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【資料1】医療DXの進捗状況について (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59229.html
出典情報 「医療DX令和ビジョン2030」厚生労働省推進チーム(第7回 7/1)《厚生労働省》
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病院の情報システムに関する現状・課題、目指すべき姿
現状・課題
➢ 少子高齢化の進展等により、医療費増加と担い手不足が課題となる中で、
より質が高く効率的な医療提供体制を構築していく必要がある。そのため
には、医療DXを進め、医療情報の共有と利活用を推進することが必要。
一方、コロナ禍以降、病院経営は厳しい状況にあり、特に昨今、病院の
情報システム(電子カルテ、レセコン、部門システム等)関連経費が増加
し、病院経営を圧迫している。
➢ これまで、病院では主にオンプレ型システムを採用。インフラ(サーバー
等)やデータベース、アプリケーションを病院ごとに独自にカスタマイズ
した上に、大規模なシステム更改が必要になるため、昨今の物価・人件費
上昇の中でシステム関連費用の高騰につながっている。
※病院・ベンダーにおけるシステム人材確保も困難になってきている。

➢ また、電子処方箋等の医療DXの各取組を進めていく上でも、オンプレ型で
は、医療機関毎にシステム改修が発生するとともに、生成AI等の最新技術
やサービスを活用する上でも、オンプレ型では一定の制約がある。

令和7年1月22日

第6回「医療DX令和ビジョン
2030」厚生労働省推進チーム

資料3

【オンプレ型システムのイメージ】
院内環境
医療機関・薬局

電子カルテ端末等

院内ネットワーク

電子カルテサーバ等

システム構成
インフラ(サーバ等)、ミドルウェア(データベー
ス等)、アプリケーションを病院ごとに構築

A病院

B病院

C病院

アプリケーション
(パッケージが主流)

アプリケーション

アプリケーション

ミドルウェア
(データベース等)

ミドルウェア

ミドルウェア

インフラ
(サーバ,空調設備等)

インフラ

インフラ

➢ さらに、オンプレ型システムでは、院内のサーバーのセキュリティ対応や
多数の部門システムの外部接続点の確認等に関する病院側負担が大きく、
セキュリティ面の脆弱性が解消できていない。
目指す姿
➢ 情報セキュリティ対策を向上させながら、病院の情報システム費用の低減・上昇抑制を図り、経営資源を医療提供に
振り向けられる体制を整備する。
➢ 情報通信技術の進歩を踏まえ、将来的に、各病院が生成AI等の最新技術やサービスを活用しやすくすることで、医療
従事者の負担を軽減しながら、より安全で質の高い医療を実現できるようにする。
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