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資料16 省力化投資促進プラン(案)製造業(中小製造業) (10 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai34/gijisidai.html
出典情報 新しい資本主義実現会議(第34回 5/14)《内閣官房》
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優良事例紹介①
(プラ製造業)製造工程
稼働状況の見える化による生産性向上と、
IoTシステムの外販による新事業展開
同社は樹脂の精密成形に強みを持ち、主に自動車部品を製
造。従来、伝票枚数が月8万枚に及び、データ入力作業が大
きな負担になっていたが、電子化含めたDX化を徐々に推進。
同社においては、独自のシステムを開発しラインごとの稼働率
や工場全体の稼働状況を可視化。これにより、いつ、どこの設備
が、どれだけ工場全体の稼働率の増減に寄与しているのかが可
視化され、どの工程で生産効率を下げているなどの原因特定が
容易に。加えて製造現場間の競争も促すことで、工場の稼働
率は55%から93%に上昇し、生産性が大きく向上。
さらに、自社のIoT技術を“身の丈”IoTシステムとして外販。
同社の新たな収益基盤となったことはもちろん、業界全体のDX
推進に貢献。

ラインごとの稼働率や工場全体の稼働状況を見える化

日進工業(株)
所在地 :愛知県碧南市
従業員数 :307名(2024年)
資本金 :9,900万円
業種 :プラスチック製品製造業

(プラ製造業)製造工程
ロボット化等による生産性の向上
同社では、ものづくり補助金を活用し、IoTシステムを独自開
発。工場内の成形機を社内LANに接続しデジタルデータを収
集・利活用することで生産性の向上、品質改善を実現。さらに
手作業工程の多い組立工程においても、センサー等により稼働
状況等を社内LANに一元化。加えて生産・出荷指示情報の
デジタル化も行い工場全体の見える化に取り組んだ。
上記取り組みの成果として、工場設備の約9割が管理システ
ムとIoT連携させることで、DX化。金型管理時間は、自動化
により、約1,050 ⇒ 90時間/年(▲960時間)に短縮。ま
た、2017年のIoT導入前と比較して、工程内の成形不良に
よるコストを60%低減する成果も出ている。
加えて、現場の省力化実現により受注の間口も広がり、また
IoT化により社員同士の情報共有の活性化にも寄与している。

自社開発した装置

金型のメンテナンス時期を知らせるアラーム表示

ワイ・ケー・ピー工業(株)
所在地 :岐阜県中津川市
従業員数 :112名
資本金 :2,200万円
業種 :プラスチック製品製造業

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