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2011年04月05日(火)
[規制改革] 株式会社等による医療機関経営の効率化のエビデンスなし
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日本医師会は4月1日に、日医総研ワーキングペーパーとして「株式会社等による医療機関経営の現状」を公表した。
今回の分析は、2001年7月の総合規制改革会議による「重点6分野に関する中間とりまとめ」で株式会社方式など営利企業の医療参入による経営の効率化やサービスの向上がうたわれ、2011年2月の「総合特区法案」の閣議決定や同1月の行政刷新会議における「中間とりまとめ(案)」など、営利企業による医療機関経営への・・・
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2011年03月02日(水)
[社会保障] 社会保障改革に向け、基礎自治体の意見を尊重すべき 市長会
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全国市長会は3月2日に、「社会保障と税の一体改革」に関する緊急要請を、政府に対して行った。これは、平成22年12月14日に閣議決定された「社会保障改革の推進について」などを受けてのもの。
全国市長会は、「今後、家族形態が多様化し、その機能が低下するなかで、真に必要とされる社会保障サービスの安定・強化は、基礎自治体が実施する対人サービスの充実を抜きにしてはあり得ない」とし、「社会保障と税に関する国会審議・・・
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2011年02月28日(月)
[規制改革] 外国人患者受入で、医療機関認証を支援する実施団体の公募開始
- 厚生労働省は2月28日に、外国人患者受入れ医療機関認証制度整備のための支援事業実施団体の公募要領を公表した。これは、「新成長戦略」(平成22年6月18日付、閣議決定)の施策として、国際医療交流(外国人患者の受入れ)が位置づけられたことを踏まえ、医療機関認証制度の整備を行うことにより、外国人患者を受入れる医療機関の質の確保を図ることを目的とし、本制度を実施する団体を募集するもの。事業期間は、平成23年4月1日・・・
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2011年02月18日(金)
[意見募集] 未承認機器の提供について、薬事法の適用範囲明確にするQ&A
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- 「『臨床研究において用いられる未承認医療機器の提供等に係る薬事法の適用について』に関する質疑応答集(Q&A)(案)について」に対する意見の募集について(2/18)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 監視指導・麻薬対策課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
臨床研究において用いられる未承認医療機器の提供等については、平成22年3月31日付の通知「臨床研究において用いられる未承認医療機器の提供等に係る薬事法の適用について」(p9~p14参照)により、医師が主体的に実施する妥当な臨床研究・・・
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2011年02月15日(火)
[規制改革] 「新成長戦略実現2011」の参考資料集を公表 内閣
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内閣は2月15日に、「新成長戦略実現2011」の参考資料を公表した。これは、1月25日に閣議決定された「新成長戦略実現2011」の各項目について、担当府省からの概要・アウトカム・今後の取組等が示されたもの。
医療関連について見てみると、(1)医療イノベーション推進室の創設(p19参照)(2)医薬品・医療機器の開発から承認までの期間の短縮(p20参照)(3)先進医療の評価・確認手続き等の運用の改善・・・
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2011年02月15日(火)
[規制改革] 民間による特養ホーム設置可能とする、総合特区法案を閣議決定
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内閣は2月15日に、総合特別区域法案について閣議決定を行った。予算関連法案として衆議院に提出される。
総合特別区域法案は、内閣総理大臣が認定した総合特別区域(以下、総合特区)において、産業の国際競争力強化、地域の活性化を集中的に推進し、我が国の活力の向上・持続的な発展を目的とするもの。総合特区は、(1)国際戦略総合特区(2)地域活性化総合特区―の2種類で(法案第2条)(p8~p10参照)、地方公共団体の申・・・
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2011年02月10日(木)
[介護保険] 介護療養病床廃止の6年延長案、明言を避ける 細川厚労相
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細川厚生労働大臣が2月10日に行った、閣議後記者会見の概要。この日は、高齢者医療制度改革法案や介護保険法改正案についてコメントしている。
まず、高齢者医療制度改革法案については、記者より「社会保障審議会で、本国会に出す予定の法案の中に、高齢者医療制度の法案がなかったように思うのですが」と質問されている。これに対し、細川厚労相は「今、本国会に提案をすべく準備中であります。出さないということではない」・・・
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2011年02月08日(火)
[介護] サービス付き高齢者住宅の登録制度創設、高専賃等の登録制度廃止
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内閣は2月8日に、「高齢者の居住の安定確保に関する法律等の一部を改正する法律案」を閣議決定した。同法案は同日に、予算関連法案として衆議院に上程されている。
法案の要は、「サービス付き高齢者向け住宅」の登録制度創設にあると言える。サービス付き高齢者向け住宅とは、高齢者向けの賃貸住宅、または有料老人ホームであって、(1)入居者の心身の状況を把握し、状況に応じた一時的な便宜を供与する「状況把握サービス」・・・
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2011年01月28日(金)
[地域医療] 地域医療再生交付金受給のための再生計画策定を助言 厚労省
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厚生労働省は1月28日に、地域医療再生計画に関する通知を発出した。これは、地域医療再生計画を作成する際の指針について周知するもの。
平成22年10月に閣議決定された緊急総合経済対策において、「地域における医療課題の解決や医療機関の機能強化を図り、引き続き地域医療の再生に取り組む」方針が打ち出された。具体的には、地域医療再生基金を拡充し、高度・専門医療や救急医療等の整備・拡充、医療機関の機能強化などを行・・・
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2011年01月27日(木)
[規制改革] 総合特区制度に関する資料を更新 内閣官房
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内閣官房は1月27日に、総合特区制度に関する資料を公表した。
総合特区制度とは、新成長戦略~「元気な日本」復活のシナリオ~(平成22年6月18日閣議決定)において、地域の責任ある戦略、民間の知恵と資金、国の施策の「選択と集中」の観点を最大限活かすために創設することが決まったもの。新成長戦略の「21の国家戦略プロジェクト」として総合特区制度の創設が位置付けられた。「国際戦略総合特区」と「地域活性化総合特区・・・
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2011年01月26日(水)
[行政改革] 事業仕分けに倣い、国際基準と不整合等な規制を仕分け俎上に
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内閣府が1月20日に開催した、行政刷新会議で配付された資料。この日は、「規制仕分け」について議論したほか、事業仕分け結果の23年度予算案への反映状況報告などを受けた。
「規制仕分け」とは、規制の現状や考え方について、「事業仕分け」と同様に公開の場で明らかにし、国民的議論を踏まえた規制改革の方向性を示すもの。仕分け対象となる規制としては、(1)時代の変化に即していない(2)国際基準と整合していない(3)・・・
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2011年01月25日(火)
[規制改革] 「新成長戦略実現2011」を閣議決定 内閣
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内閣は1月25日に、「新成長戦略実現2011」を閣議決定した。
「新成長戦略実現2011」は、成長への期待を高めるため、国民に対し新成長戦略の成果の見える化を図るとともに、今後の取組の基本的な考え方を明らかにするもの。大きく、(1)新成長戦略の実現に向けた基本方針(2)マクロ経済運営を中心とする経済財政運営の基本方針―が整理されている。
(1)では、2010年の主要な成果と2011年の主要な成果と課題をあげたうえ・・・
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2011年01月25日(火)
[高齢者医療] 新制度、通常国会での成立目指し提出検討する 細川厚労相
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細川厚生労働大臣が1月25日に行った、閣議後記者会見の概要。この日は、高齢者医療制度についてコメントしている。
記者は、保険局が「施行の1年先送り」を事実上表明したが、大臣は「通常国会で法案を提出する」と発言していると、矛盾を指摘。そのうえで、「施行の1年先送りはあるのか、または予定どおり2013年3月に施行するのか」を質問。
これに対し細川厚労相は、通常国会に提案できるように検討を指示していることを説・・・
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2011年01月21日(金)
[規制改革] 構造改革特別区基本方針の一部変更 政府
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政府は1月21日に、構造改革特別区域基本方針の一部変更について閣議決定した。
これは、構造改革特別区域法(平成14年法律第189号)第3条第4項の規定に基づき、構造改革特別区域基本方針(平成15年1月24日閣議決定)の一部を変更するもの。
社会保障関連について見てみると、保育所における看護師配置補助要件の緩和事業(p69参照)が目を引く。これは、乳児6人以上を入所させる保育所に係る児童福祉施設最低基準(昭和・・・
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2010年12月28日(火)
[診療報酬] 円滑な事務委託先変更のための必要事項を提示 厚労省
- 厚生労働省は平成22年12月28日に、各健康保険組合理事長に宛てて、診療報酬明細書等の審査及び支払に係る事務の委託先の変更に関する通知を発出した。これは、被用者保険、国保の保険者および後期高齢者広域連合が、社会保険診療報酬支払基金および国民健康保険団体連合会に対して審査・支払に関する事務を円滑に委託することができるよう、委託先の変更に当たって必要な事務を明らかにしたもの(p1参照)。支払基金と国保連・・・
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2010年12月27日(月)
[社会保障] 社会保障の安定強化、具体的な制度改革に向けたチーム設置
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- 厚生労働省社会保障検討本部(第1回 12/27)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官付社会保障担当参事官室 カテゴリ: 医療制度改革
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2010年12月24日(金)
[介護保険] 介護保険料、5000円を超えない程度で検討したい 細川厚労相
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細川厚生労働大臣が12月24日に行った、閣議後記者会見の概要。この日は、介護保険法等の一部を改正する法律案の検討に向けた意向を述べている。
まず、介護が必要になっても高齢者が住み慣れた地域で生活が続けられるよう、地域包括ケアシステムの実現に向けたサービスの拡充、具体的には、24時間対応の定期巡回・随時対応型のサービスや複合型サービスの創設を盛り込むことを明らかにしている。また、財政安定化基金などの取・・・
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2010年12月22日(水)
[経済対策] 平成23年度の新成長戦略本格実施に向け、経済対策方針を整理
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政府は12月22日に、平成23年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度~新成長戦略実現に向けたステップ3へ~を閣議了解した。これは、平成22年6月に閣議決定された「新成長戦略」の実現に向けた経済対策の第3弾にあたるもの。
まず、平成23年度の経済見通しについては、「景気は持ち直し、経済成長の好循環に向けた動きが進む」と見込んでいる。その結果、GDP(国内総生産)実質成長率を1.5%程度、名目成長率を1.0%程度と・・・
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2010年12月22日(水)
[23年度税制改正] 保険診療の事業税非課税や法人税率引下げ等実現 日医
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日本医師会は12月22日の定例記者会見で、「平成23年度税制改正大綱(閣議決定)における要望実現項目」を発表した。
日医では、独自に、あるいは四病院団体協議会と合同で、23年度税制改正に向けた要望を行ってきた。具体的には、保険診療に係る消費税非課税措置の見直しや、保険診療に係る事業税非課税措置の継続、持分なし医療法人への移行に係る相続税納付猶予制度の創設などだ。
こうした要望のうち、実現したものを(1・・・
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2010年12月20日(月)
[規制改革] 外国人医師の臨床修練に関わる手続き簡素化へ
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- 「外国医師等が行う臨床修練に係る医師法第十七条等の特例等に関する法律施行規則の一部を改正する省令(案)について」への意見募集(12/20)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 医事課 カテゴリ: 医療制度改革
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2010年12月17日(金)
[高齢者医療] 新制度、党と厚労省最終案の相違調整したい 細川厚労相
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細川厚生労働大臣が12月17日に行った、閣議後記者会見の概要。この日は、高齢者医療制度についてコメントしている。
記者は、高齢者医療改革会議では、70歳から74歳の窓口負担を段階的に2割に引き上げる検討が進められていることについて、民主党の2009年政策集では「70歳以上は1割」と明記していると指摘し、マニフェストとの整合性を問うている。これに対し細川厚労相は、20日開催の高齢者医療改革会議で最終的なとりまとめ・・・
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2010年12月17日(金)
[規制改革] 日本で医療を受ける外国人の長期在留資格等を整備 法務省
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法務省は12月17日に、国際医療交流促進のための在留資格の整備等に関して特定活動告示の一部改正を行ったことを公表した。特定活動告示とは、研究等の目的で長期間日本に滞在する外国人が、長期滞在可能な在留資格を付与すること等を内容とするもの。従来、日本で医療を受ける外国人は、短期査証(ビザ)を取得し、短期滞在資格で入国していたが、長期間医療を受ける場合に不便であるという指摘があった。
これを踏まえ、平成2・・・
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2010年12月16日(木)
[23年度税制改革] 社会保障と税の一体改革、平成23年半ばに成案を
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政府は12月16日に、平成23年度税制改正大綱を閣議決定した。平成23年度の税制改正項目をまとめるとともに、税制の抜本改革として「社会保障と税制の一体改革」の方向性を打ち出している。
平成23年度改正の基本的な考え方は、(1)デフレ脱却と雇用のための経済活性化(2)格差拡大とその限定化の是正(3)納税者・生活者の視点からの改革(4)地方税の充実と住民自治の確立に向けた地方税制度改革―の4本。
医療関係について・・・
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2010年12月16日(木)
[23年度予算] 経済成長・財政健全化・社会保障改革を一体的に実現
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政府は12月16日に、平成23年度予算編成の基本方針を閣議決定した。
平成23年度予算は、政権交代後、新政権がゼロから取り組む初の本予算である。また、平成22年6月に閣議決定された「新成長戦略」および「財政運営戦略」に示された、新政権の経済・財政施策の基本的な方針の下での最初の予算でもある。基本理念では、「経済成長」「財政健全化」「社会保障改革」を一体的に実現することを打ち出している。具体的には、(1)「・・・
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2010年12月16日(木)
[国際広報] 日本ブランドを世界に発信すべく、国際広報活動を積極的展開
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政府は12月16日に、「平成22年度の政府の国際広報活動の基本方針」について閣議決定した。
基本方針では、日本の国際的なプレゼンスを高め、(1)日本ブランドの発信(2)重点領域の設定(3)政府一体・官民連携(4)広報手段の充実―の4点を柱に、国際広報を積極的に展開するとしている。また、「発信にあたっては、誰に向けて発信するのかを意識し、一方的な売り込みではなく、各国のニーズや関心に合わせた発信内容とする」・・・
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