よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


2025年度 病院の人材確保に関する調査について (9 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r7/
出典情報 2025年度 病院の人材確保に関する調査について(10/15)《福祉医療機構》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2025-005

実施した病院は 38.9%と 4 割程度であった(図

(図表 16)賃上げの方法

表 14)。半数を超える病院が 2024 年度あるいは

(複数回答|n=409)

2025 年度のみの実施となり、直近の経営状況か

決まって毎月支払われる
各種手当の新設

ら 2 か年度連続の賃上げは難しいのかもしれな
い。

56.7%

48.2%

基本給の引き上げ

(図表 14)賃上げの実施状況
実施していない

(n=434)

5.8%
2024年度・2025

給与表・賃金表の改定

20.5%

既存の決まって支払われる
各種手当の引き上げ

19.1%

その他

年度いずれも実施
(予定を含む)

2024年度のみ実施

38.9%

47.5%

3.7%

また、
賃上げの対象職種は、
「全職員」が 64.3%

2025年度のみ実施

ともっとも多かった(図表 17)。図表にはない

(予定を含む)
7.8%

が、賃上げの配分方法としては、
「対象職員に均
等配分」が 61.4%を占めており、多くの病院で

一方、賃上げを「実施していない」病院はわず

は、職種間で差をつけないような方針で賃上げ

か 5.8%にとどまったが、その理由としては「資
金に余裕がないため」がもっとも多かった(図
表 15)。ほかにも、
「ベースアップ評価料の手続

を実施していることがうかがえる。

(図表 17)賃上げの対象職種
(複数回答|n=409)

きが煩雑であるため」や「次回診療報酬改定以
降の見通しが立たないため」といった回答もみ

64.3%

全職員

られた。

外来・在宅ベースアップ
評価料の対象職種

32.8%

(図表 15)賃上げを実施しない理由
19.6%

事務職員
賃金改善の仕組み

その他

が複雑であるため

16.0%

(n=25)

4.0%
次回診療報酬改定
以降の見通しが立
たないため
8.0%

資金に余裕

40歳未満の医師

4.6%

その他

4.9%

がないため
64.0%

一方で、
「事務職員」は 19.6%、
「40 歳未満の

ベースアップ評価
料の手続きが煩雑

医師」は 4.6%にとどまった。これらは、ベース

であるため
8.0%

アップ評価料ではなく、初再診料・入院基本料
等の引き上げで対応することとなっているが、

賃上げの方法を確認すると、
「決まって毎月支

経営が厳しいことから回答割合が低くなってい

払われる各種手当の新設」が 56.7%ともっとも

ると思料する。ただし、全職員に含まれている

多かった(図表 16)。今後の改定の内容に柔軟に

という捉え方もできるため、不公平感がないよ

対応できるよう、手当での支給で対応した病院

う意識している病院も多いようだ。

も少なくなかったのだろう。

Copyright ⓒ 2025Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.

9