よむ、つかう、まなぶ。
2025年度 病院の人材確保に関する調査について (3 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r7/ |
| 出典情報 | 2025年度 病院の人材確保に関する調査について(10/15)《福祉医療機構》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2025-005
ていないことから、看護師の負担軽減を進めら
で「近隣の病院・施設との競合」が 60.5%であ
れていない病院もあるのかもしれない。
った(図表 3)
。
(図表 3)職員確保が難しい要因
(図表 2)不足している職種
(複数回答|n=324)
(複数回答|n=324)
79.6%
看護師
71.0%
看護補助者
他産業より低い賃金水準
61.7%
近隣の病院・施設との競合
60.5%
38.9%
医師
50.3%
地域における労働人口の減少
薬剤師
30.2%
事務職
28.7%
求める水準を満たす人材がいない
25.6%
25.6%
作業療法士
23.5%
不規則な勤務形態
准看護師
22.2%
施設の立地条件
MSW・PSW
22.2%
その他
理学療法士
21.6%
言語聴覚士
14.2%
医師事務作業補助者
13.0%
臨床検査技師
9.9%
管理栄養士
9.9%
13.9%
6.8%
2025 年 春 闘 7 の 全 産 業 平 均 の 賃 上 げ 率 は
5.25%と 2 年連続で 5%を超えた。一方、2025
年度の病院の平均賃上げ率8は 2.51%と半分程
度の水準にとどまっている。こうした他産業と
臨床工学技士
5.9%
の賃金格差が人材確保のネックの一つになって
診療放射線技師
5.6%
いるといえるだろう。
助産師
その他
また、病院の経営状況9をみると、一般病院の
1.2%
医業利益率は△2.3%とマイナス値であるなど、
9.9%
厳しい経営状況であることから、十分な処遇改
1.2
善に充てるための原資を確保できない病院も少
職員確保が難しい要因
なくないことがうかがえる。
職員確保が難しい要因として、6 割が「他産業
より低い賃金水準」および「近隣の病院・施
設との競合」を挙げる
なお、図表にはないが、指定都市・特別区とそ
れ以外の人口規模別にみると、とくに「地域に
おける労働人口の減少」で 32.0 ポイントもの差
続いて、運営に必要と考える職員数が不足し
がみられた。当然のことながら、人口規模が小
ていると回答した病院が、その要因をどのよう
さい地域では、高齢化と人口流出が顕著である
に考えているのかをみていきたい。
ことから、他産業を含めた人材確保の競争が激
職員確保が難しい要因としては、
「他産業より
しいことが推察される。
低い賃金水準」が 61.7%ともっとも多く、次い
7 日本労働組合総連合会「2025 春季生活闘争 まとめ」
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/2025/houshin/data/matome20250717.pdf?9919
8 四病院団体協議会「2025 年度 医療機関における賃金引き上げの状況に関する緊急調査」
https://ajhc.or.jp/siryo/20250625report.pdf
9 福祉医療機構「≪経営分析参考指標≫
2023 年度決算分-病院の概要-」
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/2023_byouin_shihyouD.pdf
Copyright ⓒ 2025Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
3
ていないことから、看護師の負担軽減を進めら
で「近隣の病院・施設との競合」が 60.5%であ
れていない病院もあるのかもしれない。
った(図表 3)
。
(図表 3)職員確保が難しい要因
(図表 2)不足している職種
(複数回答|n=324)
(複数回答|n=324)
79.6%
看護師
71.0%
看護補助者
他産業より低い賃金水準
61.7%
近隣の病院・施設との競合
60.5%
38.9%
医師
50.3%
地域における労働人口の減少
薬剤師
30.2%
事務職
28.7%
求める水準を満たす人材がいない
25.6%
25.6%
作業療法士
23.5%
不規則な勤務形態
准看護師
22.2%
施設の立地条件
MSW・PSW
22.2%
その他
理学療法士
21.6%
言語聴覚士
14.2%
医師事務作業補助者
13.0%
臨床検査技師
9.9%
管理栄養士
9.9%
13.9%
6.8%
2025 年 春 闘 7 の 全 産 業 平 均 の 賃 上 げ 率 は
5.25%と 2 年連続で 5%を超えた。一方、2025
年度の病院の平均賃上げ率8は 2.51%と半分程
度の水準にとどまっている。こうした他産業と
臨床工学技士
5.9%
の賃金格差が人材確保のネックの一つになって
診療放射線技師
5.6%
いるといえるだろう。
助産師
その他
また、病院の経営状況9をみると、一般病院の
1.2%
医業利益率は△2.3%とマイナス値であるなど、
9.9%
厳しい経営状況であることから、十分な処遇改
1.2
善に充てるための原資を確保できない病院も少
職員確保が難しい要因
なくないことがうかがえる。
職員確保が難しい要因として、6 割が「他産業
より低い賃金水準」および「近隣の病院・施
設との競合」を挙げる
なお、図表にはないが、指定都市・特別区とそ
れ以外の人口規模別にみると、とくに「地域に
おける労働人口の減少」で 32.0 ポイントもの差
続いて、運営に必要と考える職員数が不足し
がみられた。当然のことながら、人口規模が小
ていると回答した病院が、その要因をどのよう
さい地域では、高齢化と人口流出が顕著である
に考えているのかをみていきたい。
ことから、他産業を含めた人材確保の競争が激
職員確保が難しい要因としては、
「他産業より
しいことが推察される。
低い賃金水準」が 61.7%ともっとも多く、次い
7 日本労働組合総連合会「2025 春季生活闘争 まとめ」
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/2025/houshin/data/matome20250717.pdf?9919
8 四病院団体協議会「2025 年度 医療機関における賃金引き上げの状況に関する緊急調査」
https://ajhc.or.jp/siryo/20250625report.pdf
9 福祉医療機構「≪経営分析参考指標≫
2023 年度決算分-病院の概要-」
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/2023_byouin_shihyouD.pdf
Copyright ⓒ 2025Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
3