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提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

258202

腎代替療法指導管理料

日本小児腎臓病学会

【技術の概要】
既存項目である腎代替療法指導管理料の算定要件に「小児
腎・泌尿器疾患に精通する、日本腎臓学会専門医、もしくは
小児腎臓病診療経験が3年以上ある小児科専門医」を要件
として追加を希望する。

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・成長発達段階にある小児に対して、導入後も継続的、かつ、き
め細かなケアが可能となり、腎代替療法からの脱落や合併症
の予防、それによるQOL向上と長期予後の改善が期待できる。

・小児腎代替療法では腹膜透析を選択することが多いが、
【対象疾患】
適切な指導介入とフォローアップにより、重篤な合併症である
・ 慢 性 腎 臓 病 の 患 者 で あ って 、 3 月 前 ま で の 直 近 2 回 の 腹膜透析カテーテル関連腹膜炎(CAPD腹膜炎)の合併率が
eGFR(mL/分/1.73m2)がいずれも30未満の場合。
減少すると報告される(0.53回/人年⇒0.30回/人年)(下図)。
・急速進行性糸球体腎炎等による腎障害により、不可逆的に また、入院加療に要する医療費を抑制できる見込みである。
慢性腎臓病に至ると判断される場合。
・20歳未満の慢性透析患者数は154人である。
・診療報酬上の取り扱い:
(日本透析医学会の『わが国の慢性透析療法の現況調査 腎代替療法指導加算料、500点(患者1人につき2回に限る)
2021年版』より)

CAPD腹膜炎罹患率

【既存の治療法(算定要件)との比較】
・小児腎代替療法指導・管理には以下のような小児特有の専門性や
集中的ケアが要求されるが、既存項目にはそれが反映されていな
い。
① 小児に対する腎代替療法の選択では、年齢・体格によって選択
する腎代替療法が異なる。
② 学校等の教育機関との連携が不可欠であり、その調整にも多く
の時間・労力が費やされる。
③ 患児の身体機能、環境を含めた包括的な情報のもと、適切な腎
代替療法を選択するために、小児科医や小児泌尿器科医をはじめ、
小児医療に精通した医療スタッフによる集学的治療が必要である。
811

指導介入前

適切な指導介入後

0.53⇒0.30回/人年

Neu AM; Pediatr Nephrol (2021) 36:2383-2391