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2024年度 病院の経営状況について (2 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/260304_No013.pdf
出典情報 2024年度 病院の経営状況について(3/4)《福祉医療機構》
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2025-013

福祉医療機構(以下「機構」という。
)では、

経常利益率は、医業利益率よりも動きが大き

毎年度、融資先の病院から経営状況等の報告を

かった。2020 年度以降、新型コロナウイルス感

いただいている。本稿では、主に 2024 年度決算

染症(以下「コロナ」という。)への対応を行う

に係る経営状況1について分析した。

医療機関には病床確保料等の補助金(以下「コ
ロナ補助金」という。
)が交付され、多くは医業

1

病院の経営状況

1.1

外収益に計上された。医業利益率はコロナ禍や

全体概況

物価高騰により近年低下傾向にあった一方で、

経常利益率はすべての病院類型で低下が続き、 経常利益率はコロナ補助金により一定の水準を
一般病院と精神科病院はマイナス値
維持していた。そのため、経常利益率は医業利
益率を上回る傾向にあった。しかし、コロナの 5

2024 年度の医業収益対医業利益率(以下「医

類感染症への移行に伴い、2023 年 5 月にコロナ

業利益率」という。
)は、一般病院および療養型

補助金は大幅に縮小され、2023 年度末をもって

病院は前年度からほぼ横ばい、精神科病院は 1.6

終了した。2024 年度はコロナ補助金収益がなく

ポイント低下していた(前頁上図)
。一般病院は

なった分、経常利益率がさらに落ち込んでおり、

△1.9%、精神科病院は△2.5%と依然としてマ

病院経営は非常に厳しい局面にあるといえる。

イナス値である。

赤字病院2の割合をみても、経常利益率の低下

また、経常収益対経常利益率(以下「経常利益

により、すべての病院類型において拡大した(図

率」という。)は、一般病院は 0.9 ポイント低下

表 1)。一般病院の赤字病院割合は前年度から

し△1.3%、療養型病院は 0.7 ポイント低下し

7.2 ポイント拡大し 58.3%、療養型病院は 6.0 ポ

2.0%、精神科病院で 2.6 ポイント低下し△0.8%

イント拡大し 44.1%、精神科病院においては

となった(前頁下図)
。いずれの病院類型も、リ

15.0 ポイントと大幅に拡大し 56.9%となった。

サーチレポートの公表を開始した 2013 年度決
算以降の過去最低値を更新した。

(図表 1)黒字・赤字病院の割合

病院類型別

黒字病院(%)

43.1

56.9

30.1

32.5
51.0

69.9

34.7

33.3

38.1

58.3

67.5
49.0

26.0

赤字病院(%)

65.3

74.0

66.7

61.9

41.7

44.1

55.9

2020 2021 2022 2023 2024

2020 2021 2022 2023 2024

一般病院

療養型病院

29.6

70.4

31.8

68.2

31.3

68.7

41.9

58.1

56.9

43.1

2020 2021 2022 2023 2024
(年度)
精神科病院

1 開設後 1 年未満の病院、医育機関附属病院、医師会立病院および個人立病院を除く。なお、本稿における 2024 年度の分析対象病院

(2,391 病院)の開設主体は、医療法人が 86.8%を占める
2 経常利益が 0 円未満を赤字とした

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