よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


入-4 (99 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00030.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度第8回 10/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

回復期入院医療に係る課題及び論点
(地域包括ケア病棟の実績について)
・地域包括ケア病棟入院料の施設基準のうち、地域包括ケアの実績について、「在宅患者訪問看護・指導料、同一建物居住者訪問看護・指導料又は
精神科訪問・指導料Ⅰの算定回数」、 「 在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料の算定回数」、「退院時共同指導料2の算定回数」は基準を下
回っている医療機関が多くみられた。
(地域包括ケア病棟における、入棟元等に関する分析について)
・入院料別の、自院の一般病棟からの転棟割合の病棟の分布について、特に入院料2において、自院の一般病棟からの転棟割合の病棟が高い傾向
であった。さらに、入院料2の病棟分布を許可病床数で分けると、多くが400床未満の医療機関であった。
・各病棟における、一般病棟からの入棟と自宅等からの入棟の構成割合の分布について、自院又は他院の一般病棟からの転棟割合が高い病棟にお
いては、多くが自院の一般病棟からの転棟割合が多い病棟でしめられていた。
・患者の重症度、医療・看護必要度は、患者の入棟元毎で基準を満たす患者割合に差がみられ、その他から入棟した患者、自宅等から入棟した患
者、一般病棟から入棟した患者の順に基準を満たす患者割合が高かった。同一の入棟元の患者について、必要度ⅠとⅡで比較すると、必要度Ⅰの
方が、満たす患者割合が高かった。重症度、医療・看護必要度Ⅰ及びⅡを届け出ている医療機関の病床規模については、必要度Ⅰを届け出ている
医療機関は必要度Ⅱを届け出ている医療機関と比べ、病床規模が小さかった。
・患者の入棟元別の患者の状態は、「一般病棟」から入棟した患者は「自宅等」及び「その他」から入棟した患者と比較して、「安定している」患者の割
合が高く、「常時、不安定である」患者の割合が低かった。医師による診察の頻度は、「常時~毎日診察が必要」な患者の割合は「自宅等」及び「その
他」から入棟した患者で高く、 「一般病棟」から入棟した患者は低かった。入院料包括範囲の検査やリハビリ等を出来高換算した点数について、投
薬・検査・処置等は、自宅等から入棟した患者及びその他の患者が、一般病棟から入棟した患者より高かった。
・「自院の一般病棟からの転棟が8割以上の病棟」と「自宅等から入棟した割合が8割以上の病棟」にそれぞれ入院している患者の医療的な状態は、
「自院の一般病棟からの転棟が8割以上の病棟」の方が、「安定している」患者の割合が高く、「常時~時々、不安定である」患者の割合が低かった。
医師による診察の頻度は、「自院の一般病床からの転棟が8割以上の病棟」の方が、「週1回程度以下、医師による診察が必要」な患者の割合が高
く、「常時~毎日、医師による診察が必要」な患者の割合が低かった。「自院の一般病棟からの転棟が8割以上の医療機関」と「自宅等からの入棟が
8割以上の医療機関」それぞれに入院する患者の入院料包括範囲の検査やリハビリ等を出来高換算した点数は、投薬・検査・処置等は、「自宅等か
らの入棟が8割以上の医療機関」の方が、「自院の一般病棟からの転棟が8割以上の医療機関」より高かった。
99