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【資料2-2】急性呼吸器感染症に関する特定感染症予防指針(案) (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_62310.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第96回 9/3)《厚生労働省》 |
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ら積極的疫学調査(感染症法第十五条に規定する感染症の発生の状況、動
向及び原因の調査をいう。以下同じ。)を実施し、感染拡大の経路及び感染
拡大に寄与した因子の特定等を行うことにより、感染の再発防止に役立て
ることが望ましい。また、都道府県等及びJIHSは、積極的疫学調査の
ほか、施設等からの求めに応じて適切な支援及び助言を行う。
三 一般的な予防方法の普及
国及び都道府県等は、国民に対し、手指衛生や咳エチケット等の一般的
な感染予防策について、科学的根拠に基づいた周知徹底を図っていくこと
が重要である。
予防接種法上の予防接種に位置づけられている疾病については、予防接
種等の普及に努め、市町村において適切に予防接種を実施することが重要
である。その際、予防接種は接種対象者が自らの判断で接種を受けるか否
かを決定するものであることから、市町村は、ワクチンの効果、副反応等
について正しい知識の普及に努めるとともに、接種を希望しない者が接種
を受けることがないよう努めることが必要である。
四 一般向け情報提供体制及び相談機能の強化
国及びJIHSは、急性呼吸器感染症の流行状況、一般的な予防方法、
適切な抗微生物薬等の使用等に関する情報を発信するため、関係団体と連
携を図り、情報提供体制及び相談機能を強化していくことが重要である。
国及びJIHSは、これらの情報について、ホームページへの掲載、「結
核・呼吸器感染症予防週間」の実施等を通じて、国民に対してわかりやす
く発信していくなど、リスクコミュニケーションに努めることが重要であ
る。
第三 医療の提供
一 基本的考え方
急性呼吸器感染症の原因となる病原体の同定は容易ではないことも多い
が、適切な検査方法を選択することにより、的確な診断を実施することが
でき、それが適切な治療方法の決定につながる。治療においては、医師が
特に抗微生物薬等の投与を開始する場合、抗微生物薬等の必要性を判断す
るとともに、薬剤耐性の発生を防止するため、適切な治療薬を選択し、適
切な量・間隔で投与することが重要である。さらに、治療薬を患者が適切
に服薬するよう、医師と薬剤師が協力し、わかりやすく説明・指導するこ
とが重要である。また、乳幼児や高齢者等がり患した場合には重症化する
可能性があり、十分な全身管理が求められる。
国、都道府県等及びJIHSは、医療関係者を支援していくため、情報
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向及び原因の調査をいう。以下同じ。)を実施し、感染拡大の経路及び感染
拡大に寄与した因子の特定等を行うことにより、感染の再発防止に役立て
ることが望ましい。また、都道府県等及びJIHSは、積極的疫学調査の
ほか、施設等からの求めに応じて適切な支援及び助言を行う。
三 一般的な予防方法の普及
国及び都道府県等は、国民に対し、手指衛生や咳エチケット等の一般的
な感染予防策について、科学的根拠に基づいた周知徹底を図っていくこと
が重要である。
予防接種法上の予防接種に位置づけられている疾病については、予防接
種等の普及に努め、市町村において適切に予防接種を実施することが重要
である。その際、予防接種は接種対象者が自らの判断で接種を受けるか否
かを決定するものであることから、市町村は、ワクチンの効果、副反応等
について正しい知識の普及に努めるとともに、接種を希望しない者が接種
を受けることがないよう努めることが必要である。
四 一般向け情報提供体制及び相談機能の強化
国及びJIHSは、急性呼吸器感染症の流行状況、一般的な予防方法、
適切な抗微生物薬等の使用等に関する情報を発信するため、関係団体と連
携を図り、情報提供体制及び相談機能を強化していくことが重要である。
国及びJIHSは、これらの情報について、ホームページへの掲載、「結
核・呼吸器感染症予防週間」の実施等を通じて、国民に対してわかりやす
く発信していくなど、リスクコミュニケーションに努めることが重要であ
る。
第三 医療の提供
一 基本的考え方
急性呼吸器感染症の原因となる病原体の同定は容易ではないことも多い
が、適切な検査方法を選択することにより、的確な診断を実施することが
でき、それが適切な治療方法の決定につながる。治療においては、医師が
特に抗微生物薬等の投与を開始する場合、抗微生物薬等の必要性を判断す
るとともに、薬剤耐性の発生を防止するため、適切な治療薬を選択し、適
切な量・間隔で投与することが重要である。さらに、治療薬を患者が適切
に服薬するよう、医師と薬剤師が協力し、わかりやすく説明・指導するこ
とが重要である。また、乳幼児や高齢者等がり患した場合には重症化する
可能性があり、十分な全身管理が求められる。
国、都道府県等及びJIHSは、医療関係者を支援していくため、情報
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