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資料1 高額療養費制度について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63522.html
出典情報 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会(第4回 9/16)《厚生労働省》
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患者団体等からのヒアリングにおける主なご意見①
第2回 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会

(注)主な御意見を事務局で整理したもの。(御意見の趣旨を踏まえて文言を整理している。)

患者のおかれている状況について


薬剤費は非常に高額であり、治療を続けないと命に関わることから、高額療養費制度が生きることに直結している。現行制
度においても、所得や家族構成によって日常生活が大きく制限されており、生活が限界にあるという患者・家族もいる。
○ 慢性骨髄性白血病の治療は、高額な分子標的薬を生涯にわたり服薬することが前提となっており、25年近く治療を続けてい
る方もいる。
○ 症状の重い患者にとって、近年登場した生物学的製剤等の新薬は効果が高く、副作用も比較的少ないことから、生活の質が
大きく改善し、社会活動への参画や安定した就労につながっている。しかし、薬代が高額で、家計の負担が大きく、いつまで
この治療を続けられるのかという不安と共存しながら治療を続けている。

高額療養費制度の在り方について
(現行制度に対する認識)


高額療養費は重要なセーフティネットであり、制度の維持を強く望む。他方で、現行制度でも、長期療養者にとっては十分

な役割が果たされていないのではないか。
○ 高額療養費制度は、50年以上にわたり日本人にとって当たり前の制度となっており、なくてはならない制度。他方で、諸外
国と比べても、このような恵まれている制度を擁している国はほとんどなく、その点を今一度自覚することが必要。
○ 以前は、一旦自己負担分(3割分)を支払った上で、その後に償還される制度であったため、どの程度の医療費を支払って
いるか患者自身も自覚していたが、現物給付化されたことによって、患者の利便性は増したものの、自身が使っている医療費
を意識することが少なくなっていると感じる。
○ 保険者が変わった場合に、多数回該当が継続されない点は課題。
○ かねてより、高額療養費制度の多数回該当44,400円の対象となる年収幅(※)が広い点に問題意識を感じており、見直しを要
望してきた。
(※)住民税非課税を上回る水準~年収約770万円が該当(事務局補足)

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