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海外調査報告(EU、ドイツ) (12 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20260417zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(4/17)《財務省》
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債務ブレーキの改正②:インフラ気候特別基金
○ 2025年3月の連邦基本法改正により、「インフラ気候特別基金」を設立。12年間で5,000億ユーロ(90兆円)の投資について、
債務ブレーキの対象外で行うことが可能となった。
○ 同基金に対しては、その資金の使い道や成果を見える形にすることが重要との意見があるほか、公債発行ではなく構造改革による成
長を目指すべきとの指摘がある。
「インフラ気候特別基金」の配分と投資対象
1,000
億€
1,000
億€

連邦政府

州政府

3,000
億€

ロイター報道(2026年3月17日)(抜粋)

1. 民間および国民保護

6. 研究開発

2. 交通インフラ

7. デジタル化

3. 病院インフラ

8. 建築及び住宅

4. エネルギーインフラ

9. スポーツ

5. 教育、保育、科学インフラ
気候・変革基金

基金からの分野別投資額(2026年度連邦政府分)
スポーツ
8.4億€
建築および
住宅
5.3億€

交通インフラ
220億€

合計
397.3億€
(約7.2兆円)

関係者のコメント
病院インフラ
60億€

エネルギー
インフラ
20.9億€

デジタル化
59.9億€
研究開発
10.7億€

ドイツのインフラ向け特別基金は、承認から1年が経過しても追加投資の創出にほとん
ど寄与していないことが、ドイツ経済研究所(IW)が17日にロイターに提供した調査で
明らかになった。
IWによると、過去1年間に使用された資金の86%は本来の目的以外に流用された。
IWの研究員トビアス・ヘンツェ氏は「(連立政権には)投資計画の積み残しを解消す
る機会があった。しかし今のところ、その機会は生かされていない」と述べた。
調査によると、同基金を含み金融取引を除いた独政府の実際の投資支出は、2025年
に約710億ユーロ(約815億2,000万ドル)と、名目ベースで前年比20億ユーロの増
加にとどまった。
またIWは、基金から120億ユーロが通常予算の穴埋めに使われたと指摘した。病院
の運営費が投資として計上されていた事例があるとした。

教育・保育・科学
インフラ
12.2億€



インフラ気候特別基金の歳出分野は法定されており、一番大きいのは交通。(財務
省担当者)



どこにいくら出して、何に使ったのかというモニタリングが非常に重要で、それを国民に
見えるようにしればならない。インプット、アウトプット、アウトカムエフェクトを見える形にし
ている。(財務省担当者)



本当に成長につながる効果を持つ投資を目標にするのであれば、もっと厳密にきっちり
定義しないといけないが、それが行われておらずルールがはっきりしない。(安定化評
議会諮問会議)



5,000億ユーロ使えば見かけ上は成長したことになるだろうが、これは新規の借入
によるもの。構造改革により、借入に頼らずとも成長する形にしないと、真の成長で
はない。(ビジネススクール教授)

(出所)連邦財務省 “The Special Fund for Infrastructure and Climate Neutrality”、ロイター

(注)1€=180円で計算。

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