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(4)LIFEの活用状況の把握およびADL維持等加算の拡充の影響に関する調査研究事業(報告書)(案)[5.5MB] (117 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》
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初回の要介護認定から 12 か月以内の該当有無別の 6 か月後の ADL 値の変化

ADL 維持等加算算定機能にデータを登録した事業所の利用者について、
「初回の要介護認定から 12 か
月以内」の該当有無別に ADL 値の分析を行った。上記分類は、ADL 維持等加算の要件のうち「評価対
象利用開始月において、初回の要介護認定(法第 27 条第 1 項に規定する要介護認定をいう。)があった
月から起算して 12 月以内である者」とそれ以外の者で ADL 利得値算出のための調整係数が異なること
を踏まえて設定したものである。分析対象データの時点としては、令和 5 年 2 月時点までに、LIFE の
「ADL 維持等加算算定」機能を用いて ADL 利得の計算を行った事業所のデータを用いて算出した。な
お、通所系サービスは、通所介護及び認知症対応型通所介護を指し、いずれも地域密着型を含む。
初回の要介護認定から 12 か月以内の利用者は、やや改善・維持の割合が高い結果となった。利用者の
半年後の ADL 変化(改善・維持・悪化)について、改善・維持群と悪化群の2群に分けχ2検定を実施
した(*p<0.01)ところ、通所系サービスと介護老人福祉施設では、有意差が認められた。
図表 125

初回の要介護認定の該当有無別の 6 か月後の ADL 値の変化(通所系サービス)
0%

初回認定12月以内の利用者
(n=18,911)

初回認定12月超の利用者
(n=202,350)

25%

50%

20.0%

75%

100%

66.9%

15.4%

13.1%

70.0%

改善

101

14.7%

維持

悪化