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2024年度 病院の経営状況について (11 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/260304_No013.pdf
出典情報 2024年度 病院の経営状況について(3/4)《福祉医療機構》
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2025-013

数は減少したものの、従事者 1 人当たり人件費

において増収がみられたところであるが、その

が 100 千円以上上昇した影響とみられる。さら

一方で物価の高騰や賃上げの進展により、医業

に、給食材料費率、経費率も上昇している。病床

費用も増加していることが確認できた。さらに、

数、入院患者数ともに減少して収益の拡大が見

コロナ補助金が 2023 年度で終了したことで、

込みにくいなかで、いずれの区分でも 1 床当た

2024 年度の経常利益率は大きく低下していた。

り医業費用が上昇した結果、1 床当たり医業利

今後の病院経営に目を向けると、2026 年度診
療報酬改定 6 では本体部分が+3.09%と大幅な

益は大きく低下した。
ダウンサイジングと経営の安定の両立は難題

プラス改定となり、物価や賃金、人手不足等の

だが、病床数の適正化と合わせて、地域ニーズ

医療機関等を取りまく環境の変化への対応が重

を踏まえた医療機能の見直しを進めることが求

点課題と掲げられた。あわせて、2040 年頃を見

められる。なお、今次改定では、地域移行・地域

据えた医療機関の機能の分化・連携が推進され

定着に向けて、多職種による退院支援を行う病

ると見込まれる。地域の医療ニーズや政策・制

棟として精神科地域包括ケア病棟入院料が新設

度の動向を見極め、対応していくことがより一

された。算定していたのはサンプルのうち 2 病

層求められるだろう。

院(いずれも精神療養算定病院)であったが、精

当機構では、厳しい経営環境に直面する病院

神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構

の経営状況を引き続き注視し、支援に努めてい

築が進むなか、届出が拡大するのか今後の動向

きたいと考えている。

にも注視していきたい。

今後の見通しを立てるうえで、本稿が少しで
も参考となれば幸いである。最後になるが、ご
多忙のなか、2024 年度決算に係る事業報告書の

おわりに
2024 年度の病院の経営は、依然として厳しい

提出により正確なデータを提供いただいた皆さ

状況が続いていることが明らかになった。今次

まに感謝を申し上げる。

改定がプラス改定だったことで、多くの入院料
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リサーチグループ

TEL:03-3438-9932

6 厚生労働省「診療報酬改定について」https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001620952.pdf
6 厚生労働省「令和 8 年度診療報酬改定の基本方針」https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001607221.pdf

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