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07【参考資料1】2023年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(令和5年2月8日厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会) (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31559.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第45回 3/7)《厚生労働省》
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第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2023(令和5)年1月26日

資料1

オミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)の有効性(入院予防効果)
65歳以上におけるオミクロン株対応2価ワクチンの追加接種後約1か月の入院予防効果は、新型コロナワクチン非接
種者と比較して84%であり、従来型ワクチンのみを2回以上接種した者の接種後2か月以上と比較して73%であった。

Surie et al1(MMWR, 2022)
研究内容:米国18州の22の病院において2022年9月8日から11月30日の期間に入
院した65歳以上の者が対象。検査陽性例を症例、検査陰性例※1を対照に設定し、オ
ミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)※2の追加接種による入院予防効果を
分析したテストネガティブデザインの症例対照研究。

65歳以上の者に対するオミクロン株対応2価
ワクチンの追加接種による入院予防効果

結果:症例群381名(新型コロナワクチン非接種者:81名、従来型ワクチン※2のみを
2回以上接種した者:280名、オミクロン株対応2価ワクチン接種者:20名)及び
対照群417名(新型コロナワクチン非接種者:62名、従来型ワクチンのみを2回以
上接種した者:296名、オミクロン株対応2価ワクチン接種者:59名)が解析され
た。オミクロン株対応2価ワクチン接種者における接種から発症までの期間の中央値
は29日であった。オミクロン株ワクチンの追加接種による入院予防効果※3は、以下
の通りであった。
 新型コロナワクチン非接種者と比較した絶対予防効果:84% [95%CI: 64ー93]
 従来型ワクチンのみを2回以上接種した者における接種後2か月以上と比較した
相対予防効果:73% [52ー85]
‒ うち、従来型ワクチン接種後6-11か月と比較して78% [57ー89]
‒ うち、従来型ワクチン接種後12か月以上と比較して83% [63ー92]

※1 但し、インフルエンザ検査陽性であった患者は除外された。
※2 ファイザー社又はモデルナ社ワクチン。
※3 地域、入院日、年齢、性別、人種、民族性で調整された。
1.

Surie D, DeCuir J, Zhu Y, et al. Early Estimates of Bivalent mRNA Vaccine Effectiveness in Preventing COVID-19-Associated Hospitalization Among Immunocompetent Adults Aged ≥65 Years - IVY
Network, 18 States, September 8-November 30, 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2022 Dec 30;71(5152):1625-1630.

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