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6 先進医療技術の科学的評価等について(参考資料6-3)[827KB] (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00111.html
出典情報 先進医療会議(第149回 12/4)《厚生労働省》
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先ー6-1
(参考資料6-3)
7.12.4

先進医療の保険導入等に関する事前評価技術一覧
第2項先進医療 【先進医療A】 (26種類)
告示
番号

先進医療技術名

適応症

技術の概要

適応年月日



陽子線治療

頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含む。)肺・
縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫
瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫
放射線の一種である粒子線(陽子線)を病巣に照射することにより悪性腫瘍を治療する。
瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治
的な治療法が可能なものに限
る。)



重粒子線治療

肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆
膵腫瘍、泌尿器腫瘍又は転移性
重粒子線(炭素イオン線)を体外から病巣に対して照射する治療法。
腫瘍(いずれも根治的な治療法が
可能なものに限る。)



家族性アルツハイマー病の遺
家族性アルツハイマー病
伝子診断

家族性アルツハイマー病の原因遺伝子の変異に対する診断を行う。正確な診断により、
個々の患者ごとに、遺伝的背景の差異に基づく病気の特徴を踏まえた予後の推定を可能
にし、将来に向けた療養方針やリハビリ計画を患者やその家族に示すことができる。

平16.12.1



ヘルペス性角膜内皮炎、ヘルペス性虹彩炎が疑われる片眼性の前眼部疾患。急性網膜
豚脂様角膜後面沈着物若しくは 壊死、サイトメガロウイルス網膜炎、進行性網膜外層壊死が疑われる網膜壊死病巣を有
眼圧上昇の症状を有する片眼性 する眼底病変は、ヒトヘルペスウイルスが病因と疑われる。このような症例の前房水を前
の前眼部疾患(ヘルペス性角膜内 房穿刺、あるいは硝子体液を手術時に採取して、これらの眼内液からDNAを抽出し、 本
ウイルスに起因する難治性の 皮炎又はヘルペス性虹彩炎が疑 診断法によりHSV-1,HSV-2,VZV,EBV,CMV,HHV-6,HHV-7,HHV-8のDNAの同定と定
眼感染疾患に対する迅速診 われるものに限る。)又は網膜に
量を おこなう。この診断に基づいて適正な抗ウイルス治療をおこなう。当院眼科において
断(PCR法)
壊死病巣を有する眼底疾患(急性
網膜壊死、サイトメガロウイルス網 は年間約100~150例の患者が本検査の対象となる。
膜炎又は進行性網膜外層壊死が 当該技術(難治性ウイルス眼感染疾患に対する包括的迅速PCR診断)は、必要なプライ
マーとプローブを作製して研究室にて用いている。プライマーとプローブは現時点ではキッ
疑われるものに限る。)
ト化できていないため、院内で調整する。

平26.1.1



内眼手術直後からの眼痛、前房蓄膿、硝子体混濁を呈する外因性眼内炎、体内に感染
巣があり眼痛、前房蓄膿、硝子体混濁を呈する内因性眼内炎では早急に細菌感染を疑
い検査する必要がある。このような症例の前房水を前房穿刺、あるいは硝子体液を手術
時に採取して、これらの眼内液からDNAを抽出し、本診断により細菌16SrDNAの定量を
おこなう。この診断に基づいて適正な抗生剤投与、硝子体手術をおこなう。当院眼科にお
いては年間約30例の患者が本検査の対象となる。
経中心静脈高栄養法や各種カテーテルの留置に伴った真菌血症が全身的にあり、網膜
前房蓄膿、前房フィブリン、硝子体 後局部に網膜滲出斑、硝子体混濁、牽引性網膜剥離、前眼部炎症を呈する眼内炎では
混濁又は網膜病変を有する眼内 早急に真菌感染を疑い診断を付ける必要がある。このような症例の前房水を前房穿刺、
あるいは硝子体液を手術時に採取して、これらの眼内液からDNAを抽出し、本診断により

真菌28SrDNAの定量をおこなう。この診断に基づいて適正な抗生剤投与、硝子体手術を
おこなう。当院眼科においては年間約20例の患者が本検査の対象となる。従来の検査で
眼科検体を用いた真菌の検査法の中で、現在保険でおこなわれているものは、培養があ
るが感度と特異度は本検査法よりも劣る。
当該技術(難治性細菌・真菌眼感染疾患に対する包括的迅速PCR診断)は、必要なプラ
イマーとプローブを作製して研究室にて用いている。プライマーとプローブは現時点では
キット化できていないため、院内で調整する。

平26.1.1

細菌又は真菌に起因する難
治性の眼感染疾患に対する
迅速診断(PCR法)

1

平13.7.1

平15.11.1