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海外調査報告(オランダ、英国) (13 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20260417zaiseia.html |
| 出典情報 | 財政制度等審議会 財政制度分科会(4/17)《財務省》 |
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財政規律の維持とヘッドルームの確保
○ 世界⾦融危機後の財政の急激な悪化を契機として、財政運営への信認が低下したことを受け、2010年に発⾜した保守党政権にお
いて予算責任局(OBR)が設置された。
○ 政府は予算案公表時に、財政ルールの達成可能性についてOBRから評価を受ける。その際あわせて⽰される、財政ルールの達成に対
する「ヘッドルーム」(財政的余裕、超過達成)を可能な限り多く確保することが重要と考えられている。
予算責任局(OBR)の機能
①
②
③
④
⑤
少なくとも年2回の経済財政⾒通し(5か年)の作成
財政⽬標の達成に向けた政府の進捗状況の評価
財政の⻑期的な持続可能性分析及び公的部⾨のバランスシートの評価
過去の⾒通しの事後評価
政府の政策の費⽤⾒積りの精査 など
財政ルール達成の⾒通し
OBRは、年1回の予算案発表時に合わせて公表する「経済財政⾒通し」
において、政府の財政ルール達成の⾒込みや、財政ルール達成に対する
「ヘッドルーム」を⽰している。
<OBRが公表したへッドルーム> ※2025年11⽉時点
フロールール︓ 経常的収⽀を2029年度までに⿊字化<達成>
→28年度に⿊字化、29年度には約217億ポンド(対GDP⽐0.6%)のヘッドルームが⽣じる⾒込み
フロールールに対するヘッドルーム(前回予測からの⽐較)
関係者のコメント
OBRについて
• OBRは政府の税制・歳出政策を前提に、財政ルールが達成可能であるか予測
し、達成⾒込みが低ければ、どの程度追加の財政調整が必要かについて算出す
る中⽴的な機関である。(OBR担当者)
• 公正な評価が信認性を⾼めるため、OBRの独⽴性は重要である。OBRが、短期
的だけでなく⻑期的な予測を⾏っていることで、さらに透明性が増す結果、信認
が⾼まると考えている。(財務省担当者)
望ましい「ヘッドルーム」の⽔準
• ヘッドルームが⼤きいほど、政府が⽬標達成を逃すリスクは低下する。2025年
11⽉時点のヘッドルームは、OBRの予測における通常の変動幅と同程度であり、
不確実性に対して⼗分な余裕とは⾔い難い。(OBR担当者)
• ヘッドルームは対GDP⽐で考えるべきで、2025年11⽉時点の⽔準は対GDP⽐
1%弱だが、2〜3%を⽬指すべきだと考える。(シンクタンク担当者)
• ヘッドルームを確保することによって、予期せぬ事象に適切に対応できる。適正な
ヘッドルームの⽔準は実際の経済背景や財政状況によるが、多く確保できるほど良
い。(財務省担当者)
(10億£)
40
35
30
25
20
15
10
5
0
+26.1
-14.3
21.7
9.9
2025年3⽉
時点予測
本予算の歳⼊増
による効果
3⽉以降の情勢変更、
本予算の歳出増
による影響等
2025年11⽉
時点予測
ストックルール︓公的部⾨純⾦融負債対GDP⽐を2029年度までに低下<達成>
→29年度以降低下、同年度には約244億ポンド(対GDP⽐0.7%)のヘッドルームが⽣じる⾒込み
ストックルールに対するヘッドルーム(前回予測からの⽐較)
(10億£)
40
35
30
25
20
15
10
5
0
+25.3
24.4
-16.1
15.1
2025年3⽉
時点予測
本予算の歳⼊増
による効果
3⽉以降の情勢変更、
本予算の歳出増
による影響等
2025年11⽉
時点予測
(出所)英国財務省 “Autumn Statement 2025”、OBR “Economic and Fiscal Outlook November 2025”、 ”Charter for Budget Responsibility Autumn 2024”等
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○ 世界⾦融危機後の財政の急激な悪化を契機として、財政運営への信認が低下したことを受け、2010年に発⾜した保守党政権にお
いて予算責任局(OBR)が設置された。
○ 政府は予算案公表時に、財政ルールの達成可能性についてOBRから評価を受ける。その際あわせて⽰される、財政ルールの達成に対
する「ヘッドルーム」(財政的余裕、超過達成)を可能な限り多く確保することが重要と考えられている。
予算責任局(OBR)の機能
①
②
③
④
⑤
少なくとも年2回の経済財政⾒通し(5か年)の作成
財政⽬標の達成に向けた政府の進捗状況の評価
財政の⻑期的な持続可能性分析及び公的部⾨のバランスシートの評価
過去の⾒通しの事後評価
政府の政策の費⽤⾒積りの精査 など
財政ルール達成の⾒通し
OBRは、年1回の予算案発表時に合わせて公表する「経済財政⾒通し」
において、政府の財政ルール達成の⾒込みや、財政ルール達成に対する
「ヘッドルーム」を⽰している。
<OBRが公表したへッドルーム> ※2025年11⽉時点
フロールール︓ 経常的収⽀を2029年度までに⿊字化<達成>
→28年度に⿊字化、29年度には約217億ポンド(対GDP⽐0.6%)のヘッドルームが⽣じる⾒込み
フロールールに対するヘッドルーム(前回予測からの⽐較)
関係者のコメント
OBRについて
• OBRは政府の税制・歳出政策を前提に、財政ルールが達成可能であるか予測
し、達成⾒込みが低ければ、どの程度追加の財政調整が必要かについて算出す
る中⽴的な機関である。(OBR担当者)
• 公正な評価が信認性を⾼めるため、OBRの独⽴性は重要である。OBRが、短期
的だけでなく⻑期的な予測を⾏っていることで、さらに透明性が増す結果、信認
が⾼まると考えている。(財務省担当者)
望ましい「ヘッドルーム」の⽔準
• ヘッドルームが⼤きいほど、政府が⽬標達成を逃すリスクは低下する。2025年
11⽉時点のヘッドルームは、OBRの予測における通常の変動幅と同程度であり、
不確実性に対して⼗分な余裕とは⾔い難い。(OBR担当者)
• ヘッドルームは対GDP⽐で考えるべきで、2025年11⽉時点の⽔準は対GDP⽐
1%弱だが、2〜3%を⽬指すべきだと考える。(シンクタンク担当者)
• ヘッドルームを確保することによって、予期せぬ事象に適切に対応できる。適正な
ヘッドルームの⽔準は実際の経済背景や財政状況によるが、多く確保できるほど良
い。(財務省担当者)
(10億£)
40
35
30
25
20
15
10
5
0
+26.1
-14.3
21.7
9.9
2025年3⽉
時点予測
本予算の歳⼊増
による効果
3⽉以降の情勢変更、
本予算の歳出増
による影響等
2025年11⽉
時点予測
ストックルール︓公的部⾨純⾦融負債対GDP⽐を2029年度までに低下<達成>
→29年度以降低下、同年度には約244億ポンド(対GDP⽐0.7%)のヘッドルームが⽣じる⾒込み
ストックルールに対するヘッドルーム(前回予測からの⽐較)
(10億£)
40
35
30
25
20
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5
0
+25.3
24.4
-16.1
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2025年3⽉
時点予測
本予算の歳⼊増
による効果
3⽉以降の情勢変更、
本予算の歳出増
による影響等
2025年11⽉
時点予測
(出所)英国財務省 “Autumn Statement 2025”、OBR “Economic and Fiscal Outlook November 2025”、 ”Charter for Budget Responsibility Autumn 2024”等
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