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資料3-1-1 医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表[259KB] (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59564.html |
出典情報 | 薬事審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和7年度第1回 7/23)《厚生労働省》 |
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ID
感染症(PT)
出典
概要
<テキサス州保健局からの報告>
テキサス州保健局は、テキサス州における鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスのヒト感染1例を報告した。こ
の症例は、鳥インフルエンザに感染していると推定される乳牛に直接接触したヒトであることが確認された。
この患者は眼の炎症が唯一の症状であったが、先週末にインフルエンザの検査を受け、週末にCDCにより
確定検査が行われた。この症例により一般市民に対するリスクが変わることはなく、依然として低いままであ
る。CDCによれば、これは米国で2例目のH5N1インフルエンザのヒト感染例であり、ウシへの接触に関連した
1例目である。2024年3月、テキサス動物衛生委員会は、テキサス州パンハンドル地域で乳牛が鳥インフル
エンザA(H5N1)に感染した最初の事例を発表した。
鳥インフルエンザA(H5N1)は通常は野鳥に感染し、時にヒトに感染することもあるが、ヒトからヒトへ感染す
ることは極めて稀である。初期の検査では、ウイルスがヒトに感染しやすくなるような変化は見られなかっ
た。
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鳥インフルエン
ザ
鳥インフルエン
ザ
鳥インフルエン
ザ
ProMED-mail
20240401.8715735
<CDCからの報告>
米国テキサス州から報告され、CDCが確認したHPAI A(H5N1)ウイルス(「H5N1鳥インフルエンザ」)の検査
で、米国内の1人が陽性となった。この患者はテキサス州でHPAI A(H5N1)ウイルスに感染していると推定さ
れる乳牛と接触していた。患者は唯一の症状として眼の充血(結膜炎と一致)を訴え、回復している。この感
染によって、米国の一般市民に対するH5N1鳥インフルエンザの人体衛生リスク評価について、CDCが低い
と考えていることに変更はない。米国でヒトにおいてインフルエンザA(H5N1)ウイルスの陽性反応が報告さ
れたのは今回が2例目である。
乳牛のHPAIは、2024年3月25日にUSDAによりテキサス州とカンザス州で初めて報告された。カンザス州の2
つの酪農場とテキサス州の1つの酪農場から集められた病気のウシの未殺菌乳と、テキサス州の別の酪農
場のウシの咽頭ぬぐい液から、世界的にトリの間で広まっているのと同じ遺伝子クレード2.3.4.4bのHPAI A
(H5)ウイルス陽性反応が出た。2024年3月29日、USDAのNVSLは、テキサス州から最近ウシを受け入れた
ミシガン州の乳牛群でHPAIを確認した。A(H5N1)ウイルスの予備分析では、これらのウイルスが現在米国
FDAに承認されている抗ウイルス薬に耐性を持つような変化は見つかっていないため、これらのウイルスに
は抗ウイルス薬が有効であると考えられている。関連するクレード2.3.4.4bウイルスに対して開発されたワク
チン候補ウイルスは、必要であればワクチン製造に利用可能であり、予備的な分析によれば、H5N1インフル
エンザウイルスに対して妥当な予防効果を示す可能性がある。米国FDAとUSDAによると、市販の牛乳は市
場に出回る前に殺菌されているため、現時点では安全性に懸念はないという。
ProMED-mail
20240425.8716157
HPAIの検査及び報告を義務付ける連邦命令
2024年4月24日(水) 出典:APHIS https://www.aphis.usda.gov/sites/default/files/dairy-federal-order.pdf
USDAのAPHISは、HPAIの拡散を防ぐためにこの連邦命令を発行している。HPAIは、家禽や野鳥の伝染性
ウイルス性疾患である。HPAIは家禽にとって致命的であり、数日のうちに全群を壊滅させる可能性がある。
HPAIは、家禽産業、動物の健康、人間の健康、貿易、そして世界経済にとって脅威となっている。米国では、
HPAIが乳牛にも検出されている。この連邦命令は、改正された動物健康保護法(7 U.S.C. § 8301 et seq.)
に基づいて発行されている。第8305条は、農務長官が、家畜の病害虫の米国内への導入又は米国内での
拡散を防ぐために必要と判断した場合、動物、物品、又は輸送手段の州間通商における移動を禁止又は制
限する権限を与えている。第8308条は、農務長官が家畜の病害虫を検出、制御、又は根絶するための作業
及び措置を実施する権限を与えている。第8315条は、農務長官が動物健康保護法を実施するために必要と
判断した命令を発行する権限を与えている。この命令が実質的な規則と見なされる場合、APHISは、さらなる
遅延が病気の拡散を促進し、家畜、家禽、乳業、そして潜在的には人間の健康に対する潜在的な害を増大
させると判断し、通知及びコメントなしにこれらの要件を課す正当な理由があると判断した。2022年2月8日、
USDAは、米国の商業用家禽群においてHPAI H5N1ウイルスを確認した。2022年2月以降、USDAは州及び
家禽生産者と迅速に協力し、1100件以上のHPAI検出に対応し、米国の家禽生産及び貿易へのウイルスの
影響を軽減してきた。2024年3月下旬以降、USDA、米国FDA、CDC、州の獣医及び公衆衛生当局、並びに
全国動物衛生研究所ネットワーク(NAHLN)の研究所は、乳牛におけるHPAI H5N1ウイルスの出現を調査し
ている。NAHLNは、連邦、州、及び大学関連の動物診断研究所の全国的に調整されたネットワーク及び
パートナーシップである。これらの研究所は、USDAのNVSLによって公式の連邦動物健康検査を実施するた
めの訓練及び能力試験を受けており、継続的な疾病監視を提供し、疾病事象に迅速に対応し、意思決定者
に診断結果を伝達し、動物疾病発生時の診断ニーズに対応する能力とキャパシティを備えている。2024年4
月24日時点で、USDAは8州(カンザス州、アイダホ州、ミシガン州、ニューメキシコ州、ノースカロライナ州、オ
ハイオ州、サウスダコタ州、テキサス州)の33の乳牛施設でHPAI H5N1クレード2.3.4.4bウイルスの検出を確
認している。また、USDAは、特定の系統発生学的証拠及び疫学情報に基づき、5州(カンザス州、ミシガン
州、ミネソタ州、ニューメキシコ州、テキサス州)の8つの家禽施設も乳牛で検出されたのと同じHPAI H5N1ウ
イルス遺伝子型に感染していることを確認している。さらに、APHISのNVSLは、影響を受けた群れから発生
し、食物供給に入らなかった無症状の淘汰乳牛の肺組織サンプルからHPAIを発見した。USDAはすでに
HPAIを脅威として認識しており、HPAIに感染した動物の州間移動はすでに禁止されている(9 C.F.R. 71.3(b)
参照)。しかし、この新しいHPAI H5N1ウイルス遺伝子型が乳牛で検出されたことは、乳牛に対する新たな動
物疾病リスクをもたらし、家禽農場に対する追加の疾病リスクをもたらしている。このウイルスの範囲を引き
続き監視し、HPAI H5N1ウイルスのさらなる拡散を防ぎ、家禽及び家畜に対する脅威を軽減するために、当
該連邦命令は2024年4月29日(月)から以下の措置を義務付けた。
①乳牛の州間移動に対する義務的検査(承認されたNAHLNでウイルス検査を受けること。動物の移動追跡
を含む疫学情報を提供すること。APHISが指定する条件に従うこと、等。)
②義務的報告(研究所及び州の獣医は、家畜におけるインフルエンザA核酸検出診断結果(例:PCR又は遺
伝子配列決定)、インフルエンザA血清学診断結果をUSDA APHISに報告する。
ProMED-mail
20240719.8717657
2024年3月下旬に鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスが乳牛で初めて発見された後、米国150以上の乳牛
群で検出されている。オクラホマ州は乳牛から鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスを検出した米国の13番目
の州になった。これらの症例は、野鳥に感染し、家禽やさまざまな種類の哺乳動物に感染している鳥インフ
ルエンザの広範囲にわたる発生の一部である。2024年は4人の酪農労働者が陽性と判定されたが、CDCは
一般市民へのリスクは依然として低いと述べている。オクラホマ州は、酪農家が保護具を利用できるように
し、酪農家に安全対策を強化するよう求めたと州の獣医師は述べている。
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感染症(PT)
出典
概要
<テキサス州保健局からの報告>
テキサス州保健局は、テキサス州における鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスのヒト感染1例を報告した。こ
の症例は、鳥インフルエンザに感染していると推定される乳牛に直接接触したヒトであることが確認された。
この患者は眼の炎症が唯一の症状であったが、先週末にインフルエンザの検査を受け、週末にCDCにより
確定検査が行われた。この症例により一般市民に対するリスクが変わることはなく、依然として低いままであ
る。CDCによれば、これは米国で2例目のH5N1インフルエンザのヒト感染例であり、ウシへの接触に関連した
1例目である。2024年3月、テキサス動物衛生委員会は、テキサス州パンハンドル地域で乳牛が鳥インフル
エンザA(H5N1)に感染した最初の事例を発表した。
鳥インフルエンザA(H5N1)は通常は野鳥に感染し、時にヒトに感染することもあるが、ヒトからヒトへ感染す
ることは極めて稀である。初期の検査では、ウイルスがヒトに感染しやすくなるような変化は見られなかっ
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ProMED-mail
20240401.8715735
<CDCからの報告>
米国テキサス州から報告され、CDCが確認したHPAI A(H5N1)ウイルス(「H5N1鳥インフルエンザ」)の検査
で、米国内の1人が陽性となった。この患者はテキサス州でHPAI A(H5N1)ウイルスに感染していると推定さ
れる乳牛と接触していた。患者は唯一の症状として眼の充血(結膜炎と一致)を訴え、回復している。この感
染によって、米国の一般市民に対するH5N1鳥インフルエンザの人体衛生リスク評価について、CDCが低い
と考えていることに変更はない。米国でヒトにおいてインフルエンザA(H5N1)ウイルスの陽性反応が報告さ
れたのは今回が2例目である。
乳牛のHPAIは、2024年3月25日にUSDAによりテキサス州とカンザス州で初めて報告された。カンザス州の2
つの酪農場とテキサス州の1つの酪農場から集められた病気のウシの未殺菌乳と、テキサス州の別の酪農
場のウシの咽頭ぬぐい液から、世界的にトリの間で広まっているのと同じ遺伝子クレード2.3.4.4bのHPAI A
(H5)ウイルス陽性反応が出た。2024年3月29日、USDAのNVSLは、テキサス州から最近ウシを受け入れた
ミシガン州の乳牛群でHPAIを確認した。A(H5N1)ウイルスの予備分析では、これらのウイルスが現在米国
FDAに承認されている抗ウイルス薬に耐性を持つような変化は見つかっていないため、これらのウイルスに
は抗ウイルス薬が有効であると考えられている。関連するクレード2.3.4.4bウイルスに対して開発されたワク
チン候補ウイルスは、必要であればワクチン製造に利用可能であり、予備的な分析によれば、H5N1インフル
エンザウイルスに対して妥当な予防効果を示す可能性がある。米国FDAとUSDAによると、市販の牛乳は市
場に出回る前に殺菌されているため、現時点では安全性に懸念はないという。
ProMED-mail
20240425.8716157
HPAIの検査及び報告を義務付ける連邦命令
2024年4月24日(水) 出典:APHIS https://www.aphis.usda.gov/sites/default/files/dairy-federal-order.pdf
USDAのAPHISは、HPAIの拡散を防ぐためにこの連邦命令を発行している。HPAIは、家禽や野鳥の伝染性
ウイルス性疾患である。HPAIは家禽にとって致命的であり、数日のうちに全群を壊滅させる可能性がある。
HPAIは、家禽産業、動物の健康、人間の健康、貿易、そして世界経済にとって脅威となっている。米国では、
HPAIが乳牛にも検出されている。この連邦命令は、改正された動物健康保護法(7 U.S.C. § 8301 et seq.)
に基づいて発行されている。第8305条は、農務長官が、家畜の病害虫の米国内への導入又は米国内での
拡散を防ぐために必要と判断した場合、動物、物品、又は輸送手段の州間通商における移動を禁止又は制
限する権限を与えている。第8308条は、農務長官が家畜の病害虫を検出、制御、又は根絶するための作業
及び措置を実施する権限を与えている。第8315条は、農務長官が動物健康保護法を実施するために必要と
判断した命令を発行する権限を与えている。この命令が実質的な規則と見なされる場合、APHISは、さらなる
遅延が病気の拡散を促進し、家畜、家禽、乳業、そして潜在的には人間の健康に対する潜在的な害を増大
させると判断し、通知及びコメントなしにこれらの要件を課す正当な理由があると判断した。2022年2月8日、
USDAは、米国の商業用家禽群においてHPAI H5N1ウイルスを確認した。2022年2月以降、USDAは州及び
家禽生産者と迅速に協力し、1100件以上のHPAI検出に対応し、米国の家禽生産及び貿易へのウイルスの
影響を軽減してきた。2024年3月下旬以降、USDA、米国FDA、CDC、州の獣医及び公衆衛生当局、並びに
全国動物衛生研究所ネットワーク(NAHLN)の研究所は、乳牛におけるHPAI H5N1ウイルスの出現を調査し
ている。NAHLNは、連邦、州、及び大学関連の動物診断研究所の全国的に調整されたネットワーク及び
パートナーシップである。これらの研究所は、USDAのNVSLによって公式の連邦動物健康検査を実施するた
めの訓練及び能力試験を受けており、継続的な疾病監視を提供し、疾病事象に迅速に対応し、意思決定者
に診断結果を伝達し、動物疾病発生時の診断ニーズに対応する能力とキャパシティを備えている。2024年4
月24日時点で、USDAは8州(カンザス州、アイダホ州、ミシガン州、ニューメキシコ州、ノースカロライナ州、オ
ハイオ州、サウスダコタ州、テキサス州)の33の乳牛施設でHPAI H5N1クレード2.3.4.4bウイルスの検出を確
認している。また、USDAは、特定の系統発生学的証拠及び疫学情報に基づき、5州(カンザス州、ミシガン
州、ミネソタ州、ニューメキシコ州、テキサス州)の8つの家禽施設も乳牛で検出されたのと同じHPAI H5N1ウ
イルス遺伝子型に感染していることを確認している。さらに、APHISのNVSLは、影響を受けた群れから発生
し、食物供給に入らなかった無症状の淘汰乳牛の肺組織サンプルからHPAIを発見した。USDAはすでに
HPAIを脅威として認識しており、HPAIに感染した動物の州間移動はすでに禁止されている(9 C.F.R. 71.3(b)
参照)。しかし、この新しいHPAI H5N1ウイルス遺伝子型が乳牛で検出されたことは、乳牛に対する新たな動
物疾病リスクをもたらし、家禽農場に対する追加の疾病リスクをもたらしている。このウイルスの範囲を引き
続き監視し、HPAI H5N1ウイルスのさらなる拡散を防ぎ、家禽及び家畜に対する脅威を軽減するために、当
該連邦命令は2024年4月29日(月)から以下の措置を義務付けた。
①乳牛の州間移動に対する義務的検査(承認されたNAHLNでウイルス検査を受けること。動物の移動追跡
を含む疫学情報を提供すること。APHISが指定する条件に従うこと、等。)
②義務的報告(研究所及び州の獣医は、家畜におけるインフルエンザA核酸検出診断結果(例:PCR又は遺
伝子配列決定)、インフルエンザA血清学診断結果をUSDA APHISに報告する。
ProMED-mail
20240719.8717657
2024年3月下旬に鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスが乳牛で初めて発見された後、米国150以上の乳牛
群で検出されている。オクラホマ州は乳牛から鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスを検出した米国の13番目
の州になった。これらの症例は、野鳥に感染し、家禽やさまざまな種類の哺乳動物に感染している鳥インフ
ルエンザの広範囲にわたる発生の一部である。2024年は4人の酪農労働者が陽性と判定されたが、CDCは
一般市民へのリスクは依然として低いと述べている。オクラホマ州は、酪農家が保護具を利用できるように
し、酪農家に安全対策を強化するよう求めたと州の獣医師は述べている。
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