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資料3-1-1 医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表[259KB] (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59564.html |
出典情報 | 薬事審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和7年度第1回 7/23)《厚生労働省》 |
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ID
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感染症(PT)
レンサ球菌感染
レンサ球菌感染
レンサ球菌感染
レンサ球菌感染
出典
概要
ProMED-mail
20240724.8717724
2024年7月23日、Hanoi市CDCの代表者によると、36歳の患者は、病気のブタを屠殺し食べた2日後、症状が
現れた。患者は、頭痛があり、嘔吐が多く、興奮しており、Bach Mai病院での脳脊髄液検査の結果、レンサ
球菌が陽性であった。集中的な治療の結果、患者の健康状態は安定し、経過観察のためBa Vi地区総合病
院に移された。ブタレンサ球菌は、人獣共通感染症であり、ヒトからヒトへの感染は確認されていない。ほと
んどの症例は、屠殺、生の血液プリンや他の加熱不十分な食品を食べたことに関連している。生の血液プリ
ンを食べておらず、ブタを屠殺していないのに病気になる患者もいる。原因は、生の豚肉を食べるか、皮膚
病変や引っ掻き傷を通して病気のブタに接触することである。ブタレンサ球菌は、食品を十分に加熱すると
完全に死滅する。したがって、厚生省予防医学局は、病気や死んだブタを屠殺しないこと、特に傷がある場
合は、保護手袋なしで生肉を扱わないことを推奨している。ブタレンサ球菌に感染すると、敗血症、化膿性髄
膜炎、あるいはその両方を併発することがある。型によっては、軽症から重症まで進行し、最初から重症の
感染者もいる。潜伏期間は、数時間から4~5日と個人差がある。症状としては、発熱、悪寒、吐き気、嘔吐、
下痢等があるが、頻度は高くないので、一般的な消化器疾患や食中毒と間違えやすい。また、頭痛、耳鳴
り、難聴、肩こり、だるさ、敗血症や化膿性髄膜炎による皮膚の壊死性発疹等がみられる。ブタレンサ球菌感
染による死亡率は約7%である。治療が遅れた患者は死亡する危険性が高く、生存した場合でも後遺症が
残る率は非常に高く、約40%である。
ProMED-mail
20240807.8718001
Hanoi市は、Quoc Oai地区で、2024年、初めてのブタレンサ球菌感染による死亡患者(86歳女性)を記録し
た。2024年8月5日午後、Hanoi市保健局の代表者によると、患者は、高熱、頭痛、傾眠があり、家族が彼女を
103軍病院に連れて行った。そこで血液と脳脊髄液の検査を受けた結果、患者は"ブタレンサ球菌"陽性で
あった。集中治療を受けたが、高齢と重病の為、彼女は助からなかった。患者が、どこでブタレンサ球菌に感
染したかは現在のところ不明である。2024年に入ってから、Hanoiでは、死亡者1人を含む7人のブタレンサ球
菌感染者を記録した。昨年同時期と比較すると、感染者数は6人減少し、死亡者数は同じである。Hanoi市
CDCの代表者によると、"ブタレンサ球菌"のほとんどの症例は、屠殺、生の血液プリンや加熱不十分な豚肉
で作られた食品を食べることに関連している。また一部には、屠殺や加工中に皮膚病変や引っかき傷を通し
て感染したブタと接触することによる症例もある。ブタレンサ球菌は、ブタの上気道、特に鼻、消化管、性器に
常在している。ブタレンサ球菌に感染すると、敗血症、化膿性髄膜炎、あるいはその両方を併発することがあ
る。病型によって、軽症から重症まで進行し、最初から重症の感染者もいる。免疫不全の人は死亡リスクが
高い。現在のところ、ヒトのブタレンサ球菌感染を予防するワクチンはない。しかしこれらの細菌は、食品を十
分に加熱すれば完全に死滅する。したがって、加熱した食品を食べ、沸騰したお湯を飲み、病気のブタや死
んだブタを屠殺せず、特に手に傷がある場合は、生の豚肉を素手で扱わない。生や加熱不足の豚肉を扱う
時は、手袋を着用し、肉を扱った後は、手をよく洗うこと。
ProMED-mail
20240811.8718082
Thai Nguyen疾病管理センターの代表者によると、50歳の男性患者は、2024年8月6日、血液の蒸しプリンを
食べ、その直後に発熱、消化器障害、翌朝、頭痛、めまい、吐き気があり、Dinh Hoa総合病院に救急搬送さ
れた。医師は、患者を敗血症性ショック、脳卒中を伴うレンサ球菌感染症と診断し、Thai Nguyen中央総合病
院に移送したが、2024年8月9日午後、患者は死亡した。専門家によると、ブタレンサ球菌感染症のほとんど
の症例は、屠殺、生食、加熱不足の豚肉から作られた食品に関連している。屠殺や加工中に、皮膚の病変
や傷を通して感染したブタと接触する症例もある。上記の患者は、蒸した血液プリンを食べており、病気の進
行により急速に死に至ったが、脳卒中によるものかもしれない。ブタレンサ球菌は、ブタの上気道、特に鼻、
消化管、性器に常在している。ブタレンサ球菌に感染すると、敗血症、化膿性髄膜炎、あるいはその両方を
併発することがある。病型によって、病気の進行は軽症から重症まであり、最初から重症の感染者もいる。
免疫不全の人は死亡リスクが高い。レンサ球菌感染症による死亡率は約7%である。患者が生存した場合
の後遺症の発生率も非常に高く、約40%である。潜伏期間は数時間から4~5日で、各人の体質によって異
なる。症状としては、発熱、悪寒、吐き気、嘔吐、下痢等があるが、頻度は高くなく、一般的な消化器疾患や
食中毒と間違えやすい。また、頭痛、耳鳴り、難聴、肩こり、だるさ、敗血症や化膿性髄膜炎による皮膚の壊
死性発疹等がみられる。現在のところ、ヒトのブタレンサ球菌感染を予防するワクチンはない。しかしこれら
の細菌は、食品を十分に加熱すると完全に死滅する。したがって、加熱済みの食品を食べ、沸騰したお湯を
飲み、病気のブタや死んだブタを屠殺せず、生の豚肉を素手で扱わないこと、特に手に傷がある場合は注意
すること。生や加熱不足の豚肉を扱う時は、手袋を着用し、肉を扱った後は、よく手を洗うこと。
ProMED-mail
20241007.8719226
タイ疾病管理局(DDC)は、東北地方下部の4県でブタレンサ球菌に関連して12人が死亡したことを受け、未
加熱の豚肉に注意するよう国民に警告した。
DDC第9事務所のTaweechai Wisanuyothin所長は、2024年10月5日にNakhon Ratchasima、Buri Ram、
Surin、そしてChaiyaphumの4つの監視地域で、2024年1月7日から9月3日の間に149件の細菌による難聴が
報告されたと述べた。患者数が最も多かったのは、Nakhon Ratchasimaで89例(うち死亡6例)、次いで
Chaiyaphumで31例(うち死亡4例)、Surinで16例(うち死亡1例)、Buri Ramで13例(うち死亡1例)であった。報
告された症例の大半は65歳以上の高齢者であったとTaweechai所長は述べた。ブタレンサ球菌は、ピーナッ
ツ型の細菌で、通常ブタの上気道、特に扁桃腺や鼻腔、消化管や性器に存在する。Taweechai所長による
と、人間は生の豚肉、ブタの血液、内臓を摂取したり、それに触れたりすることでこの細菌に感染する可能性
があるという。また、傷口やひっかき傷、目の結膜から侵入することもあるという。通常、この細菌による感染
は発熱として現れ、その14日後に難聴となる。患者は、高熱、激しい頭痛、めまい、嘔吐、首のこわばりに悩
まされる。免疫力が低下しているヒトでは、永続的な難聴を引き起こし、死に至ることもある。
DDCは、信頼できる供給元から豚肉を購入し、60~70℃[140~158℉]で10分以上加熱された肉、内臓、血液
を摂取することを推奨している。また、調理済みの豚肉と生の豚肉を手に取る際は、別々の器具を使用する
必要があるという。
臭いが強かったり、色が黒かったりする豚肉は買わないこと。また、生の豚肉や血に素手で触れないこと。傷
口がある場合はしっかりと覆い、ブタを触った後は毎回手を洗うこと。「もし報告されているような症状があれ
ば、すぐに医師の診察を受けること、とTaweechai所長は述べた。
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感染症(PT)
レンサ球菌感染
レンサ球菌感染
レンサ球菌感染
レンサ球菌感染
出典
概要
ProMED-mail
20240724.8717724
2024年7月23日、Hanoi市CDCの代表者によると、36歳の患者は、病気のブタを屠殺し食べた2日後、症状が
現れた。患者は、頭痛があり、嘔吐が多く、興奮しており、Bach Mai病院での脳脊髄液検査の結果、レンサ
球菌が陽性であった。集中的な治療の結果、患者の健康状態は安定し、経過観察のためBa Vi地区総合病
院に移された。ブタレンサ球菌は、人獣共通感染症であり、ヒトからヒトへの感染は確認されていない。ほと
んどの症例は、屠殺、生の血液プリンや他の加熱不十分な食品を食べたことに関連している。生の血液プリ
ンを食べておらず、ブタを屠殺していないのに病気になる患者もいる。原因は、生の豚肉を食べるか、皮膚
病変や引っ掻き傷を通して病気のブタに接触することである。ブタレンサ球菌は、食品を十分に加熱すると
完全に死滅する。したがって、厚生省予防医学局は、病気や死んだブタを屠殺しないこと、特に傷がある場
合は、保護手袋なしで生肉を扱わないことを推奨している。ブタレンサ球菌に感染すると、敗血症、化膿性髄
膜炎、あるいはその両方を併発することがある。型によっては、軽症から重症まで進行し、最初から重症の
感染者もいる。潜伏期間は、数時間から4~5日と個人差がある。症状としては、発熱、悪寒、吐き気、嘔吐、
下痢等があるが、頻度は高くないので、一般的な消化器疾患や食中毒と間違えやすい。また、頭痛、耳鳴
り、難聴、肩こり、だるさ、敗血症や化膿性髄膜炎による皮膚の壊死性発疹等がみられる。ブタレンサ球菌感
染による死亡率は約7%である。治療が遅れた患者は死亡する危険性が高く、生存した場合でも後遺症が
残る率は非常に高く、約40%である。
ProMED-mail
20240807.8718001
Hanoi市は、Quoc Oai地区で、2024年、初めてのブタレンサ球菌感染による死亡患者(86歳女性)を記録し
た。2024年8月5日午後、Hanoi市保健局の代表者によると、患者は、高熱、頭痛、傾眠があり、家族が彼女を
103軍病院に連れて行った。そこで血液と脳脊髄液の検査を受けた結果、患者は"ブタレンサ球菌"陽性で
あった。集中治療を受けたが、高齢と重病の為、彼女は助からなかった。患者が、どこでブタレンサ球菌に感
染したかは現在のところ不明である。2024年に入ってから、Hanoiでは、死亡者1人を含む7人のブタレンサ球
菌感染者を記録した。昨年同時期と比較すると、感染者数は6人減少し、死亡者数は同じである。Hanoi市
CDCの代表者によると、"ブタレンサ球菌"のほとんどの症例は、屠殺、生の血液プリンや加熱不十分な豚肉
で作られた食品を食べることに関連している。また一部には、屠殺や加工中に皮膚病変や引っかき傷を通し
て感染したブタと接触することによる症例もある。ブタレンサ球菌は、ブタの上気道、特に鼻、消化管、性器に
常在している。ブタレンサ球菌に感染すると、敗血症、化膿性髄膜炎、あるいはその両方を併発することがあ
る。病型によって、軽症から重症まで進行し、最初から重症の感染者もいる。免疫不全の人は死亡リスクが
高い。現在のところ、ヒトのブタレンサ球菌感染を予防するワクチンはない。しかしこれらの細菌は、食品を十
分に加熱すれば完全に死滅する。したがって、加熱した食品を食べ、沸騰したお湯を飲み、病気のブタや死
んだブタを屠殺せず、特に手に傷がある場合は、生の豚肉を素手で扱わない。生や加熱不足の豚肉を扱う
時は、手袋を着用し、肉を扱った後は、手をよく洗うこと。
ProMED-mail
20240811.8718082
Thai Nguyen疾病管理センターの代表者によると、50歳の男性患者は、2024年8月6日、血液の蒸しプリンを
食べ、その直後に発熱、消化器障害、翌朝、頭痛、めまい、吐き気があり、Dinh Hoa総合病院に救急搬送さ
れた。医師は、患者を敗血症性ショック、脳卒中を伴うレンサ球菌感染症と診断し、Thai Nguyen中央総合病
院に移送したが、2024年8月9日午後、患者は死亡した。専門家によると、ブタレンサ球菌感染症のほとんど
の症例は、屠殺、生食、加熱不足の豚肉から作られた食品に関連している。屠殺や加工中に、皮膚の病変
や傷を通して感染したブタと接触する症例もある。上記の患者は、蒸した血液プリンを食べており、病気の進
行により急速に死に至ったが、脳卒中によるものかもしれない。ブタレンサ球菌は、ブタの上気道、特に鼻、
消化管、性器に常在している。ブタレンサ球菌に感染すると、敗血症、化膿性髄膜炎、あるいはその両方を
併発することがある。病型によって、病気の進行は軽症から重症まであり、最初から重症の感染者もいる。
免疫不全の人は死亡リスクが高い。レンサ球菌感染症による死亡率は約7%である。患者が生存した場合
の後遺症の発生率も非常に高く、約40%である。潜伏期間は数時間から4~5日で、各人の体質によって異
なる。症状としては、発熱、悪寒、吐き気、嘔吐、下痢等があるが、頻度は高くなく、一般的な消化器疾患や
食中毒と間違えやすい。また、頭痛、耳鳴り、難聴、肩こり、だるさ、敗血症や化膿性髄膜炎による皮膚の壊
死性発疹等がみられる。現在のところ、ヒトのブタレンサ球菌感染を予防するワクチンはない。しかしこれら
の細菌は、食品を十分に加熱すると完全に死滅する。したがって、加熱済みの食品を食べ、沸騰したお湯を
飲み、病気のブタや死んだブタを屠殺せず、生の豚肉を素手で扱わないこと、特に手に傷がある場合は注意
すること。生や加熱不足の豚肉を扱う時は、手袋を着用し、肉を扱った後は、よく手を洗うこと。
ProMED-mail
20241007.8719226
タイ疾病管理局(DDC)は、東北地方下部の4県でブタレンサ球菌に関連して12人が死亡したことを受け、未
加熱の豚肉に注意するよう国民に警告した。
DDC第9事務所のTaweechai Wisanuyothin所長は、2024年10月5日にNakhon Ratchasima、Buri Ram、
Surin、そしてChaiyaphumの4つの監視地域で、2024年1月7日から9月3日の間に149件の細菌による難聴が
報告されたと述べた。患者数が最も多かったのは、Nakhon Ratchasimaで89例(うち死亡6例)、次いで
Chaiyaphumで31例(うち死亡4例)、Surinで16例(うち死亡1例)、Buri Ramで13例(うち死亡1例)であった。報
告された症例の大半は65歳以上の高齢者であったとTaweechai所長は述べた。ブタレンサ球菌は、ピーナッ
ツ型の細菌で、通常ブタの上気道、特に扁桃腺や鼻腔、消化管や性器に存在する。Taweechai所長による
と、人間は生の豚肉、ブタの血液、内臓を摂取したり、それに触れたりすることでこの細菌に感染する可能性
があるという。また、傷口やひっかき傷、目の結膜から侵入することもあるという。通常、この細菌による感染
は発熱として現れ、その14日後に難聴となる。患者は、高熱、激しい頭痛、めまい、嘔吐、首のこわばりに悩
まされる。免疫力が低下しているヒトでは、永続的な難聴を引き起こし、死に至ることもある。
DDCは、信頼できる供給元から豚肉を購入し、60~70℃[140~158℉]で10分以上加熱された肉、内臓、血液
を摂取することを推奨している。また、調理済みの豚肉と生の豚肉を手に取る際は、別々の器具を使用する
必要があるという。
臭いが強かったり、色が黒かったりする豚肉は買わないこと。また、生の豚肉や血に素手で触れないこと。傷
口がある場合はしっかりと覆い、ブタを触った後は毎回手を洗うこと。「もし報告されているような症状があれ
ば、すぐに医師の診察を受けること、とTaweechai所長は述べた。
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