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資料1:東京大学大学院法学政治学研究科教授 米村滋人先生発表資料 (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57354.html |
出典情報 | 生命科学・医学系研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議(第10回 4/24)《厚生労働省》 |
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現状の問題点
倫理原則とは異なり、法律上の義務は絶対的遵守が求め
られる。異質なルールが倫理指針中に書き込まれる結果、
さらに複雑な場合分けが発生した。
個人情報保護法の規定をそのまま書き込む結果、個情法
改正のたびに指針改正を余儀なくされた。頻繁な改正に
より現場の混乱に拍車がかかった。
法律と指針の関係、指針中の上乗せ規制の趣旨・内容の
不明確性も生じた。
さらに問題なのは、「個情法だけが重要」「個情法さえ
守っていれば良い」という誤解を生んだこと。民法・刑
法をはじめ、研究活動に関連する他の法令が軽視された。
13
倫理原則とは異なり、法律上の義務は絶対的遵守が求め
られる。異質なルールが倫理指針中に書き込まれる結果、
さらに複雑な場合分けが発生した。
個人情報保護法の規定をそのまま書き込む結果、個情法
改正のたびに指針改正を余儀なくされた。頻繁な改正に
より現場の混乱に拍車がかかった。
法律と指針の関係、指針中の上乗せ規制の趣旨・内容の
不明確性も生じた。
さらに問題なのは、「個情法だけが重要」「個情法さえ
守っていれば良い」という誤解を生んだこと。民法・刑
法をはじめ、研究活動に関連する他の法令が軽視された。
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