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総-5○働き方改革の推進について(その1) (89 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00190.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第546回 6/14)《厚生労働省》
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看護業務効率化先進事例収集・周知事業

看護業務の効率化先進事例アワード2021

【学校法人北里研究所 北里大学病院】
看護補助者の退職者減少を目指した「看護補助者の拡大チーム」の編成と「看護補助者ラダー」の導入
課題
1.看護補助者の定着 ●退職率が高い:12.2%(2016年)

2.看護師の負担増加 ●看護補助者の欠員を看護師がカバー

●定着率が低い:1年以内の離職:43.4%

取り組み内容
業務・役割の明確化

「看護補助者の拡大チーム」編成・活性化
従来:部署毎での
管理

チーム活性化

■5-6部署で1つのチームを編成
■チームリーダを選出
チームリーダー

「看護補助者ラダー」の作成・導入

■教育体制の確立
看護補助者自らラダーの検討・作成

チームリーダ会
チームリーダ+
副看護部長等
看護補助者の運営・
管理に関する協議

レベル0 入職~12カ月未満

ラダーに合わせた研修

●新卒採用オリエンテーション
●フォローアップ研修

看護師の指示・サポートのもと
回答者経験年数
レベルⅠ ベッドサイドケアが安全・確実に
(中央値)3年
できる

●メンバーシップ研修
●チームSTEPPS研修

経験を積み重ね、業務を効率的な
回答者経験年数
レベルⅡ チーム医療の一員として主体的に
(中央値)7年
行動できる

●指導者担当看護補助者研修
●リーダーシップ研修

「リリーフ体制」の構築
■病棟間支援
■リリーフマニュアルの作成(業務標準化)

■研修体制の確立

レベルⅢ

看護補助者のリーダーとしての役 回答者経験年数
割が遂行できる
(中央値)10年

●ファシリテーション研修

成果・効果
1.看護師の業務量の減少
(1)看護補助者のリリーフ体制の確立

2.看護補助者の労働環境・離職率改善
(1)有給休暇消化率の改善
(2016年:11.7%

(2)看護師が専門性の高いケアに専念




2020年:23.5%)

(3)登録型派遣の離職率減少
(2016年:42.8% ⇒

(1)日常生活に関わる業務のタスクシェア

2020年:15.8%)

(2)1年以内離職率の減少
(2016年:43.4%

3.看護補助者のモチベーション・人材の質向上
(2)看護補助者の主体性・安全意識の醸成
(3)「患者中心の看護」「共に創り出す医療」理念の浸透

2018年:27.3%)

「令和3年度厚生労働省補助金事業看護業務効率化先進事例収集・周知事業」報告書より厚生労働省医政局看護課にて作成

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