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【資料2】日本訪問看護財団、全国訪問看護事業協会 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_76071.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第267回 9/16)《厚生労働省》
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意見4
詳細

専門管理加算の対象者の拡大

2040年には認知症の方やMCIの療養者の増加が見込まれ、合わせて身体疾患も持つ利用者が地域で暮らしていくことを支
えていく必要がある。現在、訪問看護ステーションにおいても認知症看護に関する高い専門性を備えた看護師が活躍して
おり、利用者のケアはもとより、困難事例に対する相談、介入、多職種連携調整等で在宅療養の継続や在宅での看取りを
実践しているものの介護報酬上の評価がないため、専門管理加算の対象分野の拡大を図られたい。
訪問看護STに在籍している専門性の高い看護師の活動内容

訪問看護STに在籍している専門性の高い看護師の主な分野と人数
資格名

人数

専門看護師

222

資格名
認定看護師

人数
1260

がん

59

皮膚・排泄ケア

132

精神

34

緩和ケア

268

老人

18

認知症看護

103

慢性疾患看護

16

訪問看護

400

在宅看護

66

在宅ケア

88

そのほか

29

摂食嚥下障害

53

そのほか

216

出典:日本看護協会

困難事例

分野別所属先種別登録者数一覧(2025年12月末現在)より作成

実践

困難事例のアセスメント
臨床推論、根拠の共有

教育

看護職・多職種向けのアセスメント教育・倫理教育
地域住民向けの勉強会など

相談

スタッフ、外部関係者から相談された困難事例等の症
状マネジメント、看取りや認知症に関する家族からの
相談対応、ACPに関するコンサルテーション

調整

在宅療養を円滑にするための調整 入院・入所・退
院・退所時の調整 困難事例のコンフリクト対応
終末期医療、延命に関する倫理調整、虐待が疑われる
際の調整など

地域活動

オレンジカフェ、ケアマネジャー、地域包括支援セン
ターからの相談対応、患者団体からの相談など

出典:全国訪問看護事業協会
看護師の実態調査より作成

意思決定支援へのサポート

令和7年度 訪問看護ステーションにおける専門看護師および認定

60歳代 女性 夫と二人暮らし アルツハイマー型認知症 バセドウ病 Ⅱ型糖尿病
<経過>デイサービスを利用しつつ在宅で生活していたが夫の内服介助を拒否するなどのBPSDを発症し、夫へ包丁を向ける行為があったため、精神科病棟に
保護入院となった。入院中ケトアシドーシスとなりICU管理となったが状態安定後は精神科病棟に戻る。本人及び夫の希望で自宅退院を目指すこととなったが内
服薬の継続を条件に試験的に1週間の限定退院とし、生活できると判断できれば在宅療養とする方針となった。
〔当時の状態〕日常生活自立度Ⅳ 要介護2 BPSD25Q(認知症心理症状質問票) 重症度50点 負荷度51点
専門性の高い看護師はBPSD発症の要因を夫の対応によるものと推測し、短い時間の中で夫との関係性を時間軸で整理し、BPSDの発症要因を紐解いていっ
た。さらに糖尿病の厳格な食事制限もBPSDの要因ととらえ、主治医を通し糖尿病内科へ現在の血糖値を伝え、食事回数の制限を緩和してもらうよう調整を図っ
た。夫には本人がどんな時に暴言等が出るのか、理由は何か、どう対応すればよいかを聞き取り、助言をし、実際のやり取りを見てもらっていた。徐々にBPSDが
消失し、在宅療養の継続可能と判断され、精神科への外来通院が1回/週から1回/月に変更、在宅療養の継続ができている。
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〔介入1か月後〕BPSD25Q 重症度7点 負荷度11点(改善) 全国訪問看護事業協会 令和7年度 訪問看護ステーションにおける専門性の高い看護師の活用や効果に関する調査研究より作成