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腸内細菌は樹状細胞を介して腸から離れたがんの免疫環境に影響する 免疫チェックポイント阻害薬の作用に関与する新たな腸内細菌を同定 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2025/0715/index.html |
出典情報 | 国立がん研究センター プレスリリース(7/15)《国立がん研究センター》 |
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のブレーキを外し、T 細胞が本来の力を発揮してがん細胞を攻撃できるようにする薬である。
注 3 CD8 陽性 T 細胞
がん細胞やウイルス感染細胞を直接攻撃して排除する免疫細胞。異物の情報を受け取ると、標的に正
確に向かい、攻撃を行う。攻撃の際には IFN-γやグランザイム B などの細胞を傷害する顆粒を発現し
てがん細胞を直接攻撃・死滅させる。獲得免疫応答の中心的な役割を果たし、キラーT 細胞とも呼ばれ
る。
注 4 腸内細菌叢
私たちの腸の中にすんでいるたくさんの細菌の集まりのこと。人の腸内には、100 兆個以上の細菌が存
在している。近年、これらの腸内細菌がさまざまな病気のかかりやすさや治療効果の違いに関わってい
る可能性が、研究によって明らかになってきている。
注 5 アジュバント(免疫賦活化剤)
免疫をつけたい抗原だけでは十分な免疫反応が起こらない場合に、抗原と同時に投与することで免疫
細胞を強く刺激し、免疫記憶をつくりやすくする成分。
注 6 フローサイトメトリー
サンプル溶液中の細胞を流し、一つ一つ整列させてレーザーを当てることによって細胞表面分子や細胞
内分子の発現を解析する実験手法である。
注 7 自然免疫応答
病原体などが外部から侵入してきた際にその成分に反応して速やかに排除する応答のこと。
注 8 サイトカイン
免疫細胞などから分泌されるタンパク質で、極めて微量で標的細胞に対して作用を示して細胞間の情報
伝達を担う。
注 9 Toll 様受容体(TLRs)
細菌やウイルスなどの特徴的な構造を見分ける受容体で樹状細胞などの自然免疫系の細胞表面上に
発現している。
注 10 クロスプレゼンテーション
自分の細胞の中で作られたもの(自己たんぱく質)ではない異物(がん細胞やウイルスのかけらなど)を、
主に樹状細胞が特殊な仕組みで処理し、CD8⁺T 細胞に「外来たんぱく質」として提示すること。
注 11 前駆細胞
特定の種類の細胞に分化する途中の段階にある細胞のこと。
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注 3 CD8 陽性 T 細胞
がん細胞やウイルス感染細胞を直接攻撃して排除する免疫細胞。異物の情報を受け取ると、標的に正
確に向かい、攻撃を行う。攻撃の際には IFN-γやグランザイム B などの細胞を傷害する顆粒を発現し
てがん細胞を直接攻撃・死滅させる。獲得免疫応答の中心的な役割を果たし、キラーT 細胞とも呼ばれ
る。
注 4 腸内細菌叢
私たちの腸の中にすんでいるたくさんの細菌の集まりのこと。人の腸内には、100 兆個以上の細菌が存
在している。近年、これらの腸内細菌がさまざまな病気のかかりやすさや治療効果の違いに関わってい
る可能性が、研究によって明らかになってきている。
注 5 アジュバント(免疫賦活化剤)
免疫をつけたい抗原だけでは十分な免疫反応が起こらない場合に、抗原と同時に投与することで免疫
細胞を強く刺激し、免疫記憶をつくりやすくする成分。
注 6 フローサイトメトリー
サンプル溶液中の細胞を流し、一つ一つ整列させてレーザーを当てることによって細胞表面分子や細胞
内分子の発現を解析する実験手法である。
注 7 自然免疫応答
病原体などが外部から侵入してきた際にその成分に反応して速やかに排除する応答のこと。
注 8 サイトカイン
免疫細胞などから分泌されるタンパク質で、極めて微量で標的細胞に対して作用を示して細胞間の情報
伝達を担う。
注 9 Toll 様受容体(TLRs)
細菌やウイルスなどの特徴的な構造を見分ける受容体で樹状細胞などの自然免疫系の細胞表面上に
発現している。
注 10 クロスプレゼンテーション
自分の細胞の中で作られたもの(自己たんぱく質)ではない異物(がん細胞やウイルスのかけらなど)を、
主に樹状細胞が特殊な仕組みで処理し、CD8⁺T 細胞に「外来たんぱく質」として提示すること。
注 11 前駆細胞
特定の種類の細胞に分化する途中の段階にある細胞のこと。
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