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07【参考資料1】2023年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(令和5年2月8日厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会) (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31559.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第45回 3/7)《厚生労働省》
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第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2023(令和5)年1月26日

資料1

新型コロナワクチンの初回シリーズ及び追加接種の効果持続期間(入院予防効果)
オミクロン株流行期において、新型コロナワクチンの初回シリーズ接種による入院予防効果は 、非接種者と比較し、
2回目接種後2か月で73%、4-5か月で57%、12-13か月で40%であり、追加接種による同効果は、非接種者と比
較し、3回目接種後2か月で89%、4-5か月で66%であったと報告されている。
Ferdinands et al1(BMJ, 2022)
研究内容:米国10州において2021年1月17日から2022年7月12日の
期間に入院した又は救急外来を受診した※118歳以上の者が対象。検査陽性例を
症例、検査陰性例を対照に設定し、新型コロナウイルス感染症による入院及び
救急外来受診に対するmRNAワクチン※2の2回、3回、4回接種の予防効果を
分析したテストネガティブデザインの症例対照研究。
結果:259,006例の入院者が解析された。mRNAワクチンの2回、3回接種の
入院予防効果は、非接種者※3と比較し、以下の通りであった。

新型コロナウイルス感染症による入院に対する
mRNAワクチンの予防効果

デルタ株流行期以前
 2回目接種後2か月:94% [95%CI: 93ー95]
 2回目接種後4-5か月:87% [77ー93]
デルタ株流行期
 2回目接種後2か月:96% [95ー97]
 2回目接種後4-5か月:89% [88ー90]
 3回目接種後2か月:96% [95ー96]
オミクロン株流行期
 2回目接種後2か月:73% [63ー80]
 2回目接種後4-5か月:57% [51ー62]
 2回目接種後12-13か月:40% [32ー47]
 3回目接種後2か月:89% [88ー90]
 3回目接種後4-5か月:66% [63ー68]
 3回目接種後6-7か月:41% [35ー47]
 3回目接種後8カ月- :31% [17ー43]
※1 救急センター (Emergency Department ;ED)、救急診療所(Urgent Care; UC)を含む
1.

※2 ファイザー社、モデルナ社の従来型ワクチンを含む

17

※3 初回シリーズ、追加接種のいずれも接種していない者

Ferdinands JM, Rao S, Dixon BE, Mitchell PK, DeSilva MB, Irving SA, Lewis N, Natarajan K, Stenehjem E, Grannis SJ, Han J, McEvoy C, Ong TC, Naleway AL, Reese SE, Embi PJ, Dascomb K, Klein NP, Griggs EP, Liao IC, Yang DH, Fadel WF, Grisel N, Goddard K, Patel P,
Murthy K, Birch R, Valvi NR, Arndorfer J, Zerbo O, Dickerson M, Raiyani C, Williams J, Bozio CH, Blanton L, Link-Gelles R, Barron MA, Gaglani M, Thompson MG, Fireman B. Waning of vaccine effectiveness against moderate and severe covid-19 among adults in the
US from the VISION network: test negative, case-control study. BMJ. 2022 Oct 3;379:e072141.