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「2023年病院看護実態調査」結果 (24 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/about/newsrelease/
出典情報 「2023年病院看護実態調査」結果(3/29)《日本看護協会》
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News Release
報道関係者各位

公益社団法人 日本看護協会 広報部
2024 年 3 月 29 日

2)看護師からタスク・シフト/シェアの実施状況
●「既に取組みを開始している」場合に、「看護師から医師以外の医療関係職種へのタスク・シフト/シェ
ア」を実施したことで、医師以外の医療関係職種が行うようになった業務が「ある」割合は、90.0%であっ
た(図 28)。
●医師以外の医療関係職種が行うようになった業務が「ある」場合に、看護師からのタスク・シフト/シェア
を実施した医療関係職種は、「薬剤師」が 83.4%で最も多く、次いで「臨床検査技師」51.4%、「管理栄養
士」50.3%の順に多かった(図 29)。
●また、各医療関係職種にタスク・シフト/シェアが可能な業務について、タスク・シフト/シェアを「実施し
ている」場合の実施率 8 割を超える業務内容(※)は、薬剤師は「入院患者の持参薬の内容確認等薬学
的管理」87.9%、臨床検査技師は「病棟・外来における採血業務」85.0%、管理栄養士は「食事内容や
形態の変更または提案」97.3%であった(表 10)。
●一方で、各医療関係職種へのタスク・シフト/シェアが進んでいない(「実施していない」と回答した割合
が高い)業務内容も多く、タスク・シフト/シェアの推進には課題があることが示唆された(表 10)
※本調査では、厚労省「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会 議論の整
理」(2020 年 12 月 23 日)及び日本看護協会「看護の専門性の発揮に資するタスク・シフト/シェアに関するガイ
ドライン及び活用ガイド」(2022 年 6 月 15 日)に基づき、他職種にタスク・シフト/シェア可能な業務内容につい
て、タスク・シフト/シェアの実施状況を聞いた。

20 %

0%

無回答・不明,
0.1

40%

60%

80%

薬剤師
ない,
9.9%

ある,
90.0%

83.4

臨床検査技師

51.4

管理栄養士

50.3

言語聴覚士

44.6

臨床工学技士

43.4

作業療法士

40.6

理学療法士

35.5

診療放射線技師

図28 看護師からタスク・シフト
/シェアを実施したことで医師
以外の医療関係職種が行うよ
うになった業務の有無
(n=2,260)

救急救命士

29.8
9.2

その他の職種
無回答・不明

100%

15.6
0.4

図29 看護師からタスク・シフト/シェア
を実施した医師以外の医療関係職種
(複数回答、n=2,034)

24
<リリースのお問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
E メール koho@nurse.or.jp
ホームページ https://www.nurse.or.jp