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令和6年度 高額医療交付金交付事業における高額レセプト上位の概要 (8 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/2025-09-25-08-47.shtml
出典情報 令和6年度 高額医療交付金交付事業における高額レセプト上位の概要(9/25)《健康保険組合連合会》
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医薬品の使用実績の変化③
Ⅲ .R6年度で薬価使用合計額の高い上位5品目
〇ユルトミリスHI点滴静注の使用合計額が急激な伸びを示し最上位となっており、対前年度比で46.9%の伸びとなり、R2年度と比較して約4倍
となっている(R5年度の最上位:ヘムライブラ皮下注)
〇最高薬価の「ゾルゲンスマ」は使用件数が大幅に減少している(R5年度:14件 ⇒ R6年度:4件)
○薬価使用合計額が高い上位5品目は薬価が著しく高額ではないが、一定程度高額で1回当たりの投与量が多く、かつ継続的な使用が必要と
なる品目となっている
○下表の医薬品は近年保険収載されたものが多く、ここ数年の医療費の急激な高額化の一因となっている

医薬品名

効能・効果

標準的な
年間投与回数
(目安)

ユルトミリスHI
点滴静注
(R元年9月保険収載)
薬価:約70万円~約257万円

ヘムライブラ皮下注
(H30年5月保険収載)
薬価:約29万円~約122万円

イデルビオン静注
(H28年11月保険収載)
薬価:約9万円~約118万円

エンスプリング皮下注
(R2年8月保険収載)
薬価:約115万円

イラリス皮下注
(H23年11月保険収載)
薬価:約153万円

発作性夜間
ヘモグロビン
尿症等
血液凝固第Ⅷ因子に
対するインヒビター
を保有する先天性血
液凝固第Ⅷ因子欠乏
患者における出血傾
向の抑制

血液凝固第Ⅸ因
子欠乏患者にお
ける出血傾向の
抑制
視神経脊髄炎
スペクトラム
障害の再発予防

約6回~7回
(8週間に1回)

約52回
(週1回投与の場合)

約52回
(週1回投与の場合)

約12回~13回
(4週間に1回)

クリオピリン
関連周期性
症候群

約12回~13回

脊髄性筋萎縮症
(2歳未満)

単回投与

(4週間に1回)

(上段:薬価使用合計額(推計額) 下段:対象レセプト件数)

R2年度

R3年度

R4年度

R5年度

R6年度

42億2,749万円
(553件)

62億0,233万円
(836件)

68億6,440万円
(920件)

113億3,295万円
(1,528件)

166億5,148万円
(2,268件)
+46.9%

57億8,702万円
(1,361件)

81億2,096万円
(1,747件)

98億8,230万円
(1,918件)

114億6,301万円
(2,135件)

129億4,335万円
(2,284件)
+12.9%

19億4,258万円
(401件)

19億8,028万円
(439件)

25億7,485万円
(502件)

29億0,949万円
(501件)

33億5,456万円
(548件)
+15.3%

1,035万円
(9件)

9億5,583万円
(830件)

25億3,278万円
(1,945件)

36億0,593万円
(2,603件)

31億4,469万円
(1,815件)
▲12.8%

17億2,468万円
(836件)

19億6,225万円
(958件)

22億9,552万円
(1,105件)

28億0,875万円
(1,331件)

30億9,967万円
(1,466件)
+10.4%

11億6,954万円
(7件)

11億6,954万円
(7件)

15億0,369万円
(9件)

23億3,908万円
(14件)

6億6,831万円
(4件)
▲71.4%

(参考)

ゾルゲンスマ点滴静注
(R2年5月保険収載)
薬価:約1億6,708万円

・集計対象としている医薬品は、各医薬品の再高規格単位の薬価が50万円を超えるものとしている
・「標準的な年間投与回数」は、当該医薬品の維持期における投与間隔に則した理論値で、年間週数を52週と仮定して算出

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