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提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

20,000

見直し後の症例数(人)

20,000

見直し前の回数(回)

240,000

見直し後の回数(回)

240,000

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

FGM利用者のスキャン頻度は、国際的なデータで一日平均13回とされ(参考文献5)、そのうち30%(約4回/日)の測定でSMBGとのずれが発生す
る(参考文献2)とすれば、一日あたり1〜2回程度SMBGで確認することは妥当と思われる。田嶼らの研究で我が国の1型糖尿病患者数は10万〜
14万人と推定され、そのうちFGM利用者がどの位いるのかについてのデータは存在しないが、3〜4割程度(約4万人)はいるものと推測され、その
中の半数(約2万人)ではSMBGも必要と思われる。

FGMシステムは、2014年に欧州で発売されて以来、多くの国で使用されているグルコース濃度測定機器である。我が国では2017年に保険適用とな
り、日本糖尿病学会からその使用に関する見解が発表されている(2022年4月改定、添付文書3)。センサーの装着及び測定方法は容易であり、4
歳以上の小児でも使用可能となっている。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 特になし
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 糖尿病の治療に関し、専門の知識及び5年以上の経験を有する医師又は当該専門の医師による指導を要する。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 特になし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

センサーの接着面皮膚の発赤や痒みを伴うことはあるが、症状は軽度のことが多い。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後

1,250点
1,600点〜2,080点

その根拠

C150-7(1,250点)に加え、患者の必要度に応じて、以下の血糖自己測定器加算1〜4の点数を加えることができる。 血糖自己測定器加算は1
月20回以上測定する場合 350点、2 月30回以上測定する場合 465点、3 月40回以上測定する場合 580点、4 月60回以上測定する場合 830


区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

区分をリストから選択

番号
技術名

なし
なし

具体的な内容

なし
増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

84,000,000円〜199,200,000円

その根拠

血糖自己測定器加算C150-1から4の点数が350点〜830点で、対象者約20,000人が12ヶ月間加算されるとすると、最低84,000,000円〜最高
199,200,000円となる。

備考

なし

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

FGM測定器及びセンサーは既存のものを使用する。

⑫その他

本加算を行う場合には、その必要性について症状詳記を行うこと。

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

なし

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