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資料3-1-1 医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表[259KB] (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59564.html |
出典情報 | 薬事審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和7年度第1回 7/23)《厚生労働省》 |
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令和7年7月23日
令和7年度第1回医療機器・
再生医療等製品安全対策部会
資料 3-1ー1
感染症定期報告感染症別文献一覧表(医療機器2024/10/1~2025/3/31)
ID
2
3
4
感染症(PT)
出典
概要
1 E型肝炎
IDWR. 26:39(2024)2-5
2024年10月2日集計分。4類感染症:E型肝炎7例。感染地域(感染源):北海道3例(豚肉2例、焼肉1例)、千
葉県1例(生焼けの牛肉/牛レバー)、神奈川県1例(生の豚肉)、岡山県1例(不明)、国内・国外不明1例(不
明)。2023年第39週から2024年第38週までに診断されたものの報告遅れとして、E型肝炎2例。感染地域(感
染源):東京都1例(ローストビーフ)、インド/台湾/ベトナム1例(不明)。
E型肝炎
IDWR. 26:41(2024)3-5
2024年10月16日集計分。4類感染症:E型肝炎10例。感染地域(感染源):北海道2例(牛肉1例、不明1例)、
岩手県1例(不明)、山口県1例(不明)、福岡県1例(不明)、国内(都道府県不明)2例(ジンギスカン1例、不
明1例)、中国1例(羊肉)、国内・国外不明2例(不明2例)。2023年第41週から2024年第40週までに診断され
たものの報告遅れとして、E型肝炎1例。感染地域:国内・国外不明_感染源:牛生肉。
インフルエンザ
2024年4月1日、テキサス州の報告により米国のヒト1例における高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5N1)
ウイルス(H5N1鳥インフルエンザ)陽性反応を米国疾病予防センター(CDC)が確認した。当該患者はテキサ
ス州でHPAIに感染していると推定される乳牛と接触していた。患者は唯一の症状として目の充血(結膜炎と
一致)を訴えたが、回復しつつある。患者は隔離され、インフルエンザ用の抗ウイルス薬で治療を受けてい
る。この感染によって、米国一般市民に対するH5N1鳥インフルエンザのヒト健康リスク評価が変わるもので
はなく、CDCはリスクを低いままとみなしている。しかし、感染したトリや他の動物(家畜を含む)、又は感染し
た動物によって汚染された環境に近距離又は長期にわたって無防備にさらされた人は、感染のリスクが高く
なる。
米国でインフルエンザA(H5N1)ウイルスの陽性反応が報告されたのは今回が2例目であり、1例目は2022年
にコロラド州で発生している。H5型鳥インフルエンザは、米国及び世界的に野鳥の間で流行しており、また、
商業用及び庭先の家禽飼育で発生を引き起こし、哺乳類でも散発的に感染がみられる。乳牛のHPAIは、
2024年3月25日に米国農務省(USDA)によりテキサス州とカンザス州で初めて報告された。カンザス州の2農
CDCホームページ.
場とテキサス州の1農場で採取された発病ウシの未殺菌乳と、テキサス州の別の酪農場のウシの咽頭ぬぐ
https://www.cdc.gov/
い液から、世界的に鳥類で広まっている系統と同じ遺伝子クレード2.3.4.4bのHPAI A(H5)ウイルスが陽性と
media/releases/2024/
判定された。2024年3月29日、USDAの国立獣医サービス研究所(NVSL)は、テキサス州から最近ウシを受
p0401-avian-flu.html
け入れたミシガン州の乳牛群でHPAIを確認した。
A(H5N1)ウイルスの予備的分析では、これらのウイルスが現在米国FDAに承認されている抗ウイルス薬に
耐性を持つような変化は見つかっていないため、これらのウイルスには抗ウイルス薬が有効であると考えら
れる。関連するクレード2.3.4.4bのウイルスに対して開発されたワクチン候補ウイルスは、必要に応じてワクチ
ン製造に利用可能であり、予備的な分析によれば、H5N1インフルエンザウイルスに対して妥当な予防効果
を示す可能性がある。
CDCの暫定的勧告によると、HPAI A(H5N1)ウイルス感染が確認又は疑われる野鳥、家禽又はウシを含む
家畜等の発病した動物、並びに動物の死骸、生乳、糞便への無防備な接触を避けるべきである。HPAI A
(H5N1)ウイルスの感染が確認又は疑われる動物の未殺菌(生)牛乳やチーズ等の生乳から作られた製品
等、未調理又は加熱不足の食品や関連する未調理の食品を調理したり食べたりしてはならない。
米国FDAとUSDAによると、市販の牛乳は市場に出回る前に低温殺菌されているため、現時点では安全性に
懸念はないとのことである。
クロイツフェルト・ ProMED-mail
ヤコブ病
20240511.8716445
2024年5月10日(金)
出典:ロイター
https://www.reuters.com/world/uk/scotland-reports-case-mad-cow-disease-2024-05-10/
スコットランド政府は2024年5月10日(金)、国内南西部の農場で古典的な牛海綿状脳症(BSE)、いわゆる狂
牛病の症例を確認したと発表した。これは、英国で2年以上ぶりの発症例である。政府は、影響を受けた施
設及び接触した動物に対して予防的な移動制限を課しており、発症源を特定するためのさらなる調査が進
行中であると声明で述べた。また、人間の健康にリスクはないと付け加えた。「この孤立した症例に関連する
リスクは最小限であることを、農家及び一般の皆様に安心していただきたい。しかし、心配な農家の方は獣
医のアドバイスを求めることを勧める。」と、主任獣医官のシーラ・ヴォアス氏は述べた。BSEは1980年代後
半に英国で初めて検出され、そこから欧州の他の地域に広がり、2000年代初頭までウシの群れを荒廃させ
た。これは、人間の脳を侵すクロイツフェルト・ヤコブ病と関連している。世界動物保健機関(WOAH)による
と、近年BSEの発生率は著しく減少しており、現在では年間発生件数がほぼゼロに近いと推定されている。
英国で前回確認された古典的BSEの症例は2021年であり、2023年には非典型的な症例が報告されていた。
古典的BSEは汚染された飼料の摂取によって発生し、非典型的BSEは自然発生的かつ散発的に発生する
形態を指している。農業大臣のアンドリュー・ミューア氏は、スコットランドで古典的なBSEの症例が発見され
たことが、北アイルランドのリスクがほとんどないという状態に影響を与えないことを保証した。この発表は、
スコットランド政府がエアシャーの農場で古典的BSEの症例を確認したというニュースを受けて行われた。
ミューア大臣は次のように述べた。「古典的BSEの陽性症例の確認は稀であり、発症が確認された点は残念
であるが、BSE監視の管理が十分に強固で厳格であり、問題をできるだけ早期に特定するのに効果的であ
ることを証明している。現時点では北アイルランドとの関連はなく、この発見が北アイルランドのBSEリスク状
態に影響を与えることはない。」症例の発生源を特定するための調査が進行中であり、移動制限が実施され
ている。2023年11月にイングランドでウシにブルートン病が発見されて以来、グレートブリテンから北アイルラ
ンドへのウシの移動はすでに制限されている。ミューア大臣はさらに次のように述べた。「食品基準庁と協力
して、北アイルランドの食肉工場や飼料会社に厳格な管理を行い、北アイルランドの食物連鎖の安全性を確
保している。北アイルランドの牛肉は安全な摂取に供している。汚染された飼料がBSEの原因となることがあ
るため、農家の担当者には責任を持って飼料を調達し、関連する伝達性海綿状脳症(TSE)法規を遵守し、
供給された飼料の適切な記録を維持するよう強く勧める。スコットランド政府と引き続き連携し、調査が進展
する中で最新情報を提供するよう求めていく。」
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令和7年度第1回医療機器・
再生医療等製品安全対策部会
資料 3-1ー1
感染症定期報告感染症別文献一覧表(医療機器2024/10/1~2025/3/31)
ID
2
3
4
感染症(PT)
出典
概要
1 E型肝炎
IDWR. 26:39(2024)2-5
2024年10月2日集計分。4類感染症:E型肝炎7例。感染地域(感染源):北海道3例(豚肉2例、焼肉1例)、千
葉県1例(生焼けの牛肉/牛レバー)、神奈川県1例(生の豚肉)、岡山県1例(不明)、国内・国外不明1例(不
明)。2023年第39週から2024年第38週までに診断されたものの報告遅れとして、E型肝炎2例。感染地域(感
染源):東京都1例(ローストビーフ)、インド/台湾/ベトナム1例(不明)。
E型肝炎
IDWR. 26:41(2024)3-5
2024年10月16日集計分。4類感染症:E型肝炎10例。感染地域(感染源):北海道2例(牛肉1例、不明1例)、
岩手県1例(不明)、山口県1例(不明)、福岡県1例(不明)、国内(都道府県不明)2例(ジンギスカン1例、不
明1例)、中国1例(羊肉)、国内・国外不明2例(不明2例)。2023年第41週から2024年第40週までに診断され
たものの報告遅れとして、E型肝炎1例。感染地域:国内・国外不明_感染源:牛生肉。
インフルエンザ
2024年4月1日、テキサス州の報告により米国のヒト1例における高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5N1)
ウイルス(H5N1鳥インフルエンザ)陽性反応を米国疾病予防センター(CDC)が確認した。当該患者はテキサ
ス州でHPAIに感染していると推定される乳牛と接触していた。患者は唯一の症状として目の充血(結膜炎と
一致)を訴えたが、回復しつつある。患者は隔離され、インフルエンザ用の抗ウイルス薬で治療を受けてい
る。この感染によって、米国一般市民に対するH5N1鳥インフルエンザのヒト健康リスク評価が変わるもので
はなく、CDCはリスクを低いままとみなしている。しかし、感染したトリや他の動物(家畜を含む)、又は感染し
た動物によって汚染された環境に近距離又は長期にわたって無防備にさらされた人は、感染のリスクが高く
なる。
米国でインフルエンザA(H5N1)ウイルスの陽性反応が報告されたのは今回が2例目であり、1例目は2022年
にコロラド州で発生している。H5型鳥インフルエンザは、米国及び世界的に野鳥の間で流行しており、また、
商業用及び庭先の家禽飼育で発生を引き起こし、哺乳類でも散発的に感染がみられる。乳牛のHPAIは、
2024年3月25日に米国農務省(USDA)によりテキサス州とカンザス州で初めて報告された。カンザス州の2農
CDCホームページ.
場とテキサス州の1農場で採取された発病ウシの未殺菌乳と、テキサス州の別の酪農場のウシの咽頭ぬぐ
https://www.cdc.gov/
い液から、世界的に鳥類で広まっている系統と同じ遺伝子クレード2.3.4.4bのHPAI A(H5)ウイルスが陽性と
media/releases/2024/
判定された。2024年3月29日、USDAの国立獣医サービス研究所(NVSL)は、テキサス州から最近ウシを受
p0401-avian-flu.html
け入れたミシガン州の乳牛群でHPAIを確認した。
A(H5N1)ウイルスの予備的分析では、これらのウイルスが現在米国FDAに承認されている抗ウイルス薬に
耐性を持つような変化は見つかっていないため、これらのウイルスには抗ウイルス薬が有効であると考えら
れる。関連するクレード2.3.4.4bのウイルスに対して開発されたワクチン候補ウイルスは、必要に応じてワクチ
ン製造に利用可能であり、予備的な分析によれば、H5N1インフルエンザウイルスに対して妥当な予防効果
を示す可能性がある。
CDCの暫定的勧告によると、HPAI A(H5N1)ウイルス感染が確認又は疑われる野鳥、家禽又はウシを含む
家畜等の発病した動物、並びに動物の死骸、生乳、糞便への無防備な接触を避けるべきである。HPAI A
(H5N1)ウイルスの感染が確認又は疑われる動物の未殺菌(生)牛乳やチーズ等の生乳から作られた製品
等、未調理又は加熱不足の食品や関連する未調理の食品を調理したり食べたりしてはならない。
米国FDAとUSDAによると、市販の牛乳は市場に出回る前に低温殺菌されているため、現時点では安全性に
懸念はないとのことである。
クロイツフェルト・ ProMED-mail
ヤコブ病
20240511.8716445
2024年5月10日(金)
出典:ロイター
https://www.reuters.com/world/uk/scotland-reports-case-mad-cow-disease-2024-05-10/
スコットランド政府は2024年5月10日(金)、国内南西部の農場で古典的な牛海綿状脳症(BSE)、いわゆる狂
牛病の症例を確認したと発表した。これは、英国で2年以上ぶりの発症例である。政府は、影響を受けた施
設及び接触した動物に対して予防的な移動制限を課しており、発症源を特定するためのさらなる調査が進
行中であると声明で述べた。また、人間の健康にリスクはないと付け加えた。「この孤立した症例に関連する
リスクは最小限であることを、農家及び一般の皆様に安心していただきたい。しかし、心配な農家の方は獣
医のアドバイスを求めることを勧める。」と、主任獣医官のシーラ・ヴォアス氏は述べた。BSEは1980年代後
半に英国で初めて検出され、そこから欧州の他の地域に広がり、2000年代初頭までウシの群れを荒廃させ
た。これは、人間の脳を侵すクロイツフェルト・ヤコブ病と関連している。世界動物保健機関(WOAH)による
と、近年BSEの発生率は著しく減少しており、現在では年間発生件数がほぼゼロに近いと推定されている。
英国で前回確認された古典的BSEの症例は2021年であり、2023年には非典型的な症例が報告されていた。
古典的BSEは汚染された飼料の摂取によって発生し、非典型的BSEは自然発生的かつ散発的に発生する
形態を指している。農業大臣のアンドリュー・ミューア氏は、スコットランドで古典的なBSEの症例が発見され
たことが、北アイルランドのリスクがほとんどないという状態に影響を与えないことを保証した。この発表は、
スコットランド政府がエアシャーの農場で古典的BSEの症例を確認したというニュースを受けて行われた。
ミューア大臣は次のように述べた。「古典的BSEの陽性症例の確認は稀であり、発症が確認された点は残念
であるが、BSE監視の管理が十分に強固で厳格であり、問題をできるだけ早期に特定するのに効果的であ
ることを証明している。現時点では北アイルランドとの関連はなく、この発見が北アイルランドのBSEリスク状
態に影響を与えることはない。」症例の発生源を特定するための調査が進行中であり、移動制限が実施され
ている。2023年11月にイングランドでウシにブルートン病が発見されて以来、グレートブリテンから北アイルラ
ンドへのウシの移動はすでに制限されている。ミューア大臣はさらに次のように述べた。「食品基準庁と協力
して、北アイルランドの食肉工場や飼料会社に厳格な管理を行い、北アイルランドの食物連鎖の安全性を確
保している。北アイルランドの牛肉は安全な摂取に供している。汚染された飼料がBSEの原因となることがあ
るため、農家の担当者には責任を持って飼料を調達し、関連する伝達性海綿状脳症(TSE)法規を遵守し、
供給された飼料の適切な記録を維持するよう強く勧める。スコットランド政府と引き続き連携し、調査が進展
する中で最新情報を提供するよう求めていく。」
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