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【資料2】医療・介護連携、人生の最終段階の医療・介護 (74 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34837.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第222回 8/30)《厚生労働省》
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令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会 関連する課題・検討の視点
【テーマ6】人生の最終段階における医療・介護
主な課題
(1)1)人生の最終段階における医療・ケアに関する意思決定支援に係る取組
○ 意識調査において、人生の最終段階の医療・ケアについて、家族等や医療・介護従事者と話し合いを行っている一
般国民の割合は約3割である現状や、患者・利用者本人と話し合いをほとんど行っていない医師が20.9%、看護師
が26.4%、介護支援専門員が25.0%と一定程度いることを踏まえ、医療・介護従事者による意思決定支援をさら
に推進する必要がある。
○ 「人生の最終段階における意思決定に係る指針」を策定していない在宅医療を行っている医療機関が約半数存在
しており、人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン等を踏まえた、意思決定支援
が可能な体制を整える必要がある。
○ ガイドラインの解説編では医療の場における意思決定支援について、医療・ケアチームは、本人の意思を尊重する
ため、本人のこれまでの人生観や価値観、どのような生き方を望むかを含め、できる限り把握することが重要とさ
れている。
○ しかし、意識調査において、「人生の最終段階に限ることなく、患者・利用者本人やその家族等と日々の診療の中
で話し合っている」医師が21.8%、看護師が19.5%、介護支援専門員が15.2%であったという現状や、令和4年
度検証調査において在宅医療を提供する医療機関のうち、「介護従事者を含めたチームと十分な話し合いを行うこ
と」について指針に定めている医療機関は76.2%であったという現状も認められる。
○ 上記を踏まえ、医療・ケアを受ける本人が多専門職種の医療・介護従事者から構成される医療・ケアチームと十分
な話し合いを行い、日々の暮らしのニーズの変化を捉え継続的な意思決定支援を行うことについて更に推進する必
要がある。

検討の視点


医療・介護の場における意思決定支援の現状を踏まえ、患者・利用者本人が住み慣れた場所で望む生活を続け、尊
厳ある死を迎えることを支援するために、医療・介護関係者の連携の在り方や、より早期から行う意思決定支援の
在り方について、どのように考えるか。
令和5年5月18日 令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第3回)資料1抜粋

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