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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27763.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第36回 9/2)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【3】小児の新型コロナワクチンの接種について
(2)小児(5-11歳)の新型コロナワクチンに関する科学的知見等

第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
(令和4年8月8日)提出資料・一部改変

参考:小児(5-11歳)における新型コロナウイルスワクチン(ファイザー)の安全性
米国における5-11歳の小児に対する、新型コロナワクチン投与後の副反応等に関する大規模データベース解析(2022
年2月時点)において、約1,600万回の接種について解析したところ、安全性に関する懸念は見られなかった。
Hause AM et al1(Pediatrics, 2022)

VSDの解析結果

研究方法:米国においては2021年10月29日に、小児(5-11
歳)に対する新型コロナワクチンの接種が開始され、
2022年2月27日時点で約1,600万回のファイザー製ワクチ
ンが接種されている。
米国には、安全性モニタリングのためのデータベースと
して、
• 健康影響等を被接種者が任意で自ら報告するスマート
フォンベースのシステムの「v-safe」、
• 医療従事者やワクチン製造販売業者等の報告システム
である「VAERS(Vaccine Adverse Event Reporting
System)」
• 心筋炎など、事前に指定した事象について電子カルテ
を確認する能動モニタリングシステムである「VSD
(Vaccine Safety Datalink)」
がある。これらのデータベースにより、安全性の懸念に
ついて分析。
結果:いずれの報告についても、小児(5-11歳)における
安全上の懸念は見られなかったとしている。
VSD※1については右表のとおりであり、いずれの事象も
比較対象期間に比べ、リスク期間におけるリスクの上昇
を認めなかった。
※1 VSDのデータ解析においては、ワクチン接種後1-21日後をリスク期間、22-42日後を比較対象期間とした。ポワソン回帰を用いてそれぞれの症状の発症率(rate)が比較され、性、年齢、月日
(calendar day)、接種部位及び民族(race and ethnicity)が調整された。
1 Hause AM, Shay DK, Klein NP, et al. Safety of COVID-19 Vaccination in United States Children Ages 5 to 11 Years. Pediatrics. 2022;150(2):e2022057313

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