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資料1 高額療養費制度について (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63522.html |
出典情報 | 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会(第4回 9/16)《厚生労働省》 |
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保険者及び医療従事者・学識経験者からのヒアリングにおける主なご意見①
第3回 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会
保険者
保健事業との関係
(注)主な御意見を事務局で整理したもの。(御意見の趣旨を踏まえて文言を整理している。)
○
健康保険組合の保健事業の中には、データに基づいた健康増進事業やジェネリック医薬品の活用、婦人科検診など、国の保
健事業をリードしているものもあり、日本の健康寿命の延伸・医療費の抑制に貢献しているが、高齢化・医療費高騰を背景と
した健保組合の財政悪化は大きな課題。
○ 保険者は、保健事業等を通じ、加入者の生活の安定と福祉の向上を目指して医療保険の効率化を図り、給付内容と費用負担
の適正化に努めており、保健事業の実施は保険者機能として最重要事項。現状の過度な支援金を含め、医療保険制度改革の先
送りは保健事業財源を圧迫し、結果として医療保険制度の持続可能性を損なわせる。
高額療養費制度をはじめとした医療保険制度改革について
○
高額療養費は、現役世代にとっても重要なセーフティネットであるが、医療費が増大し、現役世代の保険料負担が限界にあ
る中で、医療保険制度を維持していくためには、高額療養費制度を含めた幅広い項目について負担と給付の全体の見直しは避
けられない。
○ 高額療養費制度を維持していくために、どのように見直すことが長期にわたり継続して治療を受けられている方々の負担へ
の影響を最小限に抑え、かつ、国民全体の納得感を得られるかについて、丁寧な議論を期待したい。
同時に、高額療養費制度にとどまらず、現役世代の保険料負担の抑制・軽減を図るための制度改革に早急に取り組み、また、
現役世代に納得してもらうための説明に力を入れていただきたい。
○ 高額療養費制度、医療保険制度は経済的な破綻を予防するためのセーフティネットとして重要な役割を担っている一方で、
医療の高度化や高額薬剤の保険適用は、医療保険財政を圧迫している。今後、更なる医療の高度化が進む中で、高額化してい
く医療費の財政の在り方をどのように考えていくか、今一度検討すべき。
○ 現役世代に偏りがちな構造の見直しによる応能負担の徹底、給付と負担の見直しを図るなど、高額療養費制度に限らず、保
険料負担の増加の抑制を図り、持続可能な医療保険制度にするための制度改革は喫緊の課題。
○ 医療費を支える財源は、自己負担、保険料、公費の3つしかなく、高額療養費制度だけではなく、健康保険制度の中で自己
負担・保険料・公費の在り方について検討いただき、医療保険制度を維持していくために、給付を受ける側と負担する側のバ
4
ランスをどう取るかについて丁寧に議論してほしい。
第3回 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会
保険者
保健事業との関係
(注)主な御意見を事務局で整理したもの。(御意見の趣旨を踏まえて文言を整理している。)
○
健康保険組合の保健事業の中には、データに基づいた健康増進事業やジェネリック医薬品の活用、婦人科検診など、国の保
健事業をリードしているものもあり、日本の健康寿命の延伸・医療費の抑制に貢献しているが、高齢化・医療費高騰を背景と
した健保組合の財政悪化は大きな課題。
○ 保険者は、保健事業等を通じ、加入者の生活の安定と福祉の向上を目指して医療保険の効率化を図り、給付内容と費用負担
の適正化に努めており、保健事業の実施は保険者機能として最重要事項。現状の過度な支援金を含め、医療保険制度改革の先
送りは保健事業財源を圧迫し、結果として医療保険制度の持続可能性を損なわせる。
高額療養費制度をはじめとした医療保険制度改革について
○
高額療養費は、現役世代にとっても重要なセーフティネットであるが、医療費が増大し、現役世代の保険料負担が限界にあ
る中で、医療保険制度を維持していくためには、高額療養費制度を含めた幅広い項目について負担と給付の全体の見直しは避
けられない。
○ 高額療養費制度を維持していくために、どのように見直すことが長期にわたり継続して治療を受けられている方々の負担へ
の影響を最小限に抑え、かつ、国民全体の納得感を得られるかについて、丁寧な議論を期待したい。
同時に、高額療養費制度にとどまらず、現役世代の保険料負担の抑制・軽減を図るための制度改革に早急に取り組み、また、
現役世代に納得してもらうための説明に力を入れていただきたい。
○ 高額療養費制度、医療保険制度は経済的な破綻を予防するためのセーフティネットとして重要な役割を担っている一方で、
医療の高度化や高額薬剤の保険適用は、医療保険財政を圧迫している。今後、更なる医療の高度化が進む中で、高額化してい
く医療費の財政の在り方をどのように考えていくか、今一度検討すべき。
○ 現役世代に偏りがちな構造の見直しによる応能負担の徹底、給付と負担の見直しを図るなど、高額療養費制度に限らず、保
険料負担の増加の抑制を図り、持続可能な医療保険制度にするための制度改革は喫緊の課題。
○ 医療費を支える財源は、自己負担、保険料、公費の3つしかなく、高額療養費制度だけではなく、健康保険制度の中で自己
負担・保険料・公費の在り方について検討いただき、医療保険制度を維持していくために、給付を受ける側と負担する側のバ
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ランスをどう取るかについて丁寧に議論してほしい。