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03資料1-1 高齢者に対する肺炎球菌ワクチンについて (25 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_76211.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第36回 9/17)《厚生労働省》 |
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高齢者に対する肺炎球菌ワクチンに関する知見等のまとめ
○
第30回・第33回小委員会におけるご議論及び成人用肺炎球菌ワクチンファクトシート等においてまとめられた知見を以下
のとおり整理した。
PCV21に係る知見等
・
疾病負荷
侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)及び肺炎球菌性肺炎の疾病負荷は、高齢者において高く、その予防は公
衆衛生上重要である、と第30回ワクチン小委(令和7年7月4日)にとりまとめていただいた。
・ 65歳以上における侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の2023~2025年時点におけるPCV20・PCV21で予防
される血清型の割合はそれぞれ51%・75%と、PCV21で予防される血清型の割合の方が高い。
・
ワクチンの有効性
ワクチンの安全性
肺炎球菌ワクチン未接種の50歳以上を対象とし、PCV20と免疫原性等を比較した海外第Ⅲ相臨床試験
において、PCV21はPCV20との共通血清型全てにおいて非劣性を示し、15Cを除いたPCV21固有の10の
血清型において優越性を示したと報告されている。
・ 肺炎球菌ワクチン未接種の65歳以上の日本人を対象とし、PPSV23との免疫原性等を比較した国内第Ⅲ
相試験において、PCV21はPPSV23と共通の全ての血清型及びPPSV23と交差反応性の血清型において
PPSV23に対して非劣性を示し、PCV21の固有の血清型15Cを含む9の血清型においてPPSV23と比較し
優越性を示したと報告されている。
・ 海外の第Ⅲ相臨床試験において、PCV21は50歳以上成人において年齢層が上がるにつれて免疫応答が低
下する傾向が確認されている。
・
PCV21の安全性について、日本を含む諸外国における複数の臨床試験において、PPSV23、PCV15、
PCV20、PPSV23及びPCV15の連続接種と比較し、有害事象の頻度について変化はないと報告されている。
・
ワクチンの費用対効果
PCV20との関係性につい
て
PCV21の接種費用はPCV20の接種費用よりも増加する見込みであるが、PCV21を65歳に導入する場合
の費用対効果は52.7万円/QALYである一方で、PCV20を65歳に導入する場合は186.2万円/QALYであっ
た。
・ 非接種と比較して、PCV20接種、PCV21接種のいずれにおいても65歳・70歳に接種する場合は増分費
用対効果(ICER)が500万円/QALY以下であったが、75歳・80歳ではICERが500万円/QALYを超える可
能性が示唆された。
・
PCV21がカバーせず、PCV20がカバーする血清型の割合は侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)のうち8%程度
であった。諸外国の一部地域・特定集団においてはPCV21非含有型である血清型4による侵襲性肺炎球菌感
染症の再増加が報告されている。
・ 髄膜炎由来のペニシリン耐性肺炎球菌に対するカバー率はPCV21で93.4%であった。
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○
第30回・第33回小委員会におけるご議論及び成人用肺炎球菌ワクチンファクトシート等においてまとめられた知見を以下
のとおり整理した。
PCV21に係る知見等
・
疾病負荷
侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)及び肺炎球菌性肺炎の疾病負荷は、高齢者において高く、その予防は公
衆衛生上重要である、と第30回ワクチン小委(令和7年7月4日)にとりまとめていただいた。
・ 65歳以上における侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の2023~2025年時点におけるPCV20・PCV21で予防
される血清型の割合はそれぞれ51%・75%と、PCV21で予防される血清型の割合の方が高い。
・
ワクチンの有効性
ワクチンの安全性
肺炎球菌ワクチン未接種の50歳以上を対象とし、PCV20と免疫原性等を比較した海外第Ⅲ相臨床試験
において、PCV21はPCV20との共通血清型全てにおいて非劣性を示し、15Cを除いたPCV21固有の10の
血清型において優越性を示したと報告されている。
・ 肺炎球菌ワクチン未接種の65歳以上の日本人を対象とし、PPSV23との免疫原性等を比較した国内第Ⅲ
相試験において、PCV21はPPSV23と共通の全ての血清型及びPPSV23と交差反応性の血清型において
PPSV23に対して非劣性を示し、PCV21の固有の血清型15Cを含む9の血清型においてPPSV23と比較し
優越性を示したと報告されている。
・ 海外の第Ⅲ相臨床試験において、PCV21は50歳以上成人において年齢層が上がるにつれて免疫応答が低
下する傾向が確認されている。
・
PCV21の安全性について、日本を含む諸外国における複数の臨床試験において、PPSV23、PCV15、
PCV20、PPSV23及びPCV15の連続接種と比較し、有害事象の頻度について変化はないと報告されている。
・
ワクチンの費用対効果
PCV20との関係性につい
て
PCV21の接種費用はPCV20の接種費用よりも増加する見込みであるが、PCV21を65歳に導入する場合
の費用対効果は52.7万円/QALYである一方で、PCV20を65歳に導入する場合は186.2万円/QALYであっ
た。
・ 非接種と比較して、PCV20接種、PCV21接種のいずれにおいても65歳・70歳に接種する場合は増分費
用対効果(ICER)が500万円/QALY以下であったが、75歳・80歳ではICERが500万円/QALYを超える可
能性が示唆された。
・
PCV21がカバーせず、PCV20がカバーする血清型の割合は侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)のうち8%程度
であった。諸外国の一部地域・特定集団においてはPCV21非含有型である血清型4による侵襲性肺炎球菌感
染症の再増加が報告されている。
・ 髄膜炎由来のペニシリン耐性肺炎球菌に対するカバー率はPCV21で93.4%であった。
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