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【資料2】第9回検討会における主な御意見について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64009.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第10回 9/29)《厚生労働省》
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第9回検討会における主な御意見(身体合併症)


新たな地域医療構想に精神医療が位置付けられることによって、身体合併症などが地域の協議の場で精神科医療と身体科医療が一体
的な医療提供体制として検討されることが重要。



新たな地域医療構想での検討の場での議論について、抽象的では議論が進まないので、例えば若者の自殺未遂など精神科、身体科の
両方で関わる課題に関しては精神科、身体科で一緒に検討することをガイドラインなどに明記してはどうか。



精神科救急で、夜間に初診の高齢者の場合は、身体的な情報を確認できないので、地域医療構想の議論の中で救急医療の話がされる
場合には、先に頭のCTや心電図や採血などで身体的な情報を得られるシステムを各地域で作ればよいと考える。

○ 精神科救急で身体合併症の患者が受診することも増えているが、それまでにどのような医療を提供されてきたのか分からない状況も
あるので、精神科救急でも、身体科と同様に情報の取扱いの在り方について考えていく必要があるのではないか。


介護施設でもある程度の精神科の症状の治療ができるような連携が必要ではないか。



精神科がない病院もたくさんあるので、地域単位で精神科リエゾンができるような仕組み、制度も考えていく必要がある。配置基準
など、実際に地域でリエゾンを行う場合にはどのような仕組みがあれば現実的に実施可能なのかという観点も必要。



精神科に入院中でも他科受診が可能となるような報酬の仕組みや、精神科の患者を積極的に受け入れている一般病院のインセンティ
ブなども検討することが必要ではないか。



精神科と一般科を分断しないための一体的な診療を受けられる体制を整えていくということを求めていくために、総合総合病院の精
神科や身体合併症の対応の機能強化ということについて、さらに検討してほしい。



検査、治療で内科受診、他科受診が必要になるが、看護職が付き添うと、勤務時間数からこれを除外しないといけないといった現実
的な課題があるので、入院中の高齢患者の受診同行、付き添いについて、医療制度で整えるのが難しければ、医療制度以外の活用など
も含めて検討してほしい。

○ 精神看護専門看護師は一般病院でも心のケアを行うリエゾン精神看護の役割を担うので、精神科を有さない医療機関においても専門
性の高い精神看護専門看護師等の配置と役割発揮を推進することが重要。また、精神科に関する専門性の高い看護師を含むリエゾン
チームや精神看護専門看護師等を地域のリソースとして確保する仕組みづくりを提案する。精神科でも、地域の様々な専門性の高い看
護師等を活用することで、身体合併症患者への対応の充実が期待できることから、地域での体制整備に向けて検討を進めるべき。


精神症状を持った方で透析を必要な人の受皿が限られているという現実がある。身体疾患を診るための垣根を下げて、一般の人なら
受けられる医療を精神症状があっても制限なく受けられる社会にしていく方向に進めていくのがよい。

○ 場合によってはオンライン診療が活用できるような仕組みがあるとよいのではないか。

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