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資料3-1-1 医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表[259KB] (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59564.html |
出典情報 | 薬事審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和7年度第1回 7/23)《厚生労働省》 |
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ID
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感染症(PT)
旋毛虫症
条虫感染
炭疽
炭疽
出典
概要
ProMED-mail
20241130.8720365
Foggia県で旋毛虫病、又は旋毛虫症の症例が2件発見された。この寄生虫病は、Foggiaの地域保健機関
(ASL)SIAVエリアBの責任者Angelo Castelluccioの説明によると、十分な獣医学的検査を受けていない動物
の肉を食べた場合、イノシシ肉や豚肉、特に生肉やソーセージの生食や加熱不足によってヒトに感染する可
能性がある。重大な症状としては、下痢、筋肉痛、リウマチ様症候群、脱力感、まぶたの浮腫、羞明、発熱等
があり、入院が必要になることもあり、適切な治療が行われないと重篤な合併症を引き起こす可能性があ
る。地方衛生局の動物由来食品衛生獣医局は、汚染が疑われる食品の管理と監視を開始した。疫学調査を
担当するASLの食物由来病グループは、Monte Sant‘Angelo市で新たな感染者を確認した。この新たな集団
発生は、2023年にLamisのSan Marco自治体で記録された症例に追加されるものである。「イノシシやブタの
肉、特に生肉やソーセージ用の肉は、乾燥も塩漬けも燻製も寄生虫の幼虫を駆除することができない為、予
防的な旋毛虫検出器の検査を受けなければ感染する可能性があることを強調しておくことが重要である」と
ASLは報告している。
One Health.
19(2024)100908
Echinococcus granulosus sensu lato, s.l. (E. granulosus s.l. )による嚢胞性エキノコックス症(CE)は、「顧みら
れない人獣共通の熱帯病(Zoonotic neglected tropical diseases (zNTDs))」と言われるイタリアの風土病で
あり、イノシシを含むいくつかの中間宿主と確定宿主であるイヌで持続する。農村部や家畜飼育地域に住む
人々、風土病地域でアウトドア活動を行う人々は、E. granulosus s.l. 感染にさらされている。本研究では、イノ
シシ狩猟者におけるEchinococcus spp. への曝露状況、狩猟犬が寄生虫リザーバーとして果たす役割、及び
感染リスクに関する狩猟者の知識を評価することを目的とした。2022年12月から2023年5月にかけて、南イタ
リアのイノシシ狩猟者(n=122)の血液と血清を採取するとともに、社会人口統計学的データ、解剖学的デー
タ、CEに関する知識について、情報収集した。血清は、市販の酵素結合免疫吸着法(Euroimmun ELISAR、ド
イツ)でEchinococcus spp. IgGを検査した。さらに、狩猟犬(n=208)からの糞便検体は、寄生虫学的及び分
子生物学的手法により、条虫卵のスクリーニングが行われた。全体として、6名(4.9%)の狩猟者が
Echinococcus spp. に対するIgGで陽性又は境界域を示し、うち1名は石灰化肝嚢胞を認めた。さらに、狩猟犬
の糞便検体(13/208)からは6.3%の条虫卵の有病率が記録され、2検体からE. granulosus sensu stricto
(s.s.) が分子学的に同定された。統計解析の結果、狩猟者の地理的出身地等の寄生虫曝露に関連するリス
ク因子(オッズ比>1、p<0.05)が明らかになった。本研究より、狩猟者のE.granulosus s.l. 曝露、狩猟犬の寄
生虫分子陽性反応、Echinococcus spp. の感染リスク等に関する認識の低さが確認されたことから、狩猟者
の間での健康監視と教育プログラム推進が重要であると考えられた。
ProMED-mail
20240905.8718584
日付:2024年9月3日(火)出典:ワイオミング家畜委員会
https://content.govdelivery.com/accounts/WYLIVESTOCK/bulletins/3b2db04
ワイオミング州カーボン郡にある複数のウシ群で炭疽病が確認された。これは1970年代以来、ワイオミング
州のウシで確認された初めての炭疽病である。ワイオミング州獣医研究所(WSVL)は、2024年8月31日(土)
午後遅くに診断を確認した。WSVLと民間の獣医師は、地域の複数のウシ群に影響を与え得る炭疽病の診
断において重要な役割を果たした。炭疽病は、自然界に広く分布するBacillus anthracis という細菌によって
引き起こされる細菌性疾患である。この芽胞形成細菌は、土壌中で数年から数十年にわたって生存すること
ができ、通常は干ばつの後に大雨が降った後に散発的な発生が見られる。家畜や野生動物は、汚染された
土壌、植物、水中の芽胞を吸い込んだり摂取したりすることで感染することがある。家畜における炭疽病の
臨床症状には、突然死、虚弱、よろめき、呼吸困難、発熱、血便等がある。WSVLによる炭疽病の診断後、複
数の州機関と民間の獣医師が迅速に対応した。人獣共通感染症の診断時には、動物とヒトの健康を守るこ
とが重要である、と、ワイオミング州獣医師のハリー・ハセル博士は述べている。ワイオミング家畜委員会
は、生産者や民間の獣医師と協力して、さらなる拡散を防ぎ、人への曝露を制限するために、死骸の処理と
ワクチン接種の推奨を継続する。炭疽病ワクチンは複数の家畜種に対して承認されており、非常に効果的で
ある。2024年9月4日(水)午後7時に、エルクマウンテン消防署で複数の機関が参加する公開会議が開催さ
れる。炭疽病に一致する臨床症状や突然死を経験している家畜の所有者は、民間の獣医師又はワイオミン
グ家畜委員会(lsbforms-applications@wyo.gov)に連絡するように要請している。
ProMED-mail
20241109.8719904
NatoreのGurudaspur郡で炭疽がウシからヒトに広がっている。郡内のNazirpur連合で炭疽患者として最初に
特定されたのは12例であった。感染したウシの肉を喫食したり感染した家畜を屠殺し川に流して処分したこと
で、この病気がヒトに広がったと推測された。過去2カ月間に同連合で少なくとも30頭のウシ及びヤギが炭疽
菌に感染したと報告されており、疫学疾病対策研究所の研究チームがこれらの村でのアウトブレイクについ
て調査をしたところ、感染者の1人がウシ6頭を飼育し、1カ月以内に4頭のウシが病気になったためそれらを
屠殺し、肉を安値で販売した結果、彼は炭疽菌に感染したことが分かった。
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感染症(PT)
旋毛虫症
条虫感染
炭疽
炭疽
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概要
ProMED-mail
20241130.8720365
Foggia県で旋毛虫病、又は旋毛虫症の症例が2件発見された。この寄生虫病は、Foggiaの地域保健機関
(ASL)SIAVエリアBの責任者Angelo Castelluccioの説明によると、十分な獣医学的検査を受けていない動物
の肉を食べた場合、イノシシ肉や豚肉、特に生肉やソーセージの生食や加熱不足によってヒトに感染する可
能性がある。重大な症状としては、下痢、筋肉痛、リウマチ様症候群、脱力感、まぶたの浮腫、羞明、発熱等
があり、入院が必要になることもあり、適切な治療が行われないと重篤な合併症を引き起こす可能性があ
る。地方衛生局の動物由来食品衛生獣医局は、汚染が疑われる食品の管理と監視を開始した。疫学調査を
担当するASLの食物由来病グループは、Monte Sant‘Angelo市で新たな感染者を確認した。この新たな集団
発生は、2023年にLamisのSan Marco自治体で記録された症例に追加されるものである。「イノシシやブタの
肉、特に生肉やソーセージ用の肉は、乾燥も塩漬けも燻製も寄生虫の幼虫を駆除することができない為、予
防的な旋毛虫検出器の検査を受けなければ感染する可能性があることを強調しておくことが重要である」と
ASLは報告している。
One Health.
19(2024)100908
Echinococcus granulosus sensu lato, s.l. (E. granulosus s.l. )による嚢胞性エキノコックス症(CE)は、「顧みら
れない人獣共通の熱帯病(Zoonotic neglected tropical diseases (zNTDs))」と言われるイタリアの風土病で
あり、イノシシを含むいくつかの中間宿主と確定宿主であるイヌで持続する。農村部や家畜飼育地域に住む
人々、風土病地域でアウトドア活動を行う人々は、E. granulosus s.l. 感染にさらされている。本研究では、イノ
シシ狩猟者におけるEchinococcus spp. への曝露状況、狩猟犬が寄生虫リザーバーとして果たす役割、及び
感染リスクに関する狩猟者の知識を評価することを目的とした。2022年12月から2023年5月にかけて、南イタ
リアのイノシシ狩猟者(n=122)の血液と血清を採取するとともに、社会人口統計学的データ、解剖学的デー
タ、CEに関する知識について、情報収集した。血清は、市販の酵素結合免疫吸着法(Euroimmun ELISAR、ド
イツ)でEchinococcus spp. IgGを検査した。さらに、狩猟犬(n=208)からの糞便検体は、寄生虫学的及び分
子生物学的手法により、条虫卵のスクリーニングが行われた。全体として、6名(4.9%)の狩猟者が
Echinococcus spp. に対するIgGで陽性又は境界域を示し、うち1名は石灰化肝嚢胞を認めた。さらに、狩猟犬
の糞便検体(13/208)からは6.3%の条虫卵の有病率が記録され、2検体からE. granulosus sensu stricto
(s.s.) が分子学的に同定された。統計解析の結果、狩猟者の地理的出身地等の寄生虫曝露に関連するリス
ク因子(オッズ比>1、p<0.05)が明らかになった。本研究より、狩猟者のE.granulosus s.l. 曝露、狩猟犬の寄
生虫分子陽性反応、Echinococcus spp. の感染リスク等に関する認識の低さが確認されたことから、狩猟者
の間での健康監視と教育プログラム推進が重要であると考えられた。
ProMED-mail
20240905.8718584
日付:2024年9月3日(火)出典:ワイオミング家畜委員会
https://content.govdelivery.com/accounts/WYLIVESTOCK/bulletins/3b2db04
ワイオミング州カーボン郡にある複数のウシ群で炭疽病が確認された。これは1970年代以来、ワイオミング
州のウシで確認された初めての炭疽病である。ワイオミング州獣医研究所(WSVL)は、2024年8月31日(土)
午後遅くに診断を確認した。WSVLと民間の獣医師は、地域の複数のウシ群に影響を与え得る炭疽病の診
断において重要な役割を果たした。炭疽病は、自然界に広く分布するBacillus anthracis という細菌によって
引き起こされる細菌性疾患である。この芽胞形成細菌は、土壌中で数年から数十年にわたって生存すること
ができ、通常は干ばつの後に大雨が降った後に散発的な発生が見られる。家畜や野生動物は、汚染された
土壌、植物、水中の芽胞を吸い込んだり摂取したりすることで感染することがある。家畜における炭疽病の
臨床症状には、突然死、虚弱、よろめき、呼吸困難、発熱、血便等がある。WSVLによる炭疽病の診断後、複
数の州機関と民間の獣医師が迅速に対応した。人獣共通感染症の診断時には、動物とヒトの健康を守るこ
とが重要である、と、ワイオミング州獣医師のハリー・ハセル博士は述べている。ワイオミング家畜委員会
は、生産者や民間の獣医師と協力して、さらなる拡散を防ぎ、人への曝露を制限するために、死骸の処理と
ワクチン接種の推奨を継続する。炭疽病ワクチンは複数の家畜種に対して承認されており、非常に効果的で
ある。2024年9月4日(水)午後7時に、エルクマウンテン消防署で複数の機関が参加する公開会議が開催さ
れる。炭疽病に一致する臨床症状や突然死を経験している家畜の所有者は、民間の獣医師又はワイオミン
グ家畜委員会(lsbforms-applications@wyo.gov)に連絡するように要請している。
ProMED-mail
20241109.8719904
NatoreのGurudaspur郡で炭疽がウシからヒトに広がっている。郡内のNazirpur連合で炭疽患者として最初に
特定されたのは12例であった。感染したウシの肉を喫食したり感染した家畜を屠殺し川に流して処分したこと
で、この病気がヒトに広がったと推測された。過去2カ月間に同連合で少なくとも30頭のウシ及びヤギが炭疽
菌に感染したと報告されており、疫学疾病対策研究所の研究チームがこれらの村でのアウトブレイクについ
て調査をしたところ、感染者の1人がウシ6頭を飼育し、1カ月以内に4頭のウシが病気になったためそれらを
屠殺し、肉を安値で販売した結果、彼は炭疽菌に感染したことが分かった。
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