よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料No.1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第二追補(案) (57 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00008.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和5年度第1回 1/22)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ウワウルシ 1

第十八改正日本薬局方第二追補

1

2

医薬品各条(生薬等)

医薬品各条の部

3

改める.

4

アマチャ

5

生薬の性状

改正事項

アマチャの条生薬の性状の項を次のように

本品は,通例,しわがよって縮み,暗緑色~暗黄

41

~ 6個の維管束があり,葉肉部は向軸側表皮,1細胞層の柵

42

状組織,海綿状組織,背軸側表皮からなる.葉縁部は円形~

43

楕円形で厚壁組織で埋まる.表皮には多細胞毛がある.葉柄

44

には8 ~ 20個,小葉柄には6 ~ 15個の維管束が認められる.

45

本品の茎の横切片を鏡検 〈5.01〉するとき,下皮は1 ~数細

46

胞層で,皮層の厚壁細胞層は4 ~ 10細胞層である.維管束

47

は13 ~ 30個あり,楕円形~倒卵形である.

48

医薬品各条の部
める.

50

ウヤク

特に葉脈上に多い.細脈は辺縁に達しないで上方に向かって

51

生薬の性状 本品は紡錘形又はところどころくびれた連珠状を

曲がり,互いに連絡する.葉柄は短く葉身の1/5に達しな

52

呈し,長さ10 ~ 15 cm,径1 ~ 2.5 cmである.外面は黄褐

い.

53

色~褐色を呈し,僅かに細根の跡がある.横切面の皮部は褐

54

色,木部は淡黄褐色を呈し,褐色の同心性の輪及び放射状の

55

線がある.質は緻密で堅い.

緑色を呈する.水に浸してしわを伸ばすと,ひ針形~鋭頭卵

7

形で,長さ5 ~ 15 cm,幅2 ~ 10 cm,辺縁に鋸歯があり,

8

基部はややくさび状である.向軸面及び背軸面に粗毛があり,

9
10
11

本品は僅かににおいがあり,特異な甘味がある.

56
13

医薬品各条の部

インチンコウの条生薬の性状の項を次のよ

14

うに改める.

15

インチンコウ

16

ウヤクの条生薬の性状の項を次のように改

49

6

12

.

生薬の性状

本品は卵形~球形の長さ1.5 ~ 2 mm,径約2

本品は樟脳様のにおいがあり,味は苦い.

57

本品の横切片を鏡検 〈5.01〉 するとき,二次皮層が残存す

58

るものでは,最外層は数細胞層のコルク層で,コルク細胞の

59

一部はコルク石細胞である.二次皮層には油細胞及び繊維を

60

認めることがある.二次皮層が剥離したものでは,最外層は

61

形成層又は二次木部である.木部は道管及び木部繊維と,放

62

射組織が交互に配列する.二次皮層及び木部の柔細胞中に単

17

mmの頭花を主とし,その柄と糸状の葉からなる.頭花の外

18

63

粒及び2 ~ 4個の複粒のでんぷん粒を含み,単粒の径は1 ~

面は淡緑色~淡黄褐色,柄の外面は緑褐色~暗褐色,葉の外

19

64

15 μmである.また,シュウ酸カルシウムの結晶は認めない

面は緑色~緑褐色を呈する.頭花をルーペ視するとき,総苞
片は3 ~ 4列に覆瓦状に並び,外片は卵形で,先端は鈍形,

65

か,又は認めることがあっても,極めて僅かである.

20
21

内片は楕円形で外片より長く,長さ1.5 mm,内片の中央部

22

は竜骨状となり,周辺部は広く薄膜質となる.小花は管状花

23

66

で,頭花の周辺部のものは雌性花,中央部は両性花である.

に改める.

24

そう果は倒卵形で,長さ0.8 mmである.質は軽い.

67
68

ウワウルシ

69

生薬の性状

25
26

27
28

本品は特異な弱いにおいがあり,味はやや辛く,僅かに麻

医薬品各条の部

ウワウルシの条生薬の性状の項を次のよう

痺性である.

医薬品各条の部

インヨウカクの条生薬の性状の項を次のよ

うに改める.

29

インヨウカク

30

生薬の性状

本品は茎及び1 ~ 3回三出複葉からなる.小葉は

本品は倒卵形~へら形を呈し,長さ1 ~ 3 cm,

70

幅0.5 ~ 1.5 cm,向軸面は黄緑色~暗緑色,背軸面は淡黄緑

71

色である.全縁で先端は鈍形又は円形でときにはくぼみ,基

72

部はくさび形で,葉柄は極めて短い.葉身は厚く,向軸面に

73

特異な網状脈が認められる.折りやすい.

74
75

本品は弱いにおいがあり,味は僅かに苦く,収れん性であ
る.

76

本品の横切片を鏡検 〈5.01〉 するとき,向軸側及び背軸側

77

表皮は厚いクチクラを有し,柵状組織と海綿状組織の柔細胞

78

の形は類似する.維管束中には1細胞列からなる放射組織が

31

卵形~広卵形又は卵状ひ針形,長さ3 ~ 20 cm,幅2 ~ 8

32

cmで,小葉柄は長さ1.5 ~ 7 cmである.先端は鋭くとがり,

33

辺縁には長さ0.1 ~ 0.2 cmの刺毛がある.基部は心臓形~深

34

79

扇骨状に2 ~ 7条走り,維管束部の向軸側及び背軸側の細胞

心臓形で,三小葉の側葉は非対称である.向軸面は緑色~緑

中には,まばらにシュウ酸カルシウムの多角形の単晶及び集

35

80

褐色でときに艶があり,背軸面は淡緑色~淡灰緑褐色を呈し,

晶を含む.他の葉肉組織中には結晶を認めない.

36

81

しばしば有毛で,葉脈が顕著である.質は紙質か又は革質で

37

ある.葉柄及び茎は円柱形で淡黄褐色~帯紫淡緑褐色を呈し,

38

折りやすい.

39

本品は僅かににおいがあり,味は僅かに苦い.

40

本品の葉の横切片を鏡検 〈5.01〉 するとき,主脈部には3

日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )