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【資料2-2】急性呼吸器感染症に関する特定感染症予防指針(案) (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_62310.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第96回 9/3)《厚生労働省》 |
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しい知識の普及に努めていくことが重要である。
さらに、予防接種事務のデジタル化の取組を進め、接種事務の効率化や、
接種対象者の利便性の向上、接種率の迅速な把握等を行うとともに、予防
接種の有効性及び安全性の向上に資する分析に活用できるよう、国は JIHS
等の関係する専門家と連携して、予防接種記録や副反応疑い報告等の情報
を格納した予防接種データベースを構築することが求められる。
② インフルエンザワクチン等の供給
加えて、国は、インフルエンザワクチン並びに必要な診断薬及び治療薬
について、円滑な生産及び流通が図られるよう努めることが重要である。
このため、特に、インフルエンザワクチンについて、毎年度の需要を検討
するとともに、インフルエンザワクチンの製造販売業者等と連携しつつ、
必要量が円滑に供給できるように努めるなど、需給ひっ迫に対する平時か
らの備えを進めるとともに、安定供給に関する取組の方針を整理及び周知
し、需給状況の明確化を図ることが重要である。また、予期せぬ需要の増
大が生じた場合には、重症化するリスクの高い者への円滑な接種に配慮し
つつ、供給面についての対策を検討することが重要である
③ インフルエンザワクチン等の研究開発
国は、より有効かつ安全なインフルエンザワクチン及び治療薬の開発に
向けた研究、より迅速かつ確実な診断方法及び検査方法の開発に向けた研
究、現行のインフルエンザワクチン及び治療薬等の使用に関する研究等を
強化するとともに、戦略的な研究目標を設定することが重要である。
二 新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症は、令和五年五月八日に感染症法の位置づけを
五類感染症に変更して以降、夏季及び冬季に患者が増加する傾向にある。
とくに、乳幼児や高齢者、一定の基礎疾患を有する者等が感染すると重症
化するリスクがあり、一部の患者については、新型コロナウイルス感染症
にり患した後、他に原因が明らかでなく、り患してすぐの時期から持続す
る症状、回復した後に新たに出現する症状、症状が消失した後に再び生じ
る症状等の罹患後症状が長く継続することもある感染症である。
このことを踏まえ、第一から第六までに記載する急性呼吸器感染症に対し
て共通する内容に加え、新型コロナウイルス感染症対策に関する事項につ
いて記載する。
予防接種が発病や重症化の予防に有効であることから、特に高齢者や一定
の基礎疾患を有する者に対しては、接種の意義を周知し、円滑な接種体制
を整備することが重要である。
また、国は、これまで得られた科学的知見を踏まえて作成された治療に関
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さらに、予防接種事務のデジタル化の取組を進め、接種事務の効率化や、
接種対象者の利便性の向上、接種率の迅速な把握等を行うとともに、予防
接種の有効性及び安全性の向上に資する分析に活用できるよう、国は JIHS
等の関係する専門家と連携して、予防接種記録や副反応疑い報告等の情報
を格納した予防接種データベースを構築することが求められる。
② インフルエンザワクチン等の供給
加えて、国は、インフルエンザワクチン並びに必要な診断薬及び治療薬
について、円滑な生産及び流通が図られるよう努めることが重要である。
このため、特に、インフルエンザワクチンについて、毎年度の需要を検討
するとともに、インフルエンザワクチンの製造販売業者等と連携しつつ、
必要量が円滑に供給できるように努めるなど、需給ひっ迫に対する平時か
らの備えを進めるとともに、安定供給に関する取組の方針を整理及び周知
し、需給状況の明確化を図ることが重要である。また、予期せぬ需要の増
大が生じた場合には、重症化するリスクの高い者への円滑な接種に配慮し
つつ、供給面についての対策を検討することが重要である
③ インフルエンザワクチン等の研究開発
国は、より有効かつ安全なインフルエンザワクチン及び治療薬の開発に
向けた研究、より迅速かつ確実な診断方法及び検査方法の開発に向けた研
究、現行のインフルエンザワクチン及び治療薬等の使用に関する研究等を
強化するとともに、戦略的な研究目標を設定することが重要である。
二 新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症は、令和五年五月八日に感染症法の位置づけを
五類感染症に変更して以降、夏季及び冬季に患者が増加する傾向にある。
とくに、乳幼児や高齢者、一定の基礎疾患を有する者等が感染すると重症
化するリスクがあり、一部の患者については、新型コロナウイルス感染症
にり患した後、他に原因が明らかでなく、り患してすぐの時期から持続す
る症状、回復した後に新たに出現する症状、症状が消失した後に再び生じ
る症状等の罹患後症状が長く継続することもある感染症である。
このことを踏まえ、第一から第六までに記載する急性呼吸器感染症に対し
て共通する内容に加え、新型コロナウイルス感染症対策に関する事項につ
いて記載する。
予防接種が発病や重症化の予防に有効であることから、特に高齢者や一定
の基礎疾患を有する者に対しては、接種の意義を周知し、円滑な接種体制
を整備することが重要である。
また、国は、これまで得られた科学的知見を踏まえて作成された治療に関
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