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令和6年度 救急業務のあり方に関する検討会 報告書 (34 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-151/02/houkokusyo.pdf
出典情報 令和6年度 救急業務のあり方に関する検討会 報告書(3/1)《総務省消防庁》
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速やかな病院連絡に繋がったケース

医療機関の事前準備に繋がったケース
意識がもうろうとし、意思疎通困難であった

活用事例

自転車で転倒し、外傷を負った事例

年齢・性別

50歳代・男性

70歳代・男性

通報内容

自転車を運転中に転倒した。

足がふらつき、意識もうろうの状態。

救急隊到着時の現場
の状況

生命を脅かす外傷は確認できなかったが、持
病など別の要因により転倒した可能性もある
ため、既往歴等を確認する必要があった。

事例

傷病者は意識もうろうの状態であり、意思疎
通が困難な状況。

隊長が詳細な全身観察、受傷した部位の観察
救急隊の活動内容

及び問診を行うのと並行して、別の隊員が持

マイナ救急により確認できた薬剤情報から、

病が無いかどうかマイナ救急により既往歴等

消化管出血による貧血を疑い、緊急内視鏡及

を確認。傷病者に直接質問することなく、マ

び緊急輸血可能な医療機関を選定し搬送し

イナ救急で既往歴等がないことが確認できた

た。

ため、速やかに医療機関に連絡した。
マイナ救急を実施することにより、飲んでい
マイナ救急の有用性
について

傷病者の観察や問診と並行して、マイナ救急
で既往歴等を確認できたため、不必要な質問
をせずに、速やかな病院連絡に繋がった。

る薬が分かり、その薬の効果や症状から病名
を推測し、適切な医療機関を選定することが
できた。また、 搬送先の医師からは、「服薬
情報を事前に得られたため、緊急オペなどの
事前準備ができた」と感嘆された。

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【救急隊員の声】

〇高齢の夫婦のみで、情報収集が困難だったが、マイナ保険証から情報が取得できた。
〇外出先の事故でお薬手帳を所持していなかったが 、薬剤情報が分かった。
〇頭痛の症状が強く会話が困難であったため、マイナ保険証から情報を取得することで、傷病者の負担を軽減できた。
〇意識障害で、情報把握が困難だったが、マイナ救急で既往歴が分かったので、適切な応急処置ができた。
〇意識清明だったため、本人から情報を聴取できたが、マイナ救急で得られた情報と一致していることを確認でき、
情報の正確性の裏付けができた。

【傷病者の声】
〇マイナ保険証で、緊急時に役立つ情報が得られるのは、とても良い取組ですね。
〇過去に受診したことがある病院や服用している薬の情報も記録として残るので、緊急時に便利だと感じました。
〇マイナ救急については広報誌で事前に知っていた。お薬手帳が見つからず、マイナ保険証が役に立って良かった。
〇糖尿病の持病があり、意識がなくなる可能性もあったので、持病が伝えられて助かりました。
〇慌てて、思い出せない情報もマイナ救急で伝えられるので、助かりました。
〇マイナ救急についてラジオで知った。有効活用できるということで、マイナンバーカードを作成したので、実証に
協力しました。
【医療機関の声】
〇傷病者の氏名、年齢等の特定に要する時間が減り、診療に重きを置くことができた。
〇正確な情報は治療に必須なので確実に役立ちます。重複処方の回避にも役立つと考えます。
〇飲んでいる薬が事前に分かったので、緊急オペの事前準備ができた。
〇意識のない患者の場合、救急隊や家族の情報が頼り。独居や身寄りのない高齢者患者が増えているので、事前に情
報が分かるのはありがたかった。

          

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