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資料No.1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第二追補(案) (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00008.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和5年度第1回 1/22)《厚生労働省》
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6 カルメロースカルシウム

第十八改正日本薬局方第二追補

1

不溶性微粒子〈6.07〉

2

無菌 〈4.06〉

メンブランフィルター法により試験を行うとき, 47

3

適合する.

48

4

定量法

試験を行うとき,適合する.

本品のオキサリプラチン(C8H14N2O4Pt)約10 mgに対

5

応する容量を正確に量り,水を加えて正確に100 mLとし,

6

試料溶液とする.別にオキサリプラチン標準品(別途「オキ

46

49





」で囲むことにより示す.



三薬局方の調和合意に関する情報については,独立行政法人医薬
品医療機器総合機構のウェブサイトに掲載している.

確認試験

50

(4)

51

酸(31) 6 mLを加えて溶かし,必要ならばろ過し,煮沸した

52

後,冷却し,アンモニア試液で中和するとき,液はカルシウ

53

ム塩の定性反応〈1.09〉の(3)を呈する.

7

サリプラチン」と同様の方法で乾燥減量〈2.41〉を測定して

8

おく)約20 mgを精密に量り,水に溶かし正確に200 mLとし,

9

標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液20 μLずつを正確に

10

とり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉 により試

54

純度試験

本品1 gを強熱して灰化し,残留物に水10 mL及び酢

11

験を行い,それぞれの液のオキサリプラチンのピーク面積

55

(3)

12

AT及びASを測定する.

56

場合に適用する.(2)の試料溶液10 mLに塩酸1 mLを加え,

13

オキサリプラチン(C8H14N2O4Pt)の量(mg)

57

水浴中で綿状の沈殿が生じるまで加熱し,冷却した後,遠心

58

分離する.上澄液をとり,沈殿を水10 mLずつで3回洗い,

14

=MS × AT/AS × 1/2

15

Ms:乾燥物に換算したオキサリプラチン標準品の秤取量

16
17

(mg)
試験条件

18
19

「オキサリプラチン」の定量法の試験条件を準用する.
システム適合性

20

システムの性能:オキサリプラチン溶液(1→500) 1 mL

毎回遠心分離し,上澄液及び洗液を合わせ,水を加えて100

60

mLとする.この液25 mLをとり,3 mol/L塩酸試液1 mL及

61

び水を加えて50 mLとし,検液とする.別に水25 mLに

62

0.005 mol/L硫酸0.42 mLを加え,更に3 mol/L塩酸試液1

63

mL及び水を加えて50 mLとし,比較液として試験を行う.

64

ただし,検液及び比較液には塩化バリウム試液3 mLずつを

65

加える(1.0%以下).

66

21

及び1 mol/L塩化ナトリウム試液1 mLを量り,水を加
えて10 mLとする.この液を60℃で約2時間加熱後,

23

放冷する.この液20 μLにつき,上記の条件で操作す

24

るとき,オキサリプラチンに対する相対保持時間約

67

25

0.9のピークとオキサリプラチンの分離度は2.0以上で

68

26

あり,オキサリプラチンのシンメトリー係数は2.0以

27

下である.

28

システムの再現性:標準溶液20 μLにつき,上記の条件
で試験を6回繰り返すとき,オキサリプラチンのピー

30

ク面積の相対標準偏差は1.0%以下である.

31

貯法 容器 密封容器.

32

その他

製造工程において硫酸が使用される

59

22

29

硫酸塩〈1.14〉

69
70

強熱残分〈2.44〉 10.0 ~ 20.0%(乾燥後,1 g).

医薬品各条の部

グリセリンの条純度試験の項ヒ素の目を削

り,以降を繰り上げる.

医薬品各条の部

濃グリセリンの条純度試験の項ヒ素の目を

削り,以降を繰り上げる.

33

類縁物質Bは,「オキサリプラチン」のその他を準用する.

71

34

類縁物質IA:

72

の項及び確認試験の項を次のように改める.

35

(SP-4-2)-Di-μ-oxobis[(1R,2R)-cyclohexane-1,2-diamine-

36

κN,κN']diplatinum

73

クリンダマイシンリン酸エステル

74

性状 本品は白色~微黄白色の結晶性の粉末である.

75
76

37

77
78

38

医薬品各条の部

カルメロースカルシウムの条冒頭の国際調

医薬品各条の部

クリンダマイシンリン酸エステルの条性状

本品は水に溶けやすく,メタノールにやや溶けにくく,エ
タノール(95)にほとんど溶けない.
本品は結晶多形が認められる.
確認試験

本品を100℃で2時間乾燥し,赤外吸収スペクトル

79

測定法〈2.25〉のペースト法又はATR法により試験を行い,

80

本品のスペクトルと100℃で2時間乾燥したクリンダマイシ

81

ンリン酸エステル標準品のスペクトルを比較するとき,両者
のスペクトルは同一波数のところに同様の強度の吸収を認め

39

和に関する記載,確認試験の項(4)の目,純度試験の項

40

(3)の目及び強熱残分の項を次のように改める.

82
83

る.もし,これらのスペクトルに差を認めるときは,本品及

41

カルメロースカルシウム

84

びクリンダマイシンリン酸エステル標準品50 mgずつをとり,

85

それぞれに水0.2 mLを加えて加熱して溶かし,蒸発乾固し

86

た後,残留物を100 ~ 105℃で2時間乾燥したものにつき,

87

同様の試験を行う.

42
43

本医薬品各条は,三薬局方での調和合意に基づき規定した医薬品
各条である.

44

なお,三薬局方で調和されていない部分のうち,調和合意におい

45

て,調和の対象とされた項中非調和となっている項の該当箇所は

日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )