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令和6年度 高額医療交付金交付事業における高額レセプト上位の概要 (5 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/2025-09-25-08-47.shtml
出典情報 令和6年度 高額医療交付金交付事業における高額レセプト上位の概要(9/25)《健康保険組合連合会》
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要 点
①レセプト(1ヵ月当たり医療費)の高額化は一段と進展しており、R6年度における1,000万円以上レセプトの件数は、
H27年度(10年前)と比較して6倍超にまで増加している(⇒P3)
②高額レセプト上位100位の高額化の要因を見ると、10年前(H27年度)は主に心臓手術や人工心臓を要する循環器系疾患
や血友病が主な疾患であったのに対し、直近(R6年度)では、先天性の難病や悪性腫瘍等、概ね超高額な医薬品
(ゾルゲンスマ・イエスカルタ・ブレヤンジ等)の使用に起因する疾患へと変化している(⇒P4)
③次頁以降で、本事業に交付申請のあった高額レセプトにおける医薬品の使用実績を分析したところ、前述のとおり、
悪性腫瘍のように1ヵ月単位の医療費(レセプト単位)で超高額化の要因となる医薬品の使用も増加しているが、この
ような医薬品は、薬価は超高額だが単回投与でかつ対象患者も少ないため、使用額への影響は比較的限定的であった
(⇒P6)

④一方、今回の分析で使用実績の上位となった医薬品(ユルトミリスHI点滴静注・ヘムライブラ等)については、指定難病や
血友病の医薬品となっているが、薬価は1,000万円を超えるような超高額ではないものの、一定程度高額かつ投与量が
多く、継続的な使用が必要となる医薬品であり、使用額が高くなる傾向が見られた(⇒P8)
⑤有効性・画期性の高い新薬への置き換わりが進んでいると考えられ、治療効果の向上や患者の負担軽減に寄与している
ものと考えられる。一方、1医薬品の置き換わりで極めて大きな財政影響が生ずるケースが今後増加することも考え
られる。(⇒P13)

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