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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27763.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第36回 9/2)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【2】小児に対する新型コロナワクチンの接種について
(1)5~11歳の小児に対する追加接種について ① 有効性、安全性及び諸外国等の状況について

5~11歳の小児におけるファイザー社ワクチンの3回目接種の安全性
ファイザー社ワクチンの2回目、3回目接種後の局所反応の出現頻度はそれぞれ68.0%、68.5%、全身反応はそれぞれ
45.8%、45.6%であり、いずれも有意差はみられなかった。

Hause et al1(MMWR, 2022)
研究内容:米国において2022年5月17日から7月31日の期間にファイザー社ワク
チンの3回目接種を受けた5ー11歳の小児のうち、予防接種後サーベイランスシス
テム(v-safe※1)登録者、及びワクチン有害事象報告システム(VAERS ※2)への
報告者が対象。v-safeに報告された局所・全身反応と健康への影響※3、及び
VAERSに報告された有害事象を解析した観察研究。

5-11歳の小児におけるファイザー社ワクチンの
1~3回目接種後にv-safeに報告された
局所・全身反応と健康への影響

結果:v-safeの登録者のうち、1~3回目接種の全てをファイザー社ワクチンで実
施した3,249名が解析された。接種後1週間において報告された局所・全身反応の
頻度は、2回目接種後と3回目接種後で比較して以下の通りであり、有意差はみら
れなかった。
局所反応
 2回目接種後:68.0%
 3回目接種後:68.5%
全身反応
 2回目接種後:45.8%
 3回目接種後:45.6%
VAERSに報告された581件の有害事象のうち、99.5%は非重篤事象※4であった。
3回目接種後の心筋炎や死亡の報告はなかった。
※1 新型コロナワクチン接種後の有害事象のモニタリングのためにCDCが開発した、スマートフォンを用いた任意登録制の積極的サーベイランスシステム。
※2 CDC及びFDAが管理する、予防接種後の有害事象の報告を収集する受動的サーベイランスシステム。
※3 新たな症状や状態により通常の日常生活が送れなくなった、仕事や学校を休んだ、医療機関で治療を受けたと報告された人を含む。
※4 VAERSの報告のうち、入院、入院期間の延長、命にかかわる疾患、後遺障害、先天性異常または欠損、及び死亡は、重篤に分類される。
1. Hause AM, Baggs J, Marquez P, et al. Safety Monitoring of Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine Booster Doses Among Children Aged 5–11 Years — United States, May
17–July 31, 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022;71:1047–1051..

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