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参考資料1-2  浜口班の議論における参考資料(令和3年10月25日開催) (61 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24719.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会安全技術調査会(令和3年度第6回 3/29)《厚生労働省》
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2.2.3

製造工程の開発の経緯

製剤の開発過程における製造方法の主な変更点は、表 5 のとおりである。臨床試験では、製法 A、製
法 B 及び製法 C により製造された製剤が使用されており、それぞれ製法 a、製法 b 及び製法 c の原薬が
使用されている。市販予定製剤は製法 D により製造され、製法 d の原薬が使用されている。各製法変更
にあたり、製法変更前後での製剤の品質について、ロット分析及び特性解析の試験成績より同等性/同
質性が確認されている。
なお、製法 b の原薬におけるポリソルベート 80 の過量添加により、一部の製法 B の製剤でウイルス
粒子濃度の定量値の誤りが生じたこと(11.5 項参照)について、審査の項で議論する(2.R.2 項参照)。
表5
製法
製法 A から製法 B
1)

2)

製法 B から製法 C3)

製法 C から製法 D

4)

1)

2.2.4

製剤、2)

変更点










社製剤、3)

製剤の製造方法の主な変更点

の変更及び
の変更
の変更
の変更
の変更(
の変更及び
の変更
の変更
の変更(

の変更(
の変更
の変更(
社製剤、4)
社製剤






製剤の管理

製剤の規格及び試験方法として、性状、確認試験(qPCR)、浸透圧、pH 試験、DNA:タンパク質比、
ウイルス粒子:感染性ウイルス粒子比、不溶性異物、不溶性微粒子、採取容量、エンドトキシン、無菌
試験、生物学的活性(感染価)、ポリソルベート 80 及び定量法(ウイルス粒子濃度)が設定されている。
2.2.5

製剤の安定性

製剤の主な安定性試験の概略は、表 6 のとおりである。
保存条件
長期保存試験 1)

加速試験

表 6 製剤の安定性試験(2021 年 3 月時点)
原薬の製法
製剤の製法
ロット数

試験期間

製法 c2)

製法 C4)

3

6 カ月

製法 d3)

製法 D5)

3

0 カ月

製法 c

製法 C

3

2 カ月

製法 d

製法 D

3

2 カ月

5±3℃、倒立
25±2℃/60±
5%RH、倒立

保存形態

ガラス製バイアル、
ブロモブチルゴム栓

1) 長期保存試験は 12 カ月まで継続中
2)

社原薬、3)

社原薬、4)

社製剤、5)

社製剤

長期保存試験では、製法 C の製剤において、生物活性(感染価)にわずかな減少傾向が認められたも
のの規格に適合しており、その他の品質特性も実施期間を通して明確な変化は認められず、規格に適合
した。現時点において製法 D の長期保存試験成績は得られていないが、継続中の試験成績については報
告(2)に記載する(有効期間については 2.R.1 項参照)。

8
バキスゼブリア筋注_アストラゼネカ株式会社_特例承認に係る報告書

61