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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27763.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第36回 9/2)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【2】5~11歳の小児に対する追加接種について①
まとめ
⃝ わが国では、2022年2月より、5~11歳に対する新型コロナワクチンの初回接種を開始している。
⃝ わが国における現在の流行状況として、オミクロン株の流行下においては、感染者数の増加に伴い、小児の感染
者数も増加傾向にある。小児における重症例や死亡例の割合は低いものの、感染者数の増加に伴い重症者数は増加
傾向にある。
また、国内の学会からの報告では、2022年7月以降の小児の重症・中等症の年齢別割合では5~11歳が約3割を占
め、疾患としては急性脳症やけいれん等の神経合併症の割合が高かった。
⃝ 有効性に関して、米国の報告によると、オミクロン株流行下において、5~15歳の小児への初回接種による発症
予防効果は時間経過とともに逓減する一方、12~15歳への追加接種により、接種後2-6.5週経過後の発症予防効果
が回復することが報告されている。
⃝ 安全性に関して、米国において、3回目接種後の局所及び全身反応の頻度は、2回目接種と比較して有意差がな
かったことが報告されている。また、我が国における5~11歳における初回接種後の報告状況から、現時点におい
ては、ワクチンの接種体制に影響を与えるほどの重大な懸念はないとされている。
⃝ わが国では、ファイザー社ワクチンの5~11歳の小児における追加接種について、臨床試験における免疫原性等
の有効性及び有害事象等の発生頻度等の安全性に関する成績を踏まえ、8月30日に薬事承認された。
⃝ 諸外国における5~11歳の小児に対する追加接種の取扱は、米国とイスラエルが全ての児に対して、ドイツがハ
イリスク児のみに対して推奨している一方で、その他の国では言及がないなど、国によって異なる。

事務局案

⃝ 今般、薬事承認されたファイザー社ワクチンによる5~11歳に対する追加接種について有効性及び安全性に関する
知見等を踏まえ、特例臨時接種に位置づけることとしてはどうか。

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