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資料4-3 これまでのワーキンググループにおける構成員からの主なご意見 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25905.html
出典情報 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第5回 5/27)《厚生労働省》
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第3回ワーキンググループ
1.医療安全を前提とした対物業務の効率化
論点1:対人業務を推進する観点から調剤業務の外部委託を推進すべきとの指摘につい
てどう考えるか。
(1)総論
① 調剤は、患者の生命・健康に直結する業務。
「安全であろう」という前提で議論を進めて
はならない。
② 一連の行為の一貫した把握・確認は難しく、患者の医療安全(医薬品の安全使用)が脅か
されるのではないか。
③ 委託先での過誤・不正、個人情報漏洩のリスクがある。
④ 安全性を確保するための高度な管理・監督業務が発生するので、効率化に繋がるか疑問。
⑤ 調剤は一連の流れであり、一部の工程を外に出して、効率的、安全にできるのかは疑問。
⑥ 薬局の都合で外部委託を患者に押し付けるようなことがあってはならない。
⑦ 薬局には本来備えるべき機能があり、外部委託によりその機能が失われないようにする
必要がある。
⑧ 高度な機器は大病院の院内の定期処方で活用されているのではないか。
⑨ 外部委託を強制するものではない。小規模な薬局が対人業務にチャレンジしたいと考え
ても、今は外部委託を法律で禁じている。一律に禁止する必要があるのか。
⑩ 外部委託先はロボット工場ではなく調剤薬局。徐々に安全性を確認していけば良い。
⑪ 患者の希望は重要。委託するものとしないもので現場が混乱しないようにするべき。
⑫ 外部委託によって、薬局の役割分担が進むイメージ。
地域の薬局が、
①主にプライマリケアを担う薬局(小規模・対人業務が主)
②専門的ケアにも対応できる薬局(中規模~大規模)
③主として地域の集中的調剤を担う薬局(大規模)
といった3つに役割分担されていくのが望ましいのではないかと思う。
(2)どのようなニーズがあるか、委託する業務としてどのような範囲が考えられるか
① 対人業務の推進のために対物業務の効率化は不可欠。外部委託は対物から対人への手段
の一つとして外部委託がある。
② 手作業に比べてミスの発生を抑制できる。
③ 一包化には手間がかかる。自動分包や監査システムを用いることで、負担やミスの削減
が期待できる。
④ 中小の薬局は高価な機器を入れるのは難しく、委託をすることで、高機能(高額)な調
剤機器を効果的に運用できる。
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