よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


入-4 (100 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00030.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度第8回 10/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

回復期入院医療に係る課題及び論点
(地域包括ケア病棟における、病床種別等に関する分析ついて)
・病床種別の救急実施の割合は、一般病床の地域包括ケア病棟を有する医療機関では約9割、療養病床の地域包括ケア病棟を有する医療機関では約4分の1で
あった。
・一般病床の地域包括ケア病棟と療養病床の地域包括ケア病棟では、入棟元の構成割合の分布は、類似していた。
・病床種別の医師による診察の頻度について、常時~毎日医師による診察が必要な患者は、一般病床では約4割、療養病床では約2割であった。 入院料包括範
囲の検査やリハビリ等を出来高換算した点数は一般病床の方が高かった。「投薬・検査・処置等」の点数は一般病床のほうが療養病床と比較して高く、「リハビリ

テーション」の点数は療養病棟の方が高かった。
・ 「自院の一般病床からの転棟が8割以上の病棟」と「自宅等から入棟した割合が8割以上の病棟」を病床種別で分け、それぞれに入院している患者の医師による
診察の頻度について、常時~毎日医師による診察が必要な患者の割合は、一般病床のほうが療養病床よりも高かった。
(入退院支援加算について)
・地域包括ケア病棟入院料・管理料においては、入退院支援部門を置くことを求めているが、入退院支援加算1を届け出ている割合は約4割であった。
・地域包括ケア病棟入院料・管理料を届け出ている医療機関について、入退院支援加算1を届け出られない理由は、「入退院支援又は地域連携業務に専従する看

護師又は社会福祉士を各病棟に確保できないため」が最多であった。
(FIM及び日常生活機能評価について)
・回復期リハビリテーション病棟における、入院時及び退院時の患者の日常生活動作の評価について、日常生活機能評価とFIMを併用している医療機関が約半数、
FIMのみを使用している医療機関が約2~3割であった。 「日常生活機能評価のみを使用」している理由については、「FIMだと診療実績の施設基準を満たさない
ため」や「FIMを用いる院内運用が整っていないため」が多かった。

(回復期リハビリテーションを要する状態について)
・心大血管疾患リハビリテーション料の届出ありとなしとで、職員の人数の平均値を比較すると、理学療法士については大きな差はみられなかった。作業療法士と言
語聴覚士については届出なしの方が多かった。
・心大血管疾患の患者数、心大血管疾患リハビリテーションの実施数は年々増加している、という実態が見られた。
・ガイドラインにおいても、回復期において心臓リハビリテーションのニーズがあることが示されている。

【論点】
○ 回復期入院医療について、求められる役割に応じた医療の提供を推進する観点から、病棟毎の果たし
ている機能・役割や医療の実績・内容を踏まえた評価の方法をどのように考えるか。

100