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07【参考資料1】2023年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(令和5年2月8日厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31559.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第45回 3/7)《厚生労働省》
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第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2023(令和5)年1月26日

ファイザー社オミクロン株対応
2価ワクチン(BA.4-5対応型)の追加接種の有効性(免疫原性)

資料1

ファイザー社従来型ワクチンの3回接種後にファイザー社オミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)を追加接種した者
において、接種後4日から1か月の、野生株、BA.4-5、BA.4.6、BA.2.75、BQ.1.1、XBB.1に対する幾何平均中和力価上昇
倍率は、それぞれ5.8倍、13.0倍、11.1倍、6.7倍、8.7倍、4.8倍であり、従来型ワクチン4回接種者と比較していずれも高
かった。
Zou et al1(プレプリント)
研究内容: ファイザー社の新型コロナワクチンを3回接種した55歳以上
の者が対象。4回目接種としてファイザー社の従来型ワクチンを接種し
た者(従来型ワクチン群)と、ファイザー社オミクロン株対応2価ワク
チン(BA.4-5対応型)を接種した者(オミクロン株対応2価ワクチン
群)において、4回目接種後4日及び1か月で血清を採取し、野生株及
びオミクロン株亜系統(BA.4-5、BA.4.6、BA.2.75.2、BQ.1.1、
XBB.1)に対する50%蛍光焦点減少中和力価(FFRNT50)を測定※1した。

オミクロン株対応2価ワクチン及び
従来型ワクチンの4回目接種による中和力価
(緑色:オミクロン株対応2価ワクチン群、灰
色:従来型ワクチン群、上/A:全被験者、中
/B:未感染者のみ、下/C:既感染者のみ)

結果:従来型ワクチン群40名、オミクロン株対応2価ワクチン群38名
の血清が解析された。3回目接種から4回目接種までの平均期間は、従
来型ワクチン群で10.9か月、オミクロン株対応2価ワクチン群で6.9か
月であった。4回目接種後4日から1か月における各株に対する幾何平
均中和力価上昇倍率は、以下の通り報告されている。
オミクロン株対応
2価ワクチン群
従来型ワクチン群
野生株

3.0倍

5.8倍

BA.4-5

2.9倍

13.0倍

BA.4.6

2.3倍

11.1倍

BA.2.75

2.1倍

6.7倍

BQ.1.1

1.8倍

8.7倍

XBB.1

1.5倍

4.8倍

※1 mNeonGreenのレポーターを付けたUSA-WA1/2020 SARS-CoV-2のバックボーンに、各オミクロン株亜系統のスパイク遺伝子を挿入し、FFRNT50を測定した。
1. Zou J, Kurhade C, Patel SH, et al. Improved Neutralization of Omicron BA.4-5, BA.4.6, BA.2.75.2, BQ.1.1, and XBB.1 with Bivalent BA.4-5 Vaccine. bioRxiv 2022.11.17.516898

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