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参考資料8 第4期がん対策推進基本計画中間評価 委員意見一覧 (10 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64289.html |
出典情報 | がん対策推進協議会(第92回 10/6)《厚生労働省》 |
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各ブロック
評価される点
#(指標番号)
更なる取り組み、又は改善等が必要な点
◆小児・AYA〔小児がん対策〕
○小児がん医療体制を支える医療者数 ○小児がん対策に不可欠な医療者が全体として減少傾向にある。特に患児だけでなく家族の心や生活面を支援する立場にある医療者が短期間
の変化を明確に捉えることができる。 で2-3割近く減っている。中間アウトカムの測定値が出ていないが影響が懸念される。原因究明が必要。
○中間アウトカム指標「長期FUについて知っていると回答した小児がん患者の割合」だけが用いられている。しかし、長期FUは移行医療も含
め、成人医療との連携が不可欠である。したがって、推進のためには成人医療の領域の認知・利用(受入れ)実態の評価も必要と考える。
○小児がん領域の情報提供は「がん情報サービス」を中核的な集約プラットフォームとして強化し、各施設の情報はそこで標準化された形で
公開する。そのうえで、各病院は自サイトで独自の取り組みや特色を補足的に発信する、二層構造の情報提供体制が望ましい。これにより、
112 アウトプット指標
全体
患者・家族は迷わずに必要情報にアクセスでき、安心して治療や施設選択に臨むことが可能となる。第5期に向けて、指標設定以前の情報提供
のあり方について検討が必要である。
○AMEDにおいて、小児・希少がんの薬剤アクセス改善を目的に「患者申出療養制度」に基づく特定臨床研究を実施している。しかしなが
ら、その申請資料は薬事承認に利活用できない。
データが少ない小児・希少がん領域の研究開発推進のためには、時期基本計画には具体的な指標と評価が必要と考える。
113 アウトプット指標
230101
114 アウトプット指標
230102
115 アウトプット指標
230103
116 アウトプット指標
230104
117 アウトプット指標
230105
○2点間での評価は難しいが、小児がん拠点病院等において、専門的知識・技能を有する医師数が減少しており、患者数の増加と逆行する傾向
は医療提供体制に深刻な影響を及ぼす可能性がある。
専門医の減少要因(退職・配置換え・人材確保の困難さ等)を含め、現場の実態を詳細に把握し、課題を明確化する必要がある。
中間アウトカムの改善に向け、集約化の進展に伴い、専門医の配置や育成を一層強化し、患者増加に対応できる持続可能な体制の確保が望ま
れる。
○小児がん拠点病院等において、専門的知識・技能を習得している看護師の人数が減少しており、その減少幅は医師以上である点を強く憂慮
している。
○療養支援の専門家についても大きな減少がみられ、支援体制全体の脆弱化が懸念される。これについても実態把握と再構築が必要である。
○都道府県協議会において、長期フォ ○依然として未実施の自治体が存在するため、好事例の横展開を通じて取組を広げ、議論が進むよう促すことが必要である。
ローアップの連携体制に関する議論を
118 アウトプット指標
230106
行う都道府県の数が増加していること
は評価できる。
○長期フォローアップ外来を設置して
○設置状況には地域差がある可能性が高く、その把握と是正が必要である。外来の設置数のみならず、提供されている支援内容や実際の利用
いる小児がん拠点病院等の数がベース 状況を含めた質的評価を行うことで、患者の療養生活の向上に直結する体制整備につなげる必要がある。
ライン値より漸増している。
119 アウトプット指標
○マンパワーに乏しい小児がん領域で、独立した長期フォローアップ外来を設置するのは難しい施設も多い。実態に応じた測定方法を模索す
る必要がある。
230107
○中間アウトカム指標「長期FUについて知っていると回答した小児がん患者の割合」だけが用いられている。しかし、長期FUは移行医療も含
め、成人医療との連携が不可欠である。したがって、推進のためには成人医療の領域の認知・利用(受入れ)実態の評価も必要と考える。あ
わせて、晩期合併症の情報収集も必要である。
◆小児・AYA〔AYA世代のがん対策〕
○多職種からなる AYA 支援チームを
○AYA世代がんについて社会広報が拡がり、拠点病院等がこれに対応できている。さらなる改善を期待したい。
設置している拠点病院等の割合が増加 ○AYA 支援チームの設置が、今後どのように分野別アウトカム指標に影響するかを注視し、効果を検証していく必要がある。
120 アウトプット指標
230108
していることは望ましい。
○チームの活動に加え、公的社会資源の少なさが大きな課題であるため、障害サービスの活用が可能になる等の施策が急がれる。
○AYAチームの設置は増加している
○AYAチームが増加しても、連動して中間アウトカムの悩みの相談につながっていない。AYAチームが中間アウトカムで伸びた妊孕性に特化
(ただし、都道府県によりばらつきが した活動になっているのか、または役割の拡大を促進する必要があるのか、もしくは相談のスタイルを変化させる必要があるのか、当事者
見られる。地域によっては若い患者が ニーズとチームの役割のベクトルを合わせる必要がある。
他県で受診しているとの声も聞かれる
ことから、均てん化・集約化の影響も
考慮する必要がある)
121 中間アウトカム指標
○集約化が測れるなら指標として極めて重要でコア指標にしたい。
230201
○長期フォローアップの認知・利用拡充の測定値が未入力だが、状況把握が望まれている項目である。
122 中間アウトカム指標
○研究成果を踏まえて、一般病院の成人診療科との連携への施策の強化、および就学、就労といった社会課題への対応も取り組みが求められ
230203
る。
○測定は2点間のみであり、増減の傾向を評価することは難しい。
○小児がんに関する治験数が減少傾向にあることを危惧している。
治験を実施している拠点病院の地域的な分布にも偏りがないかを把握し、患者が治験へ公平にアクセスできる体制を確保する必要がある。
○症例数が限られている小児がん領域で治験を行うことに困難が生じることが多い。また、小児がんの治験を行う国立がん研究センター中央
123 中間アウトカム指標
病院の役割も盛り込まれていない。治験数を小児がん拠点病院および中央機関としてはどうか。
230204
○小児がん拠点病院で実施されている治験数はベースライン値を下回っている。小児がん拠点病院の指定要件や役割を踏まえれば、治験数を
積極的な取組みの一つとして評価することは妥当である。
しかし、がん対策の観点からは「小児がん」を含む「希少がん」においては、拠点病院のみならず全国の治験実施状況を一元的に把握し、治
療や研究開発の進展として評価に反映させることが重要であると考える。
○小児がんの治験・臨床試験数を増加させる対策が必要ではないか。
○がんと診断されてから病気や療養生活について相談できたと感じる若年がん患者の割合がベースライン値より漸減している。患者目線での
相談支援体制についてさらなる改善が必要である。
124 中間アウトカム指標
230205
○若年がん患者が安心して相談できる体制を強化するため、AYA支援チームの活用方法を具体的に検討し、支援の実効性を高める必要があ
る。
○AYA世代のがん対策について、アウ
○測定値は減少しており、評価としては憂慮すべき状況である。AYA支援チームの活用を含めた具体的な改善策を検討すべきである。
トプット指標である「多職種からなる ○患者目線での支援体制についてさらなる改善が必要である。
AYA支援チームを設置している拠点病
○「外見の変化に関する悩みを医療スタッフに相談ができた若年患者の割合」は5割未満だが、母数に相談を必要としない若年患者が含まれて
院等の割合」、分野別アウトカム指標 いる可能性があり、評価は難しいが、相談を必要とする若年患者に必要な支援が行き渡るよう、相談環境の改善に対する取組みは必要。
「若者がん患者の診断・治療全体の総
125 中間アウトカム指標
230206
合評価(平均点または評価が高い割
合)」、最終アウトカム「現在自分ら
しい日常生活を送れていると感じる若
年がん患者の割合」についてはベース
ライン値より増加している。
各ブロック
評価される点
#(指標番号)
更なる取り組み、又は改善等が必要な点
◆小児・AYA〔小児がん対策〕
○小児がん医療体制を支える医療者数 ○小児がん対策に不可欠な医療者が全体として減少傾向にある。特に患児だけでなく家族の心や生活面を支援する立場にある医療者が短期間
の変化を明確に捉えることができる。 で2-3割近く減っている。中間アウトカムの測定値が出ていないが影響が懸念される。原因究明が必要。
○中間アウトカム指標「長期FUについて知っていると回答した小児がん患者の割合」だけが用いられている。しかし、長期FUは移行医療も含
め、成人医療との連携が不可欠である。したがって、推進のためには成人医療の領域の認知・利用(受入れ)実態の評価も必要と考える。
○小児がん領域の情報提供は「がん情報サービス」を中核的な集約プラットフォームとして強化し、各施設の情報はそこで標準化された形で
公開する。そのうえで、各病院は自サイトで独自の取り組みや特色を補足的に発信する、二層構造の情報提供体制が望ましい。これにより、
112 アウトプット指標
全体
患者・家族は迷わずに必要情報にアクセスでき、安心して治療や施設選択に臨むことが可能となる。第5期に向けて、指標設定以前の情報提供
のあり方について検討が必要である。
○AMEDにおいて、小児・希少がんの薬剤アクセス改善を目的に「患者申出療養制度」に基づく特定臨床研究を実施している。しかしなが
ら、その申請資料は薬事承認に利活用できない。
データが少ない小児・希少がん領域の研究開発推進のためには、時期基本計画には具体的な指標と評価が必要と考える。
113 アウトプット指標
230101
114 アウトプット指標
230102
115 アウトプット指標
230103
116 アウトプット指標
230104
117 アウトプット指標
230105
○2点間での評価は難しいが、小児がん拠点病院等において、専門的知識・技能を有する医師数が減少しており、患者数の増加と逆行する傾向
は医療提供体制に深刻な影響を及ぼす可能性がある。
専門医の減少要因(退職・配置換え・人材確保の困難さ等)を含め、現場の実態を詳細に把握し、課題を明確化する必要がある。
中間アウトカムの改善に向け、集約化の進展に伴い、専門医の配置や育成を一層強化し、患者増加に対応できる持続可能な体制の確保が望ま
れる。
○小児がん拠点病院等において、専門的知識・技能を習得している看護師の人数が減少しており、その減少幅は医師以上である点を強く憂慮
している。
○療養支援の専門家についても大きな減少がみられ、支援体制全体の脆弱化が懸念される。これについても実態把握と再構築が必要である。
○都道府県協議会において、長期フォ ○依然として未実施の自治体が存在するため、好事例の横展開を通じて取組を広げ、議論が進むよう促すことが必要である。
ローアップの連携体制に関する議論を
118 アウトプット指標
230106
行う都道府県の数が増加していること
は評価できる。
○長期フォローアップ外来を設置して
○設置状況には地域差がある可能性が高く、その把握と是正が必要である。外来の設置数のみならず、提供されている支援内容や実際の利用
いる小児がん拠点病院等の数がベース 状況を含めた質的評価を行うことで、患者の療養生活の向上に直結する体制整備につなげる必要がある。
ライン値より漸増している。
119 アウトプット指標
○マンパワーに乏しい小児がん領域で、独立した長期フォローアップ外来を設置するのは難しい施設も多い。実態に応じた測定方法を模索す
る必要がある。
230107
○中間アウトカム指標「長期FUについて知っていると回答した小児がん患者の割合」だけが用いられている。しかし、長期FUは移行医療も含
め、成人医療との連携が不可欠である。したがって、推進のためには成人医療の領域の認知・利用(受入れ)実態の評価も必要と考える。あ
わせて、晩期合併症の情報収集も必要である。
◆小児・AYA〔AYA世代のがん対策〕
○多職種からなる AYA 支援チームを
○AYA世代がんについて社会広報が拡がり、拠点病院等がこれに対応できている。さらなる改善を期待したい。
設置している拠点病院等の割合が増加 ○AYA 支援チームの設置が、今後どのように分野別アウトカム指標に影響するかを注視し、効果を検証していく必要がある。
120 アウトプット指標
230108
していることは望ましい。
○チームの活動に加え、公的社会資源の少なさが大きな課題であるため、障害サービスの活用が可能になる等の施策が急がれる。
○AYAチームの設置は増加している
○AYAチームが増加しても、連動して中間アウトカムの悩みの相談につながっていない。AYAチームが中間アウトカムで伸びた妊孕性に特化
(ただし、都道府県によりばらつきが した活動になっているのか、または役割の拡大を促進する必要があるのか、もしくは相談のスタイルを変化させる必要があるのか、当事者
見られる。地域によっては若い患者が ニーズとチームの役割のベクトルを合わせる必要がある。
他県で受診しているとの声も聞かれる
ことから、均てん化・集約化の影響も
考慮する必要がある)
121 中間アウトカム指標
○集約化が測れるなら指標として極めて重要でコア指標にしたい。
230201
○長期フォローアップの認知・利用拡充の測定値が未入力だが、状況把握が望まれている項目である。
122 中間アウトカム指標
○研究成果を踏まえて、一般病院の成人診療科との連携への施策の強化、および就学、就労といった社会課題への対応も取り組みが求められ
230203
る。
○測定は2点間のみであり、増減の傾向を評価することは難しい。
○小児がんに関する治験数が減少傾向にあることを危惧している。
治験を実施している拠点病院の地域的な分布にも偏りがないかを把握し、患者が治験へ公平にアクセスできる体制を確保する必要がある。
○症例数が限られている小児がん領域で治験を行うことに困難が生じることが多い。また、小児がんの治験を行う国立がん研究センター中央
123 中間アウトカム指標
病院の役割も盛り込まれていない。治験数を小児がん拠点病院および中央機関としてはどうか。
230204
○小児がん拠点病院で実施されている治験数はベースライン値を下回っている。小児がん拠点病院の指定要件や役割を踏まえれば、治験数を
積極的な取組みの一つとして評価することは妥当である。
しかし、がん対策の観点からは「小児がん」を含む「希少がん」においては、拠点病院のみならず全国の治験実施状況を一元的に把握し、治
療や研究開発の進展として評価に反映させることが重要であると考える。
○小児がんの治験・臨床試験数を増加させる対策が必要ではないか。
○がんと診断されてから病気や療養生活について相談できたと感じる若年がん患者の割合がベースライン値より漸減している。患者目線での
相談支援体制についてさらなる改善が必要である。
124 中間アウトカム指標
230205
○若年がん患者が安心して相談できる体制を強化するため、AYA支援チームの活用方法を具体的に検討し、支援の実効性を高める必要があ
る。
○AYA世代のがん対策について、アウ
○測定値は減少しており、評価としては憂慮すべき状況である。AYA支援チームの活用を含めた具体的な改善策を検討すべきである。
トプット指標である「多職種からなる ○患者目線での支援体制についてさらなる改善が必要である。
AYA支援チームを設置している拠点病
○「外見の変化に関する悩みを医療スタッフに相談ができた若年患者の割合」は5割未満だが、母数に相談を必要としない若年患者が含まれて
院等の割合」、分野別アウトカム指標 いる可能性があり、評価は難しいが、相談を必要とする若年患者に必要な支援が行き渡るよう、相談環境の改善に対する取組みは必要。
「若者がん患者の診断・治療全体の総
125 中間アウトカム指標
230206
合評価(平均点または評価が高い割
合)」、最終アウトカム「現在自分ら
しい日常生活を送れていると感じる若
年がん患者の割合」についてはベース
ライン値より増加している。