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参考資料8 第4期がん対策推進基本計画中間評価 委員意見一覧 (4 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64289.html |
出典情報 | がん対策推進協議会(第92回 10/6)《厚生労働省》 |
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No.
各ブロック
評価される点
#(指標番号)
更なる取り組み、又は改善等が必要な点
○がんの診断・治療全体の総合評価
32 分野別アウトカム指標
200001
(平均点または評価が高い割合)につ
いてはベースライン値より増加してい
ることは評価できる。
○「治療決定までに医療スタッフから ○ただし 2 点間の評価にとどまっているため、今後も継続的に測定し、改善傾向が持続しているかを確認する必要がある。
治療に関する十分な情報を得られた」 数値の改善に加え、説明内容の分かりやすさや患者家族の理解度、治療選択における納得感といった質的側面も重視した検討が望まれる。
と回答した患者の割合は、75.0%から
33 分野別アウトカム指標
200005
88.5%へと改善しており、患者が納得
して治療を選択できる環境が広がって
いる点は大きく評価できる。
◆手術・放射線・薬物療法〔放射線療法について〕
34 アウトプット指標
全体
○がん診療連携拠点病院の状況が把握 ○医療機関間の役割分担の明確化及び連携体制の整備等の取組を進めるに相当するアウトプット指標がかけているように思われる。
できる。
○IMRTを提供している拠点病院の比
○拠点病院の20%の施設でIMRTの提供ができておらず継続的な取り組みが必要。令和5~7年の厚生労働省科学研究成果ならびに医療提供体
率が絶対値で6%上昇していて改善傾向 制の集約化により、都道府県各地域におけるIMRT提供体制をさらに整備する必要がある。
35 アウトプット指標
213103
にある。
○「IMRTを提供しているがん診療連携拠点病院の割合」について、#211101の均てん化・集約化を踏まえて稼働率を検証し、今後さらに増え
○ベースライン値より測定値(中間) ていくことが必要なのか指標のあり方について検討が必要である。
が高い値を得た状況は評価できる。
○放射線療法について、分野別アウト ○中間アウトカム指標では改善していないにもかかわらず、分野別アウトカム指標や最終アウトカム指標は改善しており、つながりの評価が
カム指標・最終アウトカム指標はすべ 難しい。
36 アウトプット指標
213106
て改善傾向であったことは評価でき
○「専従の放射線治療に関する専門資格を有する常勤の看護師が放射線治療部門に1人以上配置されているがん診療連携拠点病院の割合」に
る。
ついてベースライン値より減少しており、かつ5割未満である。現行の「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」では「望ましい要件」
であるが、次期の指定要件の改定において、必須要件とすることを念頭に置いていることから、放射線療法に携わる専門的知識を有する医療
従事者の人数・割合を継続的に評価するだけでなく、当該分野の専門性の高い看護師の養成が更に必要。
37 中間アウトカム指標
全体
38 中間アウトカム指標
213204
○中間アウトカム「手術から放射線治療開始までの期間」は、意味合いが曖昧で、ロジックモデルにおけるつながりを断っている印象。
○手術から放射線治療までの時間について、より短縮を図るべきということでの指標だと思われるがそもそも妥当なところなのかがよくわか
らなかった。
○全国的ながん診療の質の向上・均て ○拠点病院におけるIMRTのような高度な放射線治療の提供は全国的ながん診療の質の向上に寄与すると思われるため、放射線治療医の配置や
ん化が改善傾向にある。
39 分野別アウトカム指標
200001
施設基準の見直しなどにさらなる取り組みが必要。
○ベースライン値より測定値(中間)
が高い値を得た状況は評価できる。
○治療選択についての情報提供の充実 ○がん患者が放射線治療にたどり着くためには、SDM(shared decision making)が欠かせないプロセスであり、アウトカムのより一層の向上
(必要な情報へのアクセス改善)が改 にはさらなる取り組みが必要。
善傾向にある。
○多くの患者が外科ないし内科を主治医としているため、治療の選択肢として放射線が並列で提示されているか疑問である。 例えば、肺がん1
期について放射線治療の成績は他の療法より優れているデータがあるが、多くは手術療法を受けている。また前立腺がん骨転移患者に対して
40 分野別アウトカム指標
200005
核医学治療として223-Raは効果的であるが、保険診療上「睾摘者」が対象となっている。今後の保険医療逼迫を鑑みホルモン療法との費用対
効果やその後の骨粗しょう症やフレイルなどのQOLの観点からの評価、手術療法と排尿障害などのQOLの観点からの評価など、情報の提供内
容に対する評価が行われ、提供される情報の内容についてどのように評価すべきか検討が必要である。加えて「【最終版】具体的な取組」に
「集約化が望ましい具体的な医療行為について、関係学会と検討」とあるが、千葉大・東北大・大阪公立大で導入されている高額なMRIガイ
ド下リニアックとIMRTとの患者への身体的・経済的負担や費用対効果等を評価し、分野別アウトカムの「治療選択についての情報提供の充
実」の評価前の評価を検討する必要がある。
◆手術・放射線・薬物療法〔薬物療法について〕
○薬物療法について、分野別アウトカ ○多種多様な有害事象が発生しうるがん薬物療法において、専門知識を有する看護師の役割は大きい。本指標においては100%を目指し、処遇
ム指標・最終アウトカム指標はすべて 改善や啓蒙活動などの取り組みが重要と考えられる。
改善傾向であったことは評価できる。 ○中間アウトカム指標では改善していないにもかかわらず、分野別アウトカム指標や最終アウトカム指標は改善しており、つながりの評価が
○がん薬物療法の専門資格を有する常 難しい。
勤の看護師が配置されている拠点病院 ○「がん看護又はがん薬物療法に関する専門資格を有する常勤の看護師が外来化学療法室に1人以上配置されている拠点病院等の割合(地域
41 アウトプット指標
213109
の割合は増加傾向でA評価となってい
がん診療病院)」についてはベースライン値より減少しており、かつ5割未満である。現行の「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」
るが、実数としては84.7%、64.4%と
では「望ましい要件」であるが、次期の指定要件の改定において、必須要件とすることを念頭に置いていることから、薬物療法に携わる専門
なっており、改善の余地がある。
的知識を有する医療従事者の人数・割合を継続的に評価するだけでなく、当該分野の専門性の高い看護師の養成が更に必要。
○「自施設で対応できるがんについて ○「取り組むべき施策」として「国民が、薬物療法等に関する正しい情報を得ることができるよう、科学的根拠に基づく治療法に関する情報
提供可能な診療内容を病院HP等でわか 提供及び普及啓発を推進する。」とある。「今後予定している取組」として自施設で対応できるがんについて提供可能な診療内容を病院HP等
42
アウトプット指標
213111
りやすく広報している拠点病院等の割
でわかりやすく広報している拠点病院等の割合について評価するとあるが、分野別アウトカムの「治療選択についての情報提供の充実」の評
合」は100%である。100%以上はな
価前の評価、患者にとって知りたい、わかりやすいといった根源的な提供される診療内容の情報に関する評価が必要である。
い。拠点病院等の体制整備は“形式的”
○第5期に向けて、『がん情報サービス』を患者・家族にとっての中核的な情報プラットフォーム として強化する必要がある。また「患者・
に100%達成されており、基盤として
家族にとって」の視点を持ち、<1>薬剤情報の充実:標準治療に基づく薬剤情報を平易な形で掲載。<2>名称のわかりやすさ:一般名と商品
の取り組みは全国的に実現している。 名を併記し、理解しやすく提示。<3>届かせる仕組み:検索エンジンやSNS経由でも確実に公式情報に到達できる導線整備。<4>実態の見え
る化:病院内外を含めた横断的な調査で情報アクセスの全体像を把握といったことに取り組んだ上で、指標の検討が必要である。
○〔薬物療法について〕以外の多くのがん医療分野においても「取り組むべき施策 」に、「患者・家族、国民への情報提供の推進」に関する
記載があり、また他の分野も同様に記載があり、指標が設定されているが、それらは「本来の患者が求める情報が何で、それらがどのように
43 アウトプット指標
提供されているか」を明確にしていない。第5期に向けて、#211101の均てん化・集約化を踏まえて、「情報提供」に関しても各分野において
全体
記載されている項目を集約し、「更なる取り組み、又は改善等が必要な点」として共通の課題として整理し、指標の検討が必要である。
○適切な化学療法のタイムリー・安全 ○理由を詳細に検討する必要あり、高齢化により標準的な医療ができないのか?治験、臨床試験のため先進的な医療をするためなのか。
な実施についてはばらつきがある
○数値が低下していることも課題だが、そもそも、どうしてこんなに低いのか疑問に思う。40%→41.4%を改善とも言えない。こんなに低い
理由の分析と目標値の設定が必要。
44 中間アウトカム指標
213205
○都道府県や疾病の差だけではなく、薬剤の安定供給にも問題が起きている。薬剤の供給停止などの事態が起きないよう、取り組みが必要で
ある。そのための指標や評価が必要ではないか。
○支持療法の指標を中間アウトカムにして、標準療法の実施率を分野別アウトカムにするのではないか。
各ブロック
評価される点
#(指標番号)
更なる取り組み、又は改善等が必要な点
○がんの診断・治療全体の総合評価
32 分野別アウトカム指標
200001
(平均点または評価が高い割合)につ
いてはベースライン値より増加してい
ることは評価できる。
○「治療決定までに医療スタッフから ○ただし 2 点間の評価にとどまっているため、今後も継続的に測定し、改善傾向が持続しているかを確認する必要がある。
治療に関する十分な情報を得られた」 数値の改善に加え、説明内容の分かりやすさや患者家族の理解度、治療選択における納得感といった質的側面も重視した検討が望まれる。
と回答した患者の割合は、75.0%から
33 分野別アウトカム指標
200005
88.5%へと改善しており、患者が納得
して治療を選択できる環境が広がって
いる点は大きく評価できる。
◆手術・放射線・薬物療法〔放射線療法について〕
34 アウトプット指標
全体
○がん診療連携拠点病院の状況が把握 ○医療機関間の役割分担の明確化及び連携体制の整備等の取組を進めるに相当するアウトプット指標がかけているように思われる。
できる。
○IMRTを提供している拠点病院の比
○拠点病院の20%の施設でIMRTの提供ができておらず継続的な取り組みが必要。令和5~7年の厚生労働省科学研究成果ならびに医療提供体
率が絶対値で6%上昇していて改善傾向 制の集約化により、都道府県各地域におけるIMRT提供体制をさらに整備する必要がある。
35 アウトプット指標
213103
にある。
○「IMRTを提供しているがん診療連携拠点病院の割合」について、#211101の均てん化・集約化を踏まえて稼働率を検証し、今後さらに増え
○ベースライン値より測定値(中間) ていくことが必要なのか指標のあり方について検討が必要である。
が高い値を得た状況は評価できる。
○放射線療法について、分野別アウト ○中間アウトカム指標では改善していないにもかかわらず、分野別アウトカム指標や最終アウトカム指標は改善しており、つながりの評価が
カム指標・最終アウトカム指標はすべ 難しい。
36 アウトプット指標
213106
て改善傾向であったことは評価でき
○「専従の放射線治療に関する専門資格を有する常勤の看護師が放射線治療部門に1人以上配置されているがん診療連携拠点病院の割合」に
る。
ついてベースライン値より減少しており、かつ5割未満である。現行の「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」では「望ましい要件」
であるが、次期の指定要件の改定において、必須要件とすることを念頭に置いていることから、放射線療法に携わる専門的知識を有する医療
従事者の人数・割合を継続的に評価するだけでなく、当該分野の専門性の高い看護師の養成が更に必要。
37 中間アウトカム指標
全体
38 中間アウトカム指標
213204
○中間アウトカム「手術から放射線治療開始までの期間」は、意味合いが曖昧で、ロジックモデルにおけるつながりを断っている印象。
○手術から放射線治療までの時間について、より短縮を図るべきということでの指標だと思われるがそもそも妥当なところなのかがよくわか
らなかった。
○全国的ながん診療の質の向上・均て ○拠点病院におけるIMRTのような高度な放射線治療の提供は全国的ながん診療の質の向上に寄与すると思われるため、放射線治療医の配置や
ん化が改善傾向にある。
39 分野別アウトカム指標
200001
施設基準の見直しなどにさらなる取り組みが必要。
○ベースライン値より測定値(中間)
が高い値を得た状況は評価できる。
○治療選択についての情報提供の充実 ○がん患者が放射線治療にたどり着くためには、SDM(shared decision making)が欠かせないプロセスであり、アウトカムのより一層の向上
(必要な情報へのアクセス改善)が改 にはさらなる取り組みが必要。
善傾向にある。
○多くの患者が外科ないし内科を主治医としているため、治療の選択肢として放射線が並列で提示されているか疑問である。 例えば、肺がん1
期について放射線治療の成績は他の療法より優れているデータがあるが、多くは手術療法を受けている。また前立腺がん骨転移患者に対して
40 分野別アウトカム指標
200005
核医学治療として223-Raは効果的であるが、保険診療上「睾摘者」が対象となっている。今後の保険医療逼迫を鑑みホルモン療法との費用対
効果やその後の骨粗しょう症やフレイルなどのQOLの観点からの評価、手術療法と排尿障害などのQOLの観点からの評価など、情報の提供内
容に対する評価が行われ、提供される情報の内容についてどのように評価すべきか検討が必要である。加えて「【最終版】具体的な取組」に
「集約化が望ましい具体的な医療行為について、関係学会と検討」とあるが、千葉大・東北大・大阪公立大で導入されている高額なMRIガイ
ド下リニアックとIMRTとの患者への身体的・経済的負担や費用対効果等を評価し、分野別アウトカムの「治療選択についての情報提供の充
実」の評価前の評価を検討する必要がある。
◆手術・放射線・薬物療法〔薬物療法について〕
○薬物療法について、分野別アウトカ ○多種多様な有害事象が発生しうるがん薬物療法において、専門知識を有する看護師の役割は大きい。本指標においては100%を目指し、処遇
ム指標・最終アウトカム指標はすべて 改善や啓蒙活動などの取り組みが重要と考えられる。
改善傾向であったことは評価できる。 ○中間アウトカム指標では改善していないにもかかわらず、分野別アウトカム指標や最終アウトカム指標は改善しており、つながりの評価が
○がん薬物療法の専門資格を有する常 難しい。
勤の看護師が配置されている拠点病院 ○「がん看護又はがん薬物療法に関する専門資格を有する常勤の看護師が外来化学療法室に1人以上配置されている拠点病院等の割合(地域
41 アウトプット指標
213109
の割合は増加傾向でA評価となってい
がん診療病院)」についてはベースライン値より減少しており、かつ5割未満である。現行の「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」
るが、実数としては84.7%、64.4%と
では「望ましい要件」であるが、次期の指定要件の改定において、必須要件とすることを念頭に置いていることから、薬物療法に携わる専門
なっており、改善の余地がある。
的知識を有する医療従事者の人数・割合を継続的に評価するだけでなく、当該分野の専門性の高い看護師の養成が更に必要。
○「自施設で対応できるがんについて ○「取り組むべき施策」として「国民が、薬物療法等に関する正しい情報を得ることができるよう、科学的根拠に基づく治療法に関する情報
提供可能な診療内容を病院HP等でわか 提供及び普及啓発を推進する。」とある。「今後予定している取組」として自施設で対応できるがんについて提供可能な診療内容を病院HP等
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アウトプット指標
213111
りやすく広報している拠点病院等の割
でわかりやすく広報している拠点病院等の割合について評価するとあるが、分野別アウトカムの「治療選択についての情報提供の充実」の評
合」は100%である。100%以上はな
価前の評価、患者にとって知りたい、わかりやすいといった根源的な提供される診療内容の情報に関する評価が必要である。
い。拠点病院等の体制整備は“形式的”
○第5期に向けて、『がん情報サービス』を患者・家族にとっての中核的な情報プラットフォーム として強化する必要がある。また「患者・
に100%達成されており、基盤として
家族にとって」の視点を持ち、<1>薬剤情報の充実:標準治療に基づく薬剤情報を平易な形で掲載。<2>名称のわかりやすさ:一般名と商品
の取り組みは全国的に実現している。 名を併記し、理解しやすく提示。<3>届かせる仕組み:検索エンジンやSNS経由でも確実に公式情報に到達できる導線整備。<4>実態の見え
る化:病院内外を含めた横断的な調査で情報アクセスの全体像を把握といったことに取り組んだ上で、指標の検討が必要である。
○〔薬物療法について〕以外の多くのがん医療分野においても「取り組むべき施策 」に、「患者・家族、国民への情報提供の推進」に関する
記載があり、また他の分野も同様に記載があり、指標が設定されているが、それらは「本来の患者が求める情報が何で、それらがどのように
43 アウトプット指標
提供されているか」を明確にしていない。第5期に向けて、#211101の均てん化・集約化を踏まえて、「情報提供」に関しても各分野において
全体
記載されている項目を集約し、「更なる取り組み、又は改善等が必要な点」として共通の課題として整理し、指標の検討が必要である。
○適切な化学療法のタイムリー・安全 ○理由を詳細に検討する必要あり、高齢化により標準的な医療ができないのか?治験、臨床試験のため先進的な医療をするためなのか。
な実施についてはばらつきがある
○数値が低下していることも課題だが、そもそも、どうしてこんなに低いのか疑問に思う。40%→41.4%を改善とも言えない。こんなに低い
理由の分析と目標値の設定が必要。
44 中間アウトカム指標
213205
○都道府県や疾病の差だけではなく、薬剤の安定供給にも問題が起きている。薬剤の供給停止などの事態が起きないよう、取り組みが必要で
ある。そのための指標や評価が必要ではないか。
○支持療法の指標を中間アウトカムにして、標準療法の実施率を分野別アウトカムにするのではないか。