃とコンパニオン診断機能の有効活用ができるように保険制度を早急に見直す必要がある。

○エキスパートパネルで推奨された薬 ○小児がんの場合、パネル検査をしても適応薬が見つからないというケースが大多数である。改善策として新規医薬品の速やかな医療実装が
剤が投与された割合がベースライン値 必要である。
より低い。

○この指標を作り、測定したことが評 ○ゲノム情報を活かした癌治療の認知度を17%から12.4%まで数字を落としているので、国民にわかりやすい情報提供など更なる周知が求め
24 中間アウトカム指標

212205

価される。ゲノム医療の普及には周知

られるのではないか。

が不可欠で、意識して引き上げていく ○この項目のコア指標への引き上げを検討してほしい。
手段を考える必要がある。
○がんの診断・治療全体の総合評価

25 分野別アウトカム指標 200001

(平均点または評価が高い割合)につ ○患者調査の総合評価が、がんゲノム医療のアウトカム指標として機能するか疑問。患者は医療機関ごとの質を比較できるわけではないので
いてはベースライン値より増加してい 均てん化を評価できるとも思えない。患者がみんな満足なら均てん化が実現できているとも言えない。
ることは評価できる。
○「がんの死亡率の減少」と相関は認められるが、診断後のさまざまな治療が「がんの死亡率の減少」に寄与する要因として考えられ、第5
期に向けて、因果関係として妥当か検討が必要である。「手術療法について」の中間アウトカム指標に「我が国に多いがんの術後短期死亡

26 最終アウトカム指標

000001

率」があるように、ゲノム医療についても、例えば、指標に「がん遺伝子パネル検査を実施した患者のうち、エキスパートパネルで推奨され
た薬剤が投与された割合」を受けて、その投与された患者の生存率が指標であれば、最終アウトカム指標につづく因果関係と言えるのではな
いか。

◆手術・放射線・薬物療法〔手術療法について〕
27 アウトプット指標

全体

○全体的にアウトプット指標は改善傾
向である

○臓器によるばらつきがまだあるので改善の余地がある。

○高度な手術療法の提供が 8 項目すべ
てで増加していることは、患者にとっ
て選択肢が広がり、より安全で質の高
い治療を受けられる可能性が高まって
28 アウトプット指標

213101

いる点で評価できる。
○前立腺がんに対する鏡視下手術の割
合は超高率の域に達している。
○鏡視下手術は着実に増えており評価
できる。
○全体的に良好な結果である

29 中間アウトカム指標

○#213202、#213204、# 213206が悪化しており、患者のアクセスが悪くなっていることが想定される。集約化に向けた大きな障害となる。
またコロナの影響を受けているのか?も気になる。

全体

○手術までの日数が延長している原因として外科医不足も考えられる。
○術後短期死亡率はいずれも低い水準 ○胃がん、大腸がんについては年齢調整や緊急手術の有無、術式で検討すべきである。リスク調整して指標とすべきであろう。病院名を出さ
で推移しており、患者にとって「手術

30 中間アウトカム指標

213201

という安心感につながる点は評価でき ○中間アウトカム(#213201)が下がると→分野別アウトカム(#200001)が達成されるというロジックが成り立たないと思う。#213201は
る。

31 中間アウトカム指標

213202

ないのであればNCDを活用できないか。

の安全性が全般的に確保されている」 ○今後は死亡率の低さだけでなく、術後合併症の発生率や回復までの期間、生活の質(QOL)といった観点を含めた評価が重要ではないか。
むしろ分野別アウトカムではないか。

○診断から手術までの日数が増えてしまっていることについての要因の検討が必要。