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資料 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24270.html
出典情報 医療分野における仮名加工情報の保護と利活用に関する検討会(第5回 5/25)《厚生労働省》
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これまでの検討会で頂いた主なご意見

(ユースケース)
▶ 肝がんのデータベースは、10万例を超えるデータが登録されている。全国の肝がん患者の3分の1から4
分の1がカバーされた、世界に類を見ない貴重なデータベースであり、多くの論文発表にも活用されている
が、残念ながら創薬に関するものは一つもない。 【ヒアリング対象者】
▶ 製薬企業側も、レジストリのデータを利用したいという強いニーズがあるが、それができないのは、レジ
ストリデータを製薬企業に第三者提供できないため。製品開発に繋がるものは学術研究として認められてい
ない点が非常に難しいところ。【ヒアリング対象者】
▶ 企業治験のデータも大変貴重なものであるにもかかわらず、十分に活用されていない。企業とアカデミア
の提案・協働で二次活用できるような仕組みがあってもいいのではないか。【ヒアリング対象者】
▶ 日本には、様々な症例登録の仕組みができているものの、創薬につながったものはほとんどないというの
は非常に問題。日本の医療は国際的にも非常にレベルが高いはずにもかかわらず、その貴重な知財が創薬や
新たな機器開発等に繋がっていないというのは、非常に危機的ではないか。
▶ 医療機器の開発、AIの活用、フレイル予防や予後情報の把握といった視点もあり、必ずしも「創薬」に限
定するのではなく、もう少し広い視野を持って検討した方がよいのではないか。

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