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費-4米国研究製薬工業協会 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60773.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第71回 8/4)《厚生労働省》
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別添7

ICERの基準値に基づく意思決定
不確実を伴うICERの基準値を用いて、価格調整率を機械的に決定するのは日本だけである
PhRMAが考える現行制度の課題
 ICERの値は、分析に用いるパラメータの情報源の選択や数値の精度によって、不確実性が生じる1。
 日本では、ICERの基準値(500万円、750万円、1,000万円/QALY)2が設定され、費用対効果分析で得られたICERの
値が基準値を超えるかどうかで、価格調整率が機械的に決定される。
 費用対効果評価を行っている海外諸国においては、ICERの値のみに基づく意思決定は行われていない3, 4。


海外諸国で実施されている総合的評価(アプレイザル)において、 ICERの値だけでなく、データの不確実性に対する
解釈、医療ニーズなどを複数の立場のステークホルダーと共に結論を出している。

検討いただきたい事項
 ICERの値以外の要素も加味して、総合的に意思決定する仕組みを検討いただきたい。

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Source: 1) https://www.jpma.or.jp/opir/news/070/12.html 2) https://c2h.niph.go.jp/tools/system/overview_ja.pdf 3) Bojke et al. Value in Health. 2009; 12(5):739-749. 4)Bertram et al. Bulletin of the World Health Organization. 2016; 94(12):925-930.